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プログラム
照明 能「菊慈童 遊舞之楽」 シテ:久田三津子(観世流)※照明効果を加えて上演します。
観世流の能『菊慈童』(他流では『枕慈童』)の舞台は古代中国、魏の文帝の時代。酈縣山(れっけんざん)の麓に湧いた薬の水の源泉を訪ねた勅使は、周の時代の穆王(ぼくおう)に仕えていたという美少年・慈童(じどう)と出会う。慈童は、穆王から経文が書かれた枕を渡され、菊の花咲く奥地に流されたが、なぜか七百年を経ても少年のままである。不老不死の薬の水となった菊水の秘密が明かされ、その恩恵が人々にもたらされるという祝言曲。
狂言「金津地蔵」 シテ:野村又三郎
越前の国(現在の福井県)金津の里に住む男が、在所の皆で建てた持仏堂に安置するご本尊を求めて都に上る。この田舎の男が大声をあげて仏師を探していると、都の素破(すっぱ=詐欺師)が声を掛け、自分は仏師だと噓をついた上に偽物の地蔵を売り渡してしまう。その地蔵は金津の持仏堂に安置されることになるのだが・・・。
尊い仏像でさえ笑いの仕掛け人にしてしまう狂言の醍醐味をお楽しみください。
※狂言、能の順に上演します。
お問い合わせ先
その他のお問い合わせ先:公益財団法人名古屋市文化振興事業団 事業部
052-249-9385
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