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プログラム
ぎょう‐あん 【暁闇】
〘名〙 夜明け方のまだ暗いとき。また、そのやみ。あかつきやみ。
これまで歌手・ピアニスト共に愛を持って演奏してきたロシア語の作品に息づく精神性や普遍性、その真髄を追求する行為や機会が失われぬようにという祈りを込め、往年の名バス歌手・フョードル・シャリアピンへのオマージュとしてロシアの作曲家を中心に取り上げたプログラム。
〝郷愁のまなざし〟という副題に込められた、祖国の地を離れることとなった者たちの想いを作品を通してお届けする。
よ‐じょう【余情】
1 あとまで残っている、印象深いしみじみとした味わい。よせい。「旅の―にひたる」
2 詩歌などで、表現の外に感じられる趣。特に、和歌・連歌・俳諧などで尊重された。よせい。
ロシアの作曲家・ダルゴムィシスキーとの邂逅により、日本語の作品においても言語そのものから旋律が浮き立つのを感じて付曲するべきとの確証を得た山田耕筰が提唱したアクセント理論。
ことばが音楽を形づくり、音楽がことばに宿る精神を引き出すドイツリートのように、日本語という言語のもつ色合いや高低に対し時に徹底的に音楽が肉薄し、時に抗う姿勢を見せ、後世に多大なる影響を与えた山田の作品を取り上げる。
そして連続公演の集大成として主宰・三好による連作歌曲“《生のなかば》〜独唱とピアノのための〜”をお届けする。
アドルノ研究が専門で柴田南雄音楽評論賞本賞を受賞するなど幅広い活躍により注目を集めている相馬巧氏によって手掛けられた訳詩と音との関わり方、訳詩のみならず原詩からもインスパイアされ書かれた本作。
その初演の瞬間に是非ご刮目いただきたい。
★Radice Viola その他のアーカイヴ配信
#01[環流] URL:https://teket.jp/4007/13868
#02[丹青]&#03[残香] https://teket.jp/4007/14314
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※本アーカイヴ配信は、下記コンサートの一部曲目の抜粋および撮り下ろしの特典映像です。
※アーカイヴ動画は全部で90分程度ございます。
8月7日(日) 15時00分 開演
#04[暁闇] ――客愁のまなざし――
奥秋大樹(バス)/ 三好すみれ(企画・ピアノ)
8月7日(日) 16時30分 開演
#05[余情] ――言葉が呼び起こす声――
鈴木亜矢子(ソプラノ)/ 三好すみれ(企画・ピアノ・作曲)
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【アーカイヴ配信収録曲】
#04[暁闇]
アレクサンドル・ボロヂン
《遙かなる祖国の岸辺に》
セルゲイ・ラフマニノフ
《歌うな、美しい乙女よ》(6 つのロマンスOp.4-4)
セルゲイ・ラフマニノフ
歌劇《アレコ》よりアレコのカヴァティーナ
" 全ての天幕は寝静まった"
アレクサンドル・スクリャービン
焔に向かって Op.72
セルゲイ・ラフマニノフ
《黒い瞳》
モデスト・ムソルグスキー
《蚤の歌》
モデスト・ムソルグスキー
歌劇《ボリス・ゴドゥノフ》より「ボリスの死」
#05[余情]
山田耕筰
《風に寄せてうたへる春のうた》
山田耕筰
《からたちの花》
山田耕筰
《みぞれに寄する愛の歌》
山田耕筰
歌劇《黒船》よりお吉のアリア
" 不思議や、ああら不思議やな"
三好すみれ
《生のなかば》~独唱とピアノのための~
原詩:フリードリヒ・ヘルダーリン 訳詩:相馬巧
※世界初演
出演者
奥秋大樹(バス)/ 鈴木亜矢子(ソプラノ)/ 三好すみれ(企画・ピアノ・作曲)
みどころ
「声・ことば・伴奏をめぐるクリエションコンサート」とは…?
歌手・ピアニスト・作曲家・詩人・台本作家などが一丸となり、“声”に対するイマジネーションを働かせることによって作品を作り上げていた時代、作品に携わる者全てが創造的な存在だった――
ことばと音が肉薄する緊張関係において、真に発揮される音楽のエネルギーを捉えるために、声が生み出されるその瞬間を音として準備する「伴奏」というクリエイションに焦点を当てます。音楽が紡いだ時間と歴史を縦断して、数々の言語と地域を横断しつつ、耳馴染みの良さに必ずしも固着しない、新しい「伴奏」のあり方を追求するプログラムです。
お問い合わせ先
その他のお問い合わせ先:sumirenone@gmail.com
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