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プログラム
第1部
・久保田孝 : 舞踊風組曲第一番
・齋藤秀雄 : EKSTASE (恍惚)
・H.ヴィラ=ロボス / 樋口優一 : ブラジル風バッハ第9番(合唱版編曲)
第2部 ソプラノ独唱 手島由紀子
・A アマデイ/石村隆行校訂 「愛らしい組曲」Op.99 (初演)
1. ピエロの溜息、2.女ピエロの微笑み
・U.ボッタッキアリ/石村隆行編曲 : 歌劇「愛の悪戯」よりアリア「私の名はネリー」
・D.ベルッティ / 小穴雄一編曲 : 舞台劇「天から落ちた一輪の薔薇」より抜粋 (委嘱編曲初演)
第1曲「前奏曲・夜明け」第4曲「祈り」 第6曲「サンタテレサの死と変容」
第11曲「別れの歌」 第12曲「終曲・祈りとアポテオージ 」
第3部
・柳澤明良 / 組曲「アントニオ・ガウディの建築」(委嘱新版初演)
みどころ
昨年無事創立50年を迎え、本年は新たなスタートの年となります。
今年も1部はフレッシュなメンバーが思い思いの品を並べてくれました。それぞれに個性的でぜいたくな演奏会の開幕です。
第2部ではA.アマデイのご遺族が提供してくれた、美しい小品2つから成る組曲から始まります。その後はソプラノに手島由紀子さんを迎えてのステージ。中でもD.ベルッティ(本来の発音はベッルーティ)が残した舞台劇「天から落ちた一輪の薔薇」全12曲から劇の根幹をなす5曲を抜粋して日本で初めて紹介する事になりました。聖テレジアと呼ばれた19世紀フランスのカルメル会修道女・リジューのテレーズを主役として、山間の小さな村で起きた奇跡の物語はきっと会場にも「薔薇の雨」を降らせてくれるでしょう。
そして第3部、1993年の初演以来、東京で初めて演奏される柳澤明良さんの5つの楽章からなる大作。今回大きな衣替えをして、当初作者が思い描いていた構想を取り入れて会場いっぱいに鳴り響く音楽に進化しました。バルセロナに滞在して、サグラダ・ファミリアとそれを取り巻く数々ガウディの芸術に圧倒された作者は、これらを各楽章毎に象徴的な音楽に作り上げました。ある時は奇怪に、ある時は静謐に、そしてある時は荘厳に。どうぞ極彩色の音のキャンバスをお楽しみください。
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