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プログラム
創作狂言「井戸茶碗」 シテ:井上松次郎
ある日主人のもとを道具屋が訪ね、口上手にごまかして高価な茶碗を売りつけようとしています。そこへ帰宅した妻は、縁日で買ってきた安価な茶碗と瓜二つだと云い、目利きならばどちらが持参した茶碗か当ててみよと、二つの茶碗を並べ替えると・・・。(狂言共同社WEBサイトより)
FM愛知の創立者で陶芸研究家でもある本多静雄が1989年に原作を執筆。四世井上菊次郎ら狂言共同社の同人たちによって研究され、より洗練された形になりました。茶道具の見立てという趣味人の風流な要素が、狂言ならではのおかしさにマッチした洒脱な作品です。本多静雄が豊田市や東濃の陶芸に関する説話をもとに創作した狂言はほかにも、「狐山伏」「三国山」「狛犬盗人」などが試演されています。
能「忠度」 シテ:衣斐 愛(宝生流)
かつて藤原俊成に仕えていた西国行脚中の僧が、須磨の浦で桜の若木に花を手向ける老人に出会います。老人はこの地で平忠度が討ち死にしたのだと教え、今夜は忠度の辞世の和歌に倣い桜の木陰で休むよう勧めます。僧の夢の中に忠度の亡霊が現れ、都落ちの際に和歌の師である俊成に自作を託したが、平家が「朝敵」であるゆえに『千載集』では自分の歌が「詠み人知らず」とされた無念を嘆きます。忠度の霊は一の谷の合戦で討ち死にした様子を語ると、僧に回向を頼んで消えていきます。
最期の戦に及んで、武具に「行きくれて木の下かげをやどとせば花やこよひのあるじならまし」との歌を結わえておいた忠度。武将として以上に歌人として名を残すことを望む、芸道への強い執心を描いた能です。忠度の官位が薩摩守であったことから、後代、戦国大名で茶人としても著名な細川忠興(三斎)が、薩摩焼の茶入れに「忠度」と銘を付けたと伝えられています。
※狂言、能の順に上演します。
お問い合わせ先
その他のお問い合わせ先:公益財団法人名古屋市文化振興事業団 事業部
052-249-9385
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