8月＜刀剣鑑賞会＞刀宴会：古伯耆/信國/月山/豊州住了戒秀能作/ 舞草

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購入方法について

プログラム

youtube チャンネル「刀剣庵」の講師むーやんによる刀剣の講義です。
日本刀５振りを鑑賞します。
鑑定士のむーやんによる特別講義を限定5名の少数で受講することができます。

出演者

youtubeチャンネル 「刀剣庵」出演講師
鑑定士：むーやん

みどころ

【講義に使用する鑑賞刀】

■古伯耆
紹介動画：https://youtu.be/hgD8YpdPUIo
古伯耆とは、現在の鳥取県である伯耆国で平安時代後期〜鎌倉時代前期にかけて活躍した刀工群およびその作刀を指します。
古伯耆の代表刀工として、天下五剣のひとつ「童子切」を作刀した安綱が挙げられます。
安綱を筆頭に、その子と伝わる真守、孫と伝わる貞綱なども代表工とされます。
同時期に活躍した刀工としては、山城国の三条宗近、備前国の友成、筑後国の三池光世らが相当します。

■信國
紹介動画：https://youtu.be/uRsbKxQP0WY
信国一門の開祖は、山城国で活躍した貞宗三哲の１人、山城信国です。
これを初代信国とし、南北朝時代以降、室町時代中期頃まで６代続きました。
同時期には初代信国の弟とされる信国は越後へと移住、一方で室町時代初期頃になると信国一派の一部が豊前へと移住、さらに江戸時代になると筑前へと移住します。
一大派閥だったことから、信国と名乗る刀匠が何名いたのかは不明です。
銘文を収めた書籍である土屋押形によれば、信国だけでなんと50ページにもおよび、その中には「どこの信国だろうか」といった記載もあるほどです。
今回ご紹介する信国については、これからお伝えする情報から豊前信国と推察されますが、みなさんなりに考察をしてみてください。

■月山
伝承によれば、出羽国月山（山形県中央部にある山、出羽三山の１つで修験道の聖地）の霊場に住んだ鬼王丸を祖とし、以来月山の麓では刀鍛冶が栄えました。
鎌倉時代〜室町時代にかけて、月山の銘を刻んだ刀剣は実用性の高さと海の波のような綾杉肌の美しさの両面から全国に広まり、この刀工集団を「月山鍛冶」、その作品を「月山物」と呼びました。

幕末に大坂に移住した系統が現代まで残っており、現在は奈良県を拠点として活動しています。

■豊州住了戒秀能作
山城国（京都府）で活躍した来国俊の子と伝わる了戒、その弟子である久信、そして久信の弟子である能定が山城国から豊後国（大分県）に移住したのを開祖として【筑紫了戒一門】を築きました。
本作は開祖能定の孫に相当した刀匠となります。
姿を見ると、反りが大きく、切先が小さく、身幅は細めであるが、これは当時の公家や貴族などが好んだ格好の太刀で「公家太刀」とも呼ばれています。
実戦には用いずに、権力の象徴や自身のステータスの誇示のために佩刀したため、実際には使用されていません。

■舞草
紹介動画：https://youtu.be/lEeeHTun1I4
東北地方では、朝廷による支配を拒否し、独自の文化と生活スタイルを持った蝦夷と呼ばれる人々のお抱え鍛冶として舞草、月山、玉造、宝寿と呼ばれる鍛冶集団が繁栄を続けていたと伝わります。
今回ご紹介する舞草一派は、岩手県一関市を拠点とした鍛冶集団で、奥州鍛冶の中心を成した鍛冶となります。
大和伝の祖となった鍛治集団とも、また相州伝の祖となった鍛治集団とも言われることがありますが、おおよそ活躍した時代は分かっているものの、はっきりとした実態は未だに分かっておらず、謎に包まれた一派であると言われています。
有名な作品としては、源氏に伝わる宝刀「髭切」が挙げられますが、伯耆国安綱が作刀したとも伝わり、舞草一派の作なのか、安綱の作なのか、未だに意見が分かれているそうです。
このあたりも謎に包まれていて興味深いですよね！

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