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プログラム
西洋音楽発祥の地
伊東マンショがヨーロッパで聴いた音楽 他
出演者
竹井 成美[レクチャー]
宮崎大学名誉教授。故郷大分が「西洋音楽発祥の地」であることにこだわり、大分中世音楽研究会の指導・指揮を通して、16世紀の東西交流史を音楽的視点から研究・発表している。著書に『南蛮音楽その光と影~ザビエルが伝えた祈りの歌』(1995、音楽之友社)『音楽を見る!~教育的視点による平均律・五線譜・ドレミの誕生の歴史』(1997、音楽之友社)など。私家版CDを添付した『マンショからオラショまで(その1)(その2)』『サカラメンタ提要が語るもの』などがある。
大分中世音楽研究会[合唱]
1981年に創設され、今年44年目を迎えた。2005年には、1605年に長崎で出版された『サカラメンタ提要』に記された19曲のグレゴリオ聖歌を14年かけて演奏会で披露した。毎夏の「ゆふいん音楽祭」の金曜日の午後は、「ゆふいん西洋音楽探訪」というコーナーが定着し21年間担当してきた。 https://sites.google.com/view/tyuonken
松本 富有樹[ギター]
ギターを中野義久、レオナルド・ブラーボ、福田進一各氏に師事。2011年よりスイス・バーゼル音楽院に留学し、パブロ・マルケス氏に師事。2015年学士試験を満場一致の最高点にて卒業。2017年よりバーゼル・スコラカントルムにて巨匠ホプキンソン・スミス氏に師事し、ルネッサンスギター、バロックギター、19世紀ギターなど各時代のギターを学ぶ。2019年に完全帰国。
高本 一郎[リュート]
フランス国立ストラスブール音楽院にてリュートを学ぶ。国内外の著名な音楽家と共演を重ね、ヨーロッパ、アジア諸国で公演多数。’08年ルーヴル美術館にてソロ公演。フランス及び国内のTV・ラジオ出演、オペラ、バレエ、能狂言、歌舞伎、演劇、落語、講談、朗読の舞台に参加。国内外の音楽祭、オーケストラ公演に度々招聘される。リュートの新しい魅力を引き出すべく作曲活動にも専心。リリースした多くのCDは「レコード芸術」特選盤、フランス&英国のラジオ放送、フランスリュート協会推薦盤、ANA国際線機内オーディオ&AIR-DO機内テーマ曲、TOKYO-FMのラジオ番組テーマ曲に取り上げられるなど、国内外で高評を得る。大阪音楽大学付属音楽院講師。『読売ギターコンクール』銀賞受賞。
みどころ
大友宗麟の時代に西洋由来のキリスト教会音楽が鳴り渡った大分ですが、バテレン追放となるや、由布岳を超えた盆地が隠れキリシタンの里となりました。由布院町内には、今も60を越える十字架の墓石が並んでいます。そんな西洋文化伝承の地で開催される「ゆふいん音楽祭」では、日本に伝わった最初期の西洋音楽の姿を今に伝える大分中世音楽研究会が、乱世の時代にこの地で響いた音楽らを毎夏披露してきました。「日本西洋音楽発祥の地」で活動を続けたこの団体が、久々に夏のホームベースに戻り、団として最後の歌声を響かせます。ここ湯布院町で育ち、子供の頃から中世のハーモニーに触れ、今はその時代の音楽を専門とする若きギター奏者も参加、音楽祭の歴史そのもののような特別な時間となるでしょう。
(音楽ジャーナリスト 渡辺和)
お問い合わせ先
メールアドレス:yufuinmusicfes@gmail.com
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