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プログラム
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1. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
交響曲第7番 イ長調 作品92
2. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
3. パブロ・デ・サラサーテ
ツィゴイネルワイゼン 作品20
曲目解説
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 作品92
1811年から翌年にかけて作曲され、1813年に初演された作品です。明快な旋律と、全曲を貫く生き生きとしたリズムが大きな魅力で、ベートーヴェンの交響曲の中でもとりわけ躍動感に満ちています。
第1楽章は、堂々とした序奏ののち、軽快な付点リズムが音楽を前へと押し進めます。第2楽章では、一定の歩みを刻むリズムの上に旋律が少しずつ重なり、静かな緊張と広がりを生み出します。第3楽章は機敏なスケルツォ。勢いのある主部と、ゆったりしたトリオが鮮やかな対照を描きます。第4楽章は、たたみかけるような運動感に満ちたフィナーレです。
聴きどころ:旋律だけでなく、短いリズム型が受け渡され、反復され、全体を大きく動かしていく様子にご注目ください。終楽章では、オーケストラ全体が一つの巨大な舞曲のように高揚していきます。
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
1806年に作曲された、ベートーヴェン唯一のヴァイオリン協奏曲です。独奏楽器の華やかさを示しながらも、オーケストラと対話するように音楽が進み、抒情性と壮大さが調和しています。冒頭、ティンパニが刻む印象的な音型は、全曲を結ぶ重要な要素となります。
第1楽章は広大で落ち着いた歩みを持ち、独奏ヴァイオリンが長い旋律を伸びやかに歌います。第2楽章は穏やかな主題を中心とする静かな楽章で、繊細な装飾と透明な響きが魅力です。切れ目なく続く第3楽章では、舞曲風の主題が軽やかに駆け巡り、明るく晴れやかな結末へ向かいます。
聴きどころ:独奏者の技巧そのものに加え、ヴァイオリンと木管楽器、弦楽器との親密な応答をお楽しみください。静けさの中から歌が立ち上がり、最後には喜びへと変わっていく流れも、この作品ならではの魅力です。
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン 作品20
スペイン出身の名ヴァイオリニスト、パブロ・デ・サラサーテが1878年に発表した代表作です。題名は「ロマの旋律」を意味し、当時広く親しまれていたハンガリー風の語法を取り入れながら、ヴァイオリンの多彩な技巧と歌心を鮮やかに引き出します。
作品は、重々しく劇的な導入に始まり、深い情感をたたえた旋律へと移ります。やがて音楽は速度を増し、左手のピッツィカート、重音、ハーモニクス、急速なパッセージなどが次々に現れます。終盤は熱気に満ちた舞曲となり、一気に華麗な結末へ駆け抜けます。
聴きどころ:哀愁を帯びた歌と、目も覚めるような技巧との対比です。独奏ヴァイオリンが声のように語り、ささやき、そして激しく舞う変化をお楽しみください。
出演者
《ソモラ・ティボール》
生い立ちと音楽教育
ハンガリー・ブダペストのジプシー音楽一家に生まれ、幼い頃から音楽に親しみながら成長。ハンガリー国立リスト音楽院を卒業し、本格的な音楽教育を受ける。これにより、クラシックから伝統のジプシー音楽まで幅広い音楽性を身につける。
国際的な研鑽と師事
2005年、全額奨学金を得てケシュト・エイロン国際ヴァイオリンマスタークラスに参加し、優秀者として選抜演奏会に出演。その際、世界的なヴァイオリニストであるシュロモ・ミンツ氏や東京でもイヴリー・ギトリス氏に師事し、深い敬愛と薫陶を受ける。
オーケストラとコンサート活動
2016年にはモスクワバレエ団のイギリス国内ツアー・オーケストラに参加。ロンドン、バーミンガムをはじめ、国内9都市約60公演でコンサートマスターを務め、卓越したリーダーシップと演奏技術を発揮した。
世界各地での演奏活動
ブダペストのみならず、ドイツ、フランス、オランダ、アメリカ各都市でコンチェルトや室内楽のコンサート、フェスティバルに多数出演。ハンガリー国営バルトークラジオ局で放送された室内楽プログラムでは大好評を博し、聴衆や批評家から高い評価を得ている。
著名音楽家からの評価
世界的ヴァイオリニストであるジョルジ・パウク氏、アレクサンダー・マルコフ氏からは 彼のボウテクニックは素晴らしく、完璧である と称賛され、ジプシーヴァイオリニストのロビー・ラカトシュ氏、ピアニストのアンドラーシュ・シフ氏からも 才能あふれるヴァイオリニスト と高く評価されている。
現在の活動拠点
現在は金沢を拠点に、リサイタルや室内楽をはじめ多岐にわたる音楽活動を展開。クラシックだけでなく、ジプシー音楽や現代作品にも積極的に取り組み、豊かな音楽表現と国際的な視野を活かした演奏で聴衆を魅了し続けている。
みどころ
Szomora Tiborの家系は、パブロ・サラサーテやニコロ・パガニーニといった歴史的なジプシーバイオリン出身の音楽家とも深い繋がりを持ちます。これらの偉大な音楽家たちと同様、卓越した音楽性と独自の表現力を受け継いでいます。
Szomora Tiborは、ジプシーバイオリンとツィンバロンの伝統を受け継ぎ、世界的な音楽家たちとの交流を通じて独自の音楽性を築いてきました。150年続く家系の歴史は、彼の演奏に深い厚みと豊かな表現力をもたらしています。これからも、その素晴らしい音楽性が多くの人々に感動を与え続けることでしょう。
動画
このイベントに関するお問い合わせ先
メールアドレス:k_hattori@mth.biglobe.ne.jp
電話番号:025-255-3507
お問い合わせフォームURL:https://tibor-web.jimdosite.com
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