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プログラム
研究発表者: 石井 美紀 (チェンバロ)
L.クープラン:〈組曲イ短調〉より
プレリュード・ノンムジュレ / アルマンド / クーラント / サラバンド / ピエモントワーズ
J.J.フローベルガー:パルティータ ニ短調 FbWV 602
G.フレスコバルディ:トッカータ第3番
D.スカルラッティ:ソナタ k.491 / k.492
研究発表者: 佐藤 百花 (ヴィオラ)
共演: 淵野日奈子 (ヴァイオリン)/去川 聖奈 (ヴァイオリン)/山岸 彩子 (チェロ)
G.プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》 より 〈ムゼッタのワルツ〉
G.プッチーニ:弦楽四重奏曲「菊」
G.プッチーニ:3つのメヌエット
出演者
石井 美紀(講師)チェンバロ
武蔵野音楽大学器楽学科卒業。ピアノを平尾はるな、R.カヴァイエ、J.P.セヴィアの各氏に師事。卒業後東京混声合唱団等の共演者として活動するほか、日本オペラ振興会・二期会等で音楽スタッフとして多数のオペラ公演に携わる。現在、チェンバロを加久間朋子、オルガンを千葉葉子の各氏に師事し、研鑽を積んでいる。2025年2月、フィレンツェにてオッタヴィアーノ・テネラーニ氏のチェンバロ・マスタークラス修了。現在、昭和音楽大学講師。日本チェンバロ協会会員。
研究発表の意図・目的
本学での職務の過程でチェンバロ(クラヴサン)に出会い、オペラ公演のセッコ・レチタティーヴォにおいて、またメサイア公演におけるチェンバロパートでの共演の機会をいただきました。ピアノの前身となる楽器ですが、全く異なるその構造と発音原理であることを知り、よりよい演奏の為に、様式(時代や国の違い)と相応しいタッチを深く研究することが必須であると感じてまいりました。レッスンを受け、今年2月にはフィレンツェでのマスタークラスを修了した成果を発表させていただくことで、演奏力の向上を目指したく思います。バロック期は通奏低音の時代と言われますが、その反映を含むフランス鍵盤音楽の大きな特徴であるプレリュード・ノンムジュレ(拍節や小節線の無い記譜法)と、イタリアにおけるトッカータ等の即興姓に着目して選曲します。これらの曲のアルシス・テーシスに向き合うことにより、表現し得る音楽の幅を拡げていけることを目指します。
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佐藤 百花(研究員)ヴィオラ
桐朋学園大学音楽学部卒業。Asian Youth Orchestra2024に参加、天津ジュリアード音楽院で研鑽を積み、アジア12都市でのコンサートツアーで演奏。小澤征爾音楽塾にてセイジ・オザワ松本フェスティバルに出演。調布国際音楽祭、横浜山手芸術祭で室内楽コンサートを企画。第5回スペイン・中南米音楽国際コンクールヴァイオリン部門入賞。ヴァイオリンを戸田弥生、三浦道子、大川幸子の各氏に、ヴィオラを小野富士の各氏に師事。現在、昭和音楽大学合奏研究員。
研究発表の意図・目的
本学で研究テーマとしているヴィオラ演奏と合奏の技術を向上させ、また授業内で取り組んている内容への理解を深めることを目的としています。合奏の授業内でプッチーニの歌劇《ラ・ボエーム》の練習をしており、そのロマンティシズムに触れ、プッチーニの音楽性をより深く知りたいと思いました。プッチーニの作品ではオペラが主だっていますが、その和声やメロディー、オーケストレーションのルーツや特性を器楽の視点から探ることで、作曲家の音楽性への多面的な理解につながると考えております。弦楽四重奏は音楽の構成する要素を集約することのできる編成であり、また室内楽の中でも古くから多くの作曲家に研究と採用をされてきた重要な編成でもあります。合奏の研究で欠かせない分野として積極的に取り組みたいと思います。また、同一の作曲家による異なる作風の演奏を通じ、ヴィオラの演奏における音色のヴァリエーションやフレージングの向上を図ります。
淵野日奈子(講師)ヴァイオリン
大分県出身。昭和音楽大学音楽学部に特待生として入学し、優等賞を得て卒業。同大学院修士課程を学長賞を受賞し首席修了。第15回九州音楽コンクール金賞、併せて最優秀賞受賞。第30回全日本ジュニアクラシックコンクール全国大会弦楽器部門大学生の部において第2位受賞。ヴァイオリンを篠﨑永育、岩崎裕子、篠崎史紀の各氏に、室内楽をジェラール・プーレ氏に師事。現在、昭和音楽大学講師。同大学附属ストリングスアカデミー講師、同大学附属音楽・バレエ教室講師。
去川 聖奈(研究員)ヴァイオリン
熊本県出身。昭和音楽大学音楽学部卒業。ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2020 in tokyo第2位及びヘンレ賞、全日本学生音楽コンクール北九州大会第3位、全九州高等学校音楽コンクール及び熊日学生音楽コンクールグランプリ、熊本県高等学校文化連盟文化功労賞、優秀芸術文化賞等受賞。ヴァイオリンを打越公美、篠崎永育、岩崎裕子、篠崎史紀の各氏に、ヴィオラを松実健太、室内楽を小森谷巧、篠崎由紀、菅野博文、松実健太、木村恭子の各氏に師事。現在、昭和音楽大学研究員。同大学附属音楽・バレエ教室講師。
山岸 彩子(講師)チェロ
フェリス女学院大学音楽学部卒業。在学時学内で選抜されオーケストラと共演、奨学金受賞、室内楽演奏会・卒業演奏会に出演。卒業後、ハンガリー国立リスト音楽院へ留学。ブダペスト春の音楽祭やアルペ=アドリア国際室内楽音楽祭に招聘され、ヨーロッパ各地でソロや室内楽の演奏会に出演。これまでにソリストとして神奈川フィル、フェリス室内合奏団などと協演。チェロを藤村俊介、Csaba Onczay、菅野博文の各氏に師事。昭和音楽大学講師。横浜音楽文化協会会員。
お問い合わせ先
メールアドレス:ticket@tosei-showa-music.ac.jp
電話番号:0449539865
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