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プログラム
【篠原 眞メモリアルコンサート】
孤高の前衛が生涯をかけて創り上げた音楽の全貌——
世界初演を含む、オーケストラ作品個展がついに実現。
News!(6/15)
ヘルムート・ラッヘンマン氏から篠原眞メモリアルコンサートへの推薦の言葉を頂きました。
Makoto Shinohara
Das Zusammensein mit Makoto Shinohara bei den Kölner Kursen für Neue Musik 1963 mit Karlheinz Stockhausen bleibt für mich wichtige und zugleich kostbare Erinnerung. Wir waren beide schon nicht mehr ganz jung und wurden Freunde, immer noch auf der Suche nach dem eigenen Weg als Komponisten.
In der Folge haben wir einander irgendwie aus den Augen verloren - jeder von uns beiden fand seinen Weg in die eigene kreative Einsamkeit. Ich denke an ihn, der mir voraus gegangen ist, voller Bewunderung, Dankbarkeit und voll Ehrfurcht vor seinem Schaffen und der unwiderstehlichen Ausstrahlung seiner phantastischen Musik.
Trarego, Piemont , 14. Juni 2026, 3h56a.m.
Helmut Lachenmann
篠原 眞
1963年、カールハインツ・シュトックハウゼンが指導したケルンの現代音楽講座で篠原眞と過ごした時間は、私にとって大切でかけがえのない思い出として残っています。私たち二人はともにすでに若くはなく、作曲家としての独自の道を模索しつづける中で友人となりました。
その後、いつの間にか私たちは疎遠になってしまいました――二人ともそれぞれの創造的な孤独の中へと歩みを進めていったのです。私よりも先に旅立った篠原眞に私は深い敬意と感謝の念を抱き、その作品と、その素晴らしい音楽から放たれる抗いがたい魅力に畏敬の念を抱きながら思い起こしています。
トラレゴ、ピエモンテ、2026年6月14日、午前3時56分
ヘルムート・ラッヘンマン
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◆ 開催にあたって
篠原 眞(1931〜2024)。
1954年にフランス政府給費留学生としてパリへ渡り、パリ国立音楽院でオリヴィエ・メシアンのクラスに一等賞、
作曲家トニー・オーバンのもとで一等賞首席を修得。
その後も欧米各地で最先端の音楽を吸収し、晩年まで世界の舞台で創作を続けた「孤高の前衛作曲家」です。
師・池内友次郎(東京芸術大学教授)は、こう断言しています。
「篠原眞が、最も優れていると同時に、最も眞面目に音楽を學んでいると断言する。」(1959年)
そのメシアンも、若き篠原にこう語りかけました。
「マコト、君はとても聰明だ。いつの日か君は何かを成しとげるだろう。」(1959年)
しかし——篠原が日本でオーケストラ作品の個展を開いたことは、
生前ついに一度もありませんでした。
2026年は、篠原眞の生誕95年・没後2年にあたります。
この節目に、作曲者の悲願でもあったオーケストラ作品個展を、
「篠原 眞メモリアルコンサート」として開催します。
世界初演や、72年ぶりの再演を含む全7曲。
「孤高の前衛」の至高の創作に接する、唯一無二の一夜です。
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◆ 公演概要
日時:2026年7月4日(土)
13:30 開場 / 14:00 開演
会場:北とぴあ・さくらホール
(東京都北区王子1-11-1 JR京浜東北線「王子駅」北口より徒歩2分)
指揮:水戸博之
演奏:オーケストラ・トリプティーク&篠原眞メモリアルコーラス
コンサートマスター:三瀬俊吾
プレトーク:13:40〜13:55 愛澤伯友(篠原眞門下)+髙久 暁(監修・音楽学者)
プロデュース:西耕一
チケット:一般 3,000円 / 学生 1,000円
※学生券は学生証をご持参ください。
主催:篠原眞作品普及会
助成:(財)花王芸術文化財団
協力:(株)全音楽譜出版社/スリーシェルズ
後援:日本現代音楽協会、日本作曲家協議会
お問い合わせ:
篠原眞作品普及会
Email: 1931mshinohara2024@gmail.com
TEL: 090-3236-8172(髙久・たかく)
teketで購入できない場合は、上記メールにご連絡ください。
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◆ プログラム
【献奏】
山田耕筰《赤とんぼ》(篠原 眞 編曲)
──篠原が20代に主宰したアマチュア合唱団のために編曲。
のちに東京混声合唱団のレパートリーとなった、無伴奏合唱版。
