小林美恵　ベートーヴェン　ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会　第2回（全3回）　　　　　　　　　　　　　　　Mie KOBAYASHI Plays Beethoven, Vol. 2

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プログラム

All Beethoven Program II

ヴァイオリン・ソナタ 第6番 イ長調 op.30-1
Sonata for Piano and Violin No. 6 in A Major, Op. 30-1
ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 op.30-2
Sonata for Piano and Violin No.7 in C Minor, Op. 30-2
ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 op.30-3
Sonata for Piano and Violin No. 8 in G Major, Op. 30-3
ロマンス ト長調 op.40
Romance in G Major, Op. 40
ロマンス ヘ長調 op.50
Romance in F Major, Op. 50

（休憩あり）
With intermission

出演者

小林美恵（ヴァイオリン）
Mie KOBAYASHI, Violin
秋場敬浩（ピアノ）
Takahiro AKIBA, Piano

みどころ

ロン=ティボー国際コンクールヴァイオリン部門で日本人として初優勝の快挙を成し遂げて以来、日本が誇る実力派ヴァイオリニストとして意欲的に活躍する小林美恵が、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全10曲を3人の魅力溢れるピアニストと3回にわたって繰り広げるベートーヴェン・ツィクルス。全曲を通して聴くことで、ベートーヴェンの創造世界を共にたどり、ヴァイオリンとピアノの様々な対話の豊かな諸相を味わうとことができる。

第2回目は、ロシア音楽に造詣の深い秋場敬浩との共演。当時のロシア皇帝アレキサンダーⅠ世に献呈された密度の濃い作品30の3曲とロマンス2曲が演奏される。6番の成熟した落ち着き、7番の緊迫感、8番の調和のとれた新たな領域、このツィクルスへの鍵となったロマンスと共に充実の一夜が期待される。

小林美恵のメッセージ
ヴァイオリン・ソナタ10曲のうち9曲はベートーヴェンの若い頃の作品です。しかし生涯にわたり「ソナタ」というものに向き合っています。それぞれに違う顔を持ち、順番を追う毎に様々な展開を見せてくれ、その成熟と発展を辿る時、ベートーヴェンはいったい「ソナタ」に何を求めていたのかと思います。どんどん開拓され広がる世界に、ベートーヴェンの意志と内的エネルギーの充溢を感じ、勇気を貰うと同時に、ベートーヴェンの深化と純化された到達を体験することは、私達の生きる指針となり、その体現は演奏家の使命だと思うのです。

ピアニスト紹介
こんなに音程のいいピアニストを私は知りません。たとえ調律のされていないような、どんなピアノでも、ベルベットのような感触でヴァイオリンを包みこみ、調和した響きを生み出します。長い指で、どんな魔法を使っているのかしらと思います。ロシア音楽を得意とする秋場さんとは、ベートーヴェンが当時のロシア皇帝、アレクサンダー一世に捧げた内容の濃い作品30の3曲とロマンスを。待ち切れません。（小林美恵）

チケットについて
プロアルテケトにて座席指定券のお取り扱い。（事前決済のみ。当日券の販売はありません。）

お問い合わせ先

「真鶴音楽会＋実行委員会」メールアドレス　　info.miekobayashi2020@gmail.com