現在に蘇る薩摩の士魂（Vol.2）― 天吹・薩摩琵琶・野太刀自顕流の真髄 ―

チケットの種類・料金帯

プログラム

演奏＆解説
◆鹿児島の笛「天吹」
◆薩摩琵琶

デモンストレーション＆解説
◆野太刀自顕流

出演者

講師：白尾國英（天吹）・上川路直光（薩摩琵琶）・伊東丞士（野太刀自顕流）
出演者：赤﨑紳一・柚木盛吾・柚木陽・柚木ひかる
企画・司会：渕上ラファエル広志

みどころ

　昔から鹿児島において、天吹・薩摩琵琶・自顕流は、武士の精神・身体を総合的に形成する伝統的な修養体系として重んじられてきた。自顕流の打ちかかるときの叫びは猿叫と呼ばれ、あくまでも実戦的である。その激しさは薩摩琵琶によって涵養された倫理観と精神性に支えられ、天吹の素朴な響きは激烈な情動を鎮め、この三者が一体化されて、薩摩隼人の骨格が形作られたのである。
　昨年度の公開講座「幻の笛『天吹』の復元演奏―現代に蘇る薩摩の士魂（Vol.1）―」では、失われた天吹曲の復元初演を通じて、その伝統の一端を現代に蘇らせ、《チゴデレ》の再生を実現した。本年度は「現代に蘇る薩摩の士魂」Vol.2として、天吹・薩摩琵琶・自顕流の三点が揃って東京で公開される初めての機会となる。鹿児島に根づく文化的レガシーが持つ貴重な地域性を保持しつつ、その伝統を学術的視点からあらためて捉え直すための交流の場になる。

お問い合わせ先

メールアドレス：minken@tokyo-ondai.ac.jp
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