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プログラム
東京演劇アンサンブル公演
『走れメロス』
作/太宰治
脚本/広渡常敏
演出/公家義徳
舞台美術/岡島茂夫
舞踊/西田堯 大神田正美
音響/田村悳
衣裳/稲村朋子
宣伝美術/長谷川集平 奥秋圭
制作/太田昭 小森明子
出演
雨宮大夢 永濱渉 浅井純彦 永野愛理 細谷巧 竹内茉由架 戸澤萌生 福井奏美 洪美玉 三木元太 藤井圭香(フォーリーズ) 大田和晃聖(フリー)
1976年、池袋サンシャイン劇場にて初演。
この型破りな『走れメロス』。当時脚本・演出を手掛けた広渡常敏は、「これはもはや芝居ではない。ぼくらの現実そのものである。」とし、
「走りながらこれまでの自分をこわし、自分を支えている安全な守りを外し、未知の自分の顔を発見しよう」と語りました。
メロスは文字通り、劇場の客席の間を走りつづける。洪水、砂嵐、山賊と闘い、それを克服しながら走りつづける・・・・・・。
シラクサの市に来たメロスは、王ディオニスの非道な行いを聞き、その誤りを正すために城へ向かいますが、逆に捕えられ、磔の刑を言い渡されます。王はメロスの心を試そうと3日間の猶予を与えます。メロスは親友セリヌンティウスを人質として約束のために走り出します。
妹の婚礼を済ませ、王の城へと急ぐメロスの前に、洪水や砂嵐や三人の山賊が立ちふさがります。メロスは命の限り戦いますが、力尽き倒れてしまいます。果たしてメロスは約束に間に合うのか……。
体験型のライブ作品
東京演劇アンサンブルは、どんな作品であっても、完成した作品を観賞用として提供するのではなく、同じ時間・空間を観客とともに体験するような舞台を目指して芝居をつくってきました。この『走れメロス』はその最たるものです。
中学2年生の教科書に多く取り上げられていることもあり、誰もが知るこの小説ですが、この舞台を観て初めて、その本質に触れることができるのではないでしょうか? 友との約束を守ったメロスの美談としてではなく、その間にどれだけの葛藤がメロスとセリヌンティウスの中に渦巻いたのか。肉体とはなんと頼りないものなのか。そして、格好よくもなく、ボロボロになっても、最後にもう一度走りはじめたメロスの背中を押したものは何だったのか? たくさんの疑問が生まれ、たくさんの発見が、この舞台をとおして得られるのではないでしょうか。
運動選手などではない俳優たちの、その生身を賭けた挑戦、舞台をまっとうしようとする思い、情熱が、『走れメロス』という物語と相まって、ようやくこの作品が完成します。
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メールアドレス:akira@tee.co.jp
電話番号:0484232523
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