開場/開演情報・チケット販売期間
チケットの種類・料金帯
全-料金帯
0円 ~ 0円
プログラム
くにおんフォルテピアノサマースクール
国立音楽大学の学部生・大学院生、および附属中学校・高等学校の生徒を対象に開催する体験プログラムです。
作曲家たちが活躍した時代のピアノ (フォルテピアノ) を用い、当時の音色やタッチを体験しながら、演奏解釈への理解を深めることを目的としています。
サマースクールの期間中のレッスンの聴講および修了演奏会は、事前予約のうえどなたでもお越しいただけます。
レッスンや演奏会を通じて、ピリオド楽器を学ぶ意義を広く共有する機会となることを願っています。
■使用楽器:アントン・ワルター製 (約1795年) の複製 (2025年、太田垣至氏製作)
■講師:平井千絵、飯島聡史
■課題曲:モーツァルト ピアノソナタKV332 2楽章など(後日掲載いたします受講曲一覧をご参照ください)
出演者
講師演奏
・平井 千絵(ひらい ちえ)
桐朋学園大学ピアノ科卒業後、フォルテピアノの幻想的な音色との運命的出会いが、その世界に進む決意を固めさせる。 オランダ政府給費留学生、文化庁在外派遣研修員としてオランダ王立音楽院古楽科フォルテピアノ科で学び、修士課程を栄誉賞付き首席で卒業。
在学中に、師・ホッホランド氏の代役で急遽出演したリサイタルがきっかけとなり、 欧州での演奏活動を開始。主要な国際音楽祭、テレビやラジオ(フランス放送、オーストリア国営放送など) に、ソリスト、 室内楽奏者として出演し、「その透明で軽やかな真珠のような演奏は、彼女の音楽的直感と衒いのない名人芸を伝えた」(Wiener Zeitung)など各国のメディアで絶賛された。
2003年に日本デビュー。以来、ソロ、アンサンブルなど多彩な活動を展開し、チェロの鈴木秀美氏とのデュオでは、2006年文化庁芸術祭優秀賞を受賞。ソロでは、銀座・王子ホールぶらっとコンサートシリーズに抜擢され、6回にわたって新鮮な視点で古典派~ロマン派の音楽を紹介した。 2008~12年、アムステルダム音楽院やオランダ王立音楽院での学内試験審査員を務め、プラハやアムステルダムなどでマスタークラスを行った。2012年帰国後もフォンティス大学でのマスタークラス、Geelvinck国際フォルテピアノシンポジウムでの発表など、欧州での活動を続けている。
これまでに国内外で15枚のアルバムをリリース。ルネサンスから現代までの作品を時代に捉われない感性で編んだ「Dream」をはじめ、現在進行中の、モーツァルトのピアノ・ソナタ全曲録音 『Mozart Speaks』の多くがレコード芸術誌特選盤選出など、各方面で高く評価される。NHKハイビジョン「ハイビジョンクラシック倶楽部」、NHKBS2「クラシック倶楽部」、「らららクラシック」、「クラシックTV」などに出演。
YIAP国際コンクール(ベルギー) 第1位、ブルージュ国際古楽コンクール第3位、ファン・ヴァッセ ナール国際室内楽コンクール第3位。第5回かながわ音楽コンクール ピアノ部門総合第1位受賞。第7回園田高弘賞ピアノコンクール準園田高弘賞・奨励賞受賞。
東京藝術大学古楽科、国立音楽大学、各非常勤講師。
・飯島 聡史(いいじま さとし)
国立音楽大学音楽学部を経て、同大学大学院音楽研究科修士課程を首席で修了。修了時、最優秀賞及びクロイツァー記念賞を受賞。その後、同大学大学院音楽研究科博士後期課程においてショパンに関する演奏と研究によって博士号(音楽)を取得。
第5回ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ記念国際ピアノコンクール(ポズナン)や第3回ポーランド音楽国際コンクール(ジェシュフ)にてディプロマ賞を受賞する他、浜松国際ピアノフェスティバル、ショパン・フェスティバル in 表参道、アジア国際ピアノフェスティバル(ソウル)等、国内外において多数出演。
活動はモダンピアノに留まらず、フォルテピアニストとしても活躍し、第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール(ワルシャワ)での演奏は審査員であるトビアス・コッホ氏から「特別な何かを持っていた」と評される。
また、研究活動としては、ショパンやピアノ教育に関する学術論文やピティナ・ピアノ曲事典等、多数執筆。このような演奏及び研究活動は高い評価を受け、日本学術振興会科学研究費助成事業(研究活動スタート支援及び若手研究)や(公財)戸部眞紀財団研究助成事業における研究代表者としても採択される。
中国ユース音楽コンクール、ヤマハジュニアピアノコンクール、カワイ音楽コンクール、ピティナ・ピアノコンペティション及びアジア国際ピアノコンクール(ソウル)各審査員。国立音楽大学大学院音楽研究科非常勤助教、広島文化学園大学学芸学部音楽学科専任講師を経て、現在埼玉学園大学人間学部専任講師。
お問い合わせ先
電話番号:042-535-9574
お問い合わせフォームURL:https://www.gs.kunitachi.ac.jp/contact/inquiry.php
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