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プログラム
7月23日
松本市Mウイング6階ホール
小さな兵隊 10:00~11:28
カラビニエ 12:00~13:20
カルメンという名の女 13:40~15:05
ゴダールの探偵 15:30~17:08
ゴダールの決別 17:30~18:54
以上5作品2023年7月28日上映権切れの為、国内最終上映となります。
みどころ
ジャン゠リュック・ゴダール Jean-Luc Godard
1930年12月3日、パリ生まれ。両親共に富裕なプロテスタントのフランス系スイス人の家系。父は医師。母方の血族は知識人・芸術家・聖職者・政治家・財界人ら名士揃いだった。幼い頃に家族と共にスイスへ移住。スイスとフランスを行き来する生活を送った後パリ大学に合格、人類学を専攻するが講義には出席しなかった。代わりに各種シネクラブに出入りするようになり、エリック・ロメール、ジャック・リヴェット、クロード・シャブロル、フランソワ・トリュフォーら映画狂にしてカイエ・デュ・シネマ誌を拠点とする後の批評家仲間と知り合う。その後、批評家として活動しながら短編映画製作を開始。ロメールやトリュフォー、俳優ジャン゠ポール・ベルモンドらと協働しながら数本の作品を発表した後、長編第一作『勝手にしやがれ』(60)を監督する。
『勝手にしやがれ』で衝撃的なデビューを飾って以来、ゴダールのキャリアはおよそ10年毎に転回点を迎えた。まず、古典的ハリウッド・システムが確立した従来の映画文法から大きく逸脱しながらも、「物語映画」としての枠組みはかろうじて維持していた60年代。次いで、物語やジャンルの枠組みを拒絶し、政治・社会性の強い主題をめぐって論争的・分析的な作品群を発表し続けた70年代。そして80年代を目前に控えたゴダールは、自ら商業映画への回帰を宣して、『勝手に逃げろ/人生』(80)を発表する。一方、70年代からテレビシリーズ製作やヴィデオ撮影にも積極的に関心を示し、その集大成的成果として20世紀史と映画史を交錯させた八部構成のヴィデオ・シリーズ『ゴダールの映画史』(88~98)がある。
2000年代以降もフィルムとヴィデオを自在に使い分けながら歴史・戦争をはじめとする暴力・老い・愛といった主題に取り組みつつエッセイ的・実験的作品を製作し続けた。『さらば、愛の言葉よ』(2014)では3D撮影に取り組んでいる。2022年9月13日、スイスのロールにて死去。享年91。最後の作品は『イメージの本』(2018)。
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