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プログラム
G.ビゼー / 『アルルの女』第1組曲
(G. Bizet / L'Arlésienne Suite No.1)
F.プーランク / バレエ音楽『牝鹿』組曲
(F. Poulenc / Les Biches Suite)
<休憩(20分)>
C.サン=サーンス / 交響曲第3番『オルガン付き』
(C. Saint-Saëns / Symphony No. 3 "Organ Symphony”)
出演者
指揮:田部井 剛
オルガン:大木 麻理
管弦楽:ポロニア・フィルハーモニー管弦楽団
みどころ
演奏会の幕開けを飾るのは、ジョルジュ・ビゼーの《「アルルの女」第1組曲》。アルフォンス・ドーデの戯曲『アルルの女』のために書かれた劇付随音楽から、ビゼー自身が選び抜いた4曲で構成されています。南フランスのプロヴァンス地方を舞台に、素朴な民謡の旋律や色彩豊かな管弦楽法によって、土地の風土や人々の暮らし、そして物語に潜む情熱と悲劇性を鮮やかに描き出します。冒頭の《前奏曲》では力強い旋律が堂々と響き、《メヌエット》や《アダージェット》では優美で繊細な表情が広がります。終曲《カリヨン》の華やかな響きまで、親しみやすい旋律美とドラマティックな魅力を存分に味わえる、ビゼーの管弦楽作品を代表する名作です。
続いて演奏するのは、フランシス・プーランクのバレエ音楽《「牝鹿」組曲》。1923年、ロシア・バレエ団(バレエ・リュス)のために作曲されたバレエ音楽をもとにした作品で、第一次世界大戦後のパリに花開いた、軽やかで洗練された文化の空気を映し出しています。若い男女が集う社交の場を背景に、洒脱なリズムや透明感のある響き、時に皮肉を交えたユーモアが次々と展開されます。新古典主義的な明快さと、フランス音楽ならではの優雅な色彩感が絶妙に溶け合い、親しみやすさの中にもプーランク独自の機知と繊細さが光ります。華やかな舞踏の気分と都会的な遊び心に満ちた、20世紀フランス音楽の魅力を伝える一作です。
後半には、カミーユ・サン=サーンスの《交響曲第3番「オルガン付き」》をお届けします。1886年、ロンドンのフィルハーモニック協会の委嘱によって作曲されたこの作品は、交響曲の伝統的な形式に壮大なオルガンの響きを取り入れた、サン=サーンスの代表作です。ピアノも効果的に用いられ、緻密な構成と華麗な管弦楽法が、独創的な音響世界を生み出します。前半では、重厚な旋律や躍動的なリズムが交錯し、音楽に深い陰影と緊張感をもたらします。そして終盤、オルガンが壮麗に響き渡ると、ピアノのきらめきとオーケストラの力強い響きが一体となり、圧倒的な高揚感の中でフィナーレへと突き進みます。古典的な均整美とロマン派ならではの壮大なスケールが結実した、交響曲の魅力を存分に堪能できる傑作です。
南フランスの風土と人間ドラマ、パリの華やかな社交文化、そしてオルガンが切り開く壮麗な音響世界。時代も個性も異なる三つの作品が、フランス音楽の多彩な魅力を浮かび上がらせます。色彩豊かな管弦楽の響き、洗練されたリズムと機知、そして圧倒的なスケールを持つ交響曲。それぞれの作品に息づく物語と音楽の個性が響き合い、一つの演奏会を鮮やかに彩ります。
動画
このイベントに関するお問い合わせ先
メールアドレス:paulownia.orch.ad@gmail.com
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