開場/開演情報・チケット販売期間
チケットの種類・料金帯
全-料金帯
0円 ~ 0円
プログラム
モーツァルト: ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長調 K.292
モーツァルト: 弦楽四重奏曲 No.3 ト長調 K.156
シュポア: ファゴットと弦楽のためのアダージョ ヘ長調
モーツァルト: 弦楽四重奏曲 No.19 ハ長調 「不協和音」K.465
モーツァルト: ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191
ドニゼッティ(トラーニ編):
オペラ「ランメルモールのルチア」の主題によるファンタジー
出演者
パトリック・デ・リーティス (ファゴット) PATRICK DE RITIS, Fagott
8歳からピアノとファゴットを学び、ローマのサンタ・チェチリア音楽院及びザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でファゴットを学んだ。その後、1990年から2025年1月まで35年にわたってウィーン交響楽団の首席ファゴット奏者としてクラウディオ・アバド、リッカルド・ムーティ、ロリン・マゼール、マリス・ヤンソンス、ウラディミル・フェドセーエフはじめ、世界的指揮者と共演して来た。ソリストとしては、ローマのサンタ・チェチリア、スイスのルガーノ、モスクワ・ラジオ交響楽団サン・パウロ州立交響楽団などに招かれている。1993年にはウィーン交響楽団の管楽器奏者から成る室内楽団「European Wind Soloists」を創設し、それ以降、ディレクターとして、また室内楽奏者としても活躍している。また指揮者としても1998年にブダペストのマタフ劇場の指揮コンクールで優勝。以来、ウィーン交響楽団、ブラティスラヴァ放送交響楽団、ルブリン交響楽団、ビュルツブルク歌劇場交響楽団などを指揮している。2020年以降、ウィーンの「楽興の時」コンサートシリーズの芸術監督を務めている。教育者としては25年にわたりイタリアのペスカーラ大学でファゴット及び室内楽の講師を務めるほかイタリア、スペイン、ドイツ、ロシア、トルコなどの各地で精力的にマスタークラスを実施している。
澤クヮルテット (弦楽四重奏団) SAWA QUARTET
1990年11月に結成され、91年春のコンサート・ツアーでセンセーショナルなデビューを飾る。以来、現在に至るまでメンバーの交代はなく、不動のメンバーで春秋のツアーを中心に充実した活動を展開している。92年、93年、95年、97年に、20世紀最高の弦楽四重奏団のひとつ、アマデウス弦楽四重奏団メンバーとの共演による“アンサンブル・アマデウス”
演奏会が好評を博する他、イェルク・デームス(ピアノ)、アルフレッド・プリンツ(クラリネット)、ペーター・レーゼル(ピアノ)ら世界的巨匠とも共演を果たす。海外においても、94年、97年、99年に国際交流基金の助成を受けてドイツ・オーストリア・イギリスへの演奏旅行を行い、大成功を収める。結成 10周年の 2000/2001年のシーズンには、ベートーヴェンの弦楽四重奏全曲チクルス(全6回)に取組み、注目を集めた。更に、96年より長岡リリックホールのアソシエート・アンサンブル、97年より豊田市コンサートホール室内楽シリーズのホスト役を務め、様々な企画で内外の一流アーティストと共演を重ねている。また、各地の音楽講習会を通じ、青少年やアマチュア音楽家、若手演奏家の育成にも積極的に取り組んでいる。「イサン・ユン最後の室内楽」、「わが生涯(スメタナ)/アメリカ(ドヴォルザーク)」などのCD録音でも高い評価を得ており、2018年には「シューベルト:弦楽四重奏曲第13番『ロザムンデ』&第 14番『死と乙女』がリリースされ、レコード芸術誌で特選盤に選出された。
澤 和樹 (第1ヴァイオリン) KAZUKI SAWA, 1st Violin
1979年、東京藝術大学大学院修了。安宅賞受賞。80年より文化庁在外研修員としてロンドンにて研鑽を積む。ロン=ティボー、ヴィエニアフスキ、ミュンヘンなどの国際コンクールに入賞。イザイ・メダル、ボルドー音楽祭金メダル受賞などヴァイオリニストとして国際的に活躍。84年、東京藝大に迎えられるとともに本格的な演奏活動を開始。89年、文部省在外研究員としてロンドンの王立音楽院に派遣され、さらに研鑽を重ねる。この時期、アマデウス弦楽四重奏団メンバーとの出会いにより澤クヮルテットの結成を決意する。96より指揮活動を開始し、98年より千里フィルハーモニア・大阪常任指揮者。また、九州交響楽団、東京フィル、日本フィル、札幌交響楽団、紀尾井ホール室内管弦楽団などでも客演し、好評を博する。2004年に和歌山県文化賞受賞。16年より22年3月まで東京藝術大学長。現在、東京藝術大学及び英国王立音楽院名誉教授、昭和音楽大学客員教授。
大関博明 (第2ヴァイオリン)HIROAKI OSEKI, 2nd Violin
1972年国立音楽大学を卒業。在学中にオランダ、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団への入団試験に合格し、卒業後直ちに入団。その後75年ドイツ、マンハイム州立歌劇場管弦楽団、76年バンベルク交響楽団に入団。79年群馬交響楽団にコンサートマスターとして招かれ帰国。80年に始まった草津国際音楽フェスティバルに第1回から参加し、多くの世界的アーティストと共演する。87年群馬交響楽団を退団し、同年より母校国立音楽大学で教鞭を執り、2015年まで同大学教授。2015年まで6年間、東京藝術大学講師。豊田市ジュニアオーケストラ創立以来2017年まで指導者、紀尾井ホール室内管弦楽団団友。
市坪俊彦 (ヴィオラ)TOSHIHIKO ICHITSUBO, Viola
東京藝術大学附属高校、同大学を経て、1992年同大学大学院を修了。大学内にて安宅賞を受賞、藝大フィルとバルトークのヴィオラ協奏曲を共演し注目される。在学中からの澤クヮルテットの活動に加え、現在は紀尾井ホール室内管弦楽団、東京クライスアンサンブルのメンバーを務めておりライナー・ホーネック(ヴァイオリン)、アントワン・タメスティ(ヴィオラ)をはじめ、世界的アーティストとの共演を重ねるなど、活発な演奏活動をおこなっている。また今井信子氏主宰の「ヴィオラ塾」や、クープラなどイタリア各地の講習会・音楽祭に講師として招かれる等、後進の育成にも積極的に取り組んでいる。東京藝術大学教授、沖縄県立芸術大学非常勤講師。
林 俊昭 (チェロ)TOSHIAKI HAYASHI, Violoncello
桐朋学園高校を卒業後、ボストン大学を経て、渡欧。ナヴァラ、フルニエ等の巨匠に師事。サンタ・チェチーリア音楽院を最優秀で卒業。その間、夫人のピアニスト林由香子とのデュオで数多くの国際コンクールに優勝・入賞し、デュオ・ハヤシとしてイタリアを中心に演奏活動を展開。またローマ合奏団に2年間在籍し、国立サンタ・チェチーリア管弦楽団で特別契約団員を7年間務める。1987年、大阪フィル首席チェリストに就任し帰国。第2~4回「1000人のチェロコンサート」のコンサートマスター。2003年からイタリア各地の国際音楽祭に定期的に招かれ、2011年に長年の活動を賞しイタリア・フェルモ市より「ジョルダニエッロ賞」が授与。2013年にイタリアで「デュオ・ハヤシ国際コンクール」を創設。東京藝術大学チェロ科と室内楽科講師を 18年務め、2022年まで徳島文理大学教授。紀尾井ホール室内管弦楽団団友。
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