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【第1部】
■ 20弦楽器のための《リベレィション(解放)》(1977年)
▶ 日本再演
イランのペルセポリスで開かれた国際音楽祭で世界初演。
作曲者は「独裁政治からの解放への願いを秘めていた」と語っています。
祈りと緊張が交錯する、20の弦楽器のための力作。
■ 2つのオーケストラのための《フェノメナ(現象)》(2020年)
▶ 世界初演
「孤高の前衛」篠原が、生涯最後に完成させた遺作。
左右に配置された2群のオーケストラがトーン・クラスター由来の
和音やフレーズを響き交わす、過激なエネルギーを秘めた辞世の音楽。
今回が世界初演となります。
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【第2部】
■ オーケストラのための《ソリチュード(孤独)》(1961年)
パリ留学末期から構想し、ミュンヘンの半地下の部屋に暮らした
苦難の留学生活の中で完成させた作品。
創作ノートの仮タイトルは「孤独な男の自画像」。
当時の篠原の魂の叫びがそのまま音楽になった一曲。
■ オーケストラのための《ロンド》(1953年)
東京藝大在学中に作曲、上田仁指揮・第56回東京交響楽団定期演奏会で初演。
「僕の勉強してきたものの決算」と自ら記した自信作。
音楽評論家・富樫康は「大成するかもしれない」と評した、
若き篠原の輝かしい出発点。
■ バレエ音楽《夢殿》抜粋(1954年)▶ 72年ぶり再演
1954年1月、第4回松山樹子バレエ団公演で上演。
法隆寺・夢殿の救世観音像を舞台に、
バリ島の音楽と《春の祭典》から着想された舞踊音楽。
「少女の踊り」では毎小節拍子が変化するクライマックスへ。
実に72年ぶりの再演となります。
■ オーケストラと混声合唱のための《夢路》(1992年)
▶ 西洋楽器版・世界初演
1970年代半ばからおよそ20年かけて探求した「和洋の音楽的融合」の成果。
日本の多彩な音響的イメージが重なるように織り込まれる、
オーケストラと混声合唱のための大作。
今回は西洋楽器のみによるヴァージョンの世界初演。
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◆ 作曲家プロフィール 篠原 眞(しのはら・まこと)
1931年12月10日、大阪生まれ。2024年3月3日、東京にて逝去。享年92歳。
1952年、東京藝術大学音楽学部作曲科に入学。
池内友次郎に作曲、安川加壽子にピアノ、
クルト・ヴェスと渡辺暁雄に指揮を師事。
学生時代からアマチュア合唱団「フェーゲライン・コール」を主宰し、
100曲以上の編曲を手がける。
1954年、フランス政府給費留学生としてパリへ渡る。
パリ国立音楽院でオリヴィエ・メシアンのクラス(音楽哲学)にて一等賞、
トニー・オーバンに作曲を師事して一等賞首席を修了(1958年)。
続いてピエール・シェフェール主宰のGRMにてミュージック・コンクレートを研究。
1963年までダルムシュタット夏期音楽講習会に参加。
1960年、ミュンヘン国立音大でハラルド・ゲンツマーに作曲を、
シーメンス社電子音楽スタジオで電子音楽を研究。
1962年、ケルン国立音大でベルント・アロイス・ツィンマーマンに作曲、
ゴットフリート・ミヒャエル・ケーニヒから電子音楽を学ぶ。
1963年、シュトックハウゼンに作曲を師事し、
のちにその助手として楽譜浄書も担当。
1965年よりユトレヒト・ソノロジー研究所に勤務。
1966年よりDAADベルリン芸術家プログラムの招きでベルリンへ。
1978年、カナダ・マギル大学の客員教授を務め、
1979年よりユトレヒトに定住。
以後、ユトレヒト・東京・京都を拠点に世界各地で創作活動を展開。
45曲ほどの作品はいずれも楽器編成が異なり、
新奏法の開拓・音響の空間化・ノイズと楽音の融合など実験性に富む。
日本・米国・ヨーロッパで20回以上の作品個展を開催。
作品は内外で演奏・出版・録音されている。
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制作協力:株式会社スリーシェルズ
出演者
プレトーク:愛澤伯友(篠原眞門下)、高久暁(監修・音楽学者)
水戸博之(オーケストラ・トリプティーク常任指揮者)
オーケストラ・トリプティーク(演奏)
三瀬俊吾(コンサート・マスター)
篠原眞メモリアルコーラス(合唱)
監修:髙久暁/プロデュース:西耕一
みどころ
篠原眞 メモリアルコンサート
【世界初演】孤高の前衛・篠原眞、その響きを体験せよ!
2026年7月4日、北とぴあ・さくらホールは、日本の音楽史における歴史的な一日となります。
本公演は、日本の現代音楽を牽引し、世界中で活躍した巨匠・篠原眞の足跡をたどるメモリアルコンサートです。
生涯最後に完成させた遺作の世界初演から、72年の時を経て蘇る幻のバレエ音楽まで、彼の魂が刻まれたプログラムを、気鋭の指揮者・水戸博之とオーケストラ・トリプティークの渾身の演奏でお届けします。
日本を代表する「孤高の前衛」が探求した様々な音響と、人生の最後に到達した音響空間を、体感しましょう。
お問い合わせ先
メールアドレス:1931mshinohara2024@gmail.com
電話番号:090-3236-8172
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