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全-料金帯
0円 ~ 0円
プログラム
豊岡演劇祭2026のフリンジ企画
公演『チョウチンアンコウ』関連企画
YADANBOPSEOK(ヤダンボプソク) の俳優たちによる演劇ワークショップを行います。
ワークショップでは、ニュートラル・マスクとキャラクター・マスクを用いて、身体と仮面との関係性を参加者と共に探求します。
顔や表情に頼ってきた慣れ親しんだ表現をいったん手放し、呼吸・重心・視線・身体の動きを通して、仮面がひとつの存在として立ち現れるプロセスを体験します。
人物像を仮面に当てはめるのではなく、仮面そのものの形態が身体に投げかける働きかけや可能性に耳を澄ませながら、自身の身体を新たに用いる方法を探究するワークショップです。
◆日時
9/19(土) 11:00~14:00
9/20(日) 11:00~14:00
受付開始:10:30
◆所要時間
約3時間
※途中参加もOK!自由に出入りが可能ですので気軽に参加してください。
◆参加費
無料
演劇をご覧になる方も、初めての方も歓迎です。
◆ワークショップ内容
私たちは普段、顔を通して感情や意図、他者との関係性を伝えることに慣れています。俳優もまた、表情や声を用いて人物を描き、感情を表現します。しかし、ひとたび仮面を身につけると、最も慣れ親しんだ表現の手段は閉ざされます。
顔が見えなくなったとき、俳優に残されるものは何でしょうか。
本ワークショップでは、仮面を人物を装飾するための小道具や、感情を強調するための装置としては扱いません。仮面の形状や視線、重さや向きを丁寧に観察し、それらが俳優の呼吸、身体の中心、動きにどのような変化をもたらすのかを探究します。
まずはニュートラルマスクを用い、無意識のうちに身についた表情や身振り、演技の癖をいったん手放します。俳優は、足と地面との関係、身体の中心、呼吸、歩くことや立ち止まることといった、身体のもっとも基礎的な動きへと立ち返ります。ここでいう「ニュートラル」とは、何もしない状態ではありません。特定の感情や人物像へと定まる以前の、身体が本来持つ可能性を発見していくプロセスです。
続いてキャラクターマスクを装着し、そのマスクが持つ線やボリューム、視線や印象に身体で応答していきます。俳優があらかじめ人物像を設定して仮面に与えるのではなく、仮面そのものを観察しながら、その中に潜む速度や重さ、姿勢やリズムを見出します。そうすることで、普段の自分の身体では選ばないような動きや存在のあり方を体験していきます。
このワークショップの目的は、一つの仮面の人物やシーンを完成させることではありません。ニュートラルマスクとキャラクターマスクを行き来しながら、俳優がこれまで慣れ親しんできた表現方法を見つめ直し、仮面と身体がともに意味を生み出すための基礎的な原理を、身体を通して学ぶ時間です。
進行
1. 仮面を理解する
仮面を装着する前に、その形状や構造を観察します。正面・側面・上下など異なる角度から見たときに印象がどのように変化するのかを確認し、光や角度によって仮面の表情がどのように変わるのかを理解します。
2. 仮面を身につけるための身体準備
仮面を装着する前に、呼吸や身体の中心、足と地面との関係を整えます。顔の表情に頼らずとも身体の方向性や状態が明確に伝わるよう、歩く・止まる・振り返るといった基本的な動きを訓練します。
3. ニュートラルマスク
ニュートラルマスクを装着し、個人的な表情や過度な身振りを取り除いていきます。動きの始まりと終わり、視線の方向、空間との関係を観察しながら、特定の性格や感情に規定されていない身体の状態を探究します。
4. キャラクターマスクを観察する
キャラクターマスクの線や起伏、大きさ、視線、左右非対称性を観察します。マスクを見た瞬間に人物像を決めつけるのではなく、そのマスクが身体へ提案してくる重さや方向性を見つけていきます。
5. キャラクターマスクと身体
マスクを装着した後、その形状に応じて身体の中心、姿勢、歩き方、速度、呼吸がどのように変化するのかを探究します。感情を先に設定するのではなく、身体的な条件から一つの「存在」が立ち上がるプロセスを体験します。
6. 関係と反応
仮面をつけた参加者同士が、空間や物、他者の仮面を発見し、それに反応していきます。言葉や表情を用いなくても、距離、静止、視線、動きのリズムによって関係性が立ち上がる過程を体験します。
▼本公演『チョウチンアンコウ』の予約はこちら
https://teket.jp/18725/71932
◆プログラムページ
https://toyooka-theaterfestival.jp/program/17985/
出演者
◆講師:ジュ・ウジン
演劇団体 YADANBOPSEOK(ヤダンボプソク)主宰。
演劇を「偶然によって生まれる、一期一会の共同体」と定義し、効率や目的によって鈍くなっている感覚を演劇を用いて取り戻し、俳優と観客がその感覚を共有する場を創作している。
韓国では自身も俳優として活動しながら、伝統的な韓紙(ハンジ)による仮面制作、オブジェクト・パフォーマンスなどのリサーチにも積極的に取り組んでいる。
2024年から富山県利賀村にある劇団SCOTで鈴木メソッドを学び、2025年にはSCOTサマー・フェスティバルにて『世界の果てからこんにちはI』に出演。また2026年デンマークのオーディン・テアトレッドで演出家ユージェニオ・バルバのトレーニングプログラムにも参加。
2022年には「SpokenDrama LAB YDBS」を設立。2023年からは、コレクティブ「Mo-Ohm」の共同芸術監督を務めている。
お問い合わせ先
メールアドレス:marie.sn.wk@gmail.com
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