開場/開演情報・チケット販売期間
チケットの種類・料金帯
全-料金帯
0円 ~ 0円
- 会員登録/ログインが必要です
-
ご利用可能支払方法
-
- 購入方法について
プログラム
『東京の神社と氏子域』刊行記念連続イベント
第3回 著者と巡る赤城神社氏子域
【趣旨】
樹木が立ち並ぶ小さな森のような場所、社殿だけが静かに建っている空間、あるいはまちかどにそっと置かれた小さな社殿や祠など、そのかたちはさまざまですが、都市をあてもなく歩いていると、私たちはたびたび神社に出合います。神社は、祭礼や初詣、お宮参りや七五三などを通して、多くの人にとって身近な存在であり続けてきました。また、休息の場や子どもの遊び場、地域行事の会場として使われることも少なくありません。
私たちは神社を、古くから変わらず存在してきたものとして見てしまいがちです。しかし実際には、その空間や地域との関わり方は、歴史のなかで大きく変化してきました。とくに明治初頭には、神仏分離をはじめとして、神社をめぐる制度が大きくつくり替えられました。現在私たちが目にしている神社のあり方も、この時期に整えられた制度や考え方と深く関わっています。
『東京の神社と氏子域』は、都市が大きく変わりつつあった明治初頭の東京を舞台に、東京府が残した公文書や神官の日記などの史料を読み解きながら、神社をめぐる空間や社会がどのように変容したのかをたどるものです。鍵となるのが「氏子域」です。氏子域とは、ある神社を支える氏子町が広がる範囲のことです。これらの町が共同で祭礼を行い、祭りの際には神輿がその地域を巡行します。現在みられる氏子域は、明治初頭に戸籍制度などを補う行政的な仕組みとして整えられたものでした。『東京の神社と氏子域』では、史料を丁寧に読み解くことで、明治期の東京全域における氏子域を復元し、その成り立ちを江戸時代における氏子町の分布との関係から明らかにしました。さらに、神官組織の再編、無格社と呼ばれた神社の管理、小祠の廃止、境内や建物の変化などを通して、近代初頭の東京における中小規模の神社の姿を描き出しています。
神社は、信仰の場であるだけでなく、都市のしくみや地域のまとまりとも深く関わってきました。そのような視点から身近な神社に少し目を向けてみることで、普段は意識することのない地域のつながりや、都市の歴史が浮かび上がってくるのではないでしょうか。全3回にわたって行われる『東京の神社と氏子域』刊行記念イベントでは、ゲストとの対談や参加者のみなさんとのまち歩きを通じて、都市の神社と東京について、多角的な視点から考えていきます。
第3回(10月17日)は、神楽坂に鎮座する赤城神社の氏子域を、土地の歴史や地形を読み解きながら歩くことで、現代の都市に隠された東京の古層を体感します。※集合場所、時間などイベント詳細が決まり次第、当ページやSNSでお知らせいたします。
【概要】
日時|2026年10月17日(土) 14:00–17:00
会場|赤城神社の氏子域を散策します。※集合場所は開催1週間前にお知らせいたします。
定員|10名
料金|3,000円(参加費 2,000円+資料 1,000円)事前申込制
WEB|https://honkbooks.com/ujikoiki/
お問合せ|contact@honkbooks.com(コ本や)
主催|コ本や honkbooks、鹿島出版会
【プロフィール】
小南弘季(Hiroki Kominami)
都市史学者。東京大学生産技術研究所博士研究員。1991年兵庫県生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。2020年より2026年まで東京大学生産技術研究所助教を務め、現職。著書に『東京の神社と氏子域』(鹿島出版会、2026年、共)、訳書にハリー・F・マルグレイブ『EXPERIENCE:生命科学が変える建築のデザイン』(鹿島出版会、2024年)。現在は低密度居住地域の社会空間史研究およびブラジル近代建築史の研究に従事。
このイベントに関するお問い合わせ先
メールアドレス:contact@honkbooks.com
電話番号:03-6907-2239