メルクルディ・フィルハーモニー管弦楽団　第20回定期演奏会

チケットの種類・料金帯

プログラム

モーツァルト:「魔笛」序曲
シューベルト:交響曲第7(8)番「未完成」
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」

出演者

メルクルディ･フィルハーモニー管弦楽団
指揮:石川和紀

みどころ

8月31日（日）、練馬文化センター大ホールにて、入場無料の演奏会を開催いたします。プログラムはベートーヴェン交響曲第5番ハ短調作品67「運命」、シューベルト交響曲第7番ロ短調D759「未完成」、そしてモーツァルト歌劇《魔笛》K.620序曲です。ベートーヴェン「運命」は、冒頭の短短短長の動機がソナタ形式の提示部から展開部・再現部、さらには全楽章を通じて循環的に現れ、動機労作（Motivarbeit）の典型例として楽曲全体を統一する革新性を示しています。シューベルト「未完成」は、二楽章構成ながら精緻なオーケストレーションと柔和な旋律線によって、ロマン派的和声語法と深い叙情性を先取りする作品であり、特に第1楽章におけるロ短調主題と属調ヘ長調の抒情的対比が顕著です。低弦のオスティナート的動機と木管群の旋律処理は、後期ロマン派的音響を先駆けるものといえます。モーツァルト「魔笛」序曲は、荘重な和音による序奏に続き、対位法的技法によるフーガが展開され、啓蒙思想やフリーメイソン的象徴を内包する点で特異な位置を占めます。本公演はアマチュア主体ながら10名以上のプロ奏者を迎え、三大巨匠の楽式構造を重視した解釈とともに、作品の内在的論理を響きとして再現いたします。

お問い合わせ先

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