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プログラム
J. S. バッハ:《ヨハネ受難曲 第二稿》BWV 245
出演者
指揮:鈴木雅明
エヴァンゲリスト/テノール:吉田志門
ソプラノ:ハナ・ブラシコヴァ
アルト:久保法之
バス:クリスティアン・イムラー、加耒 徹
合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
みどころ
《ヨハネ受難曲》第二稿について
バッハの時代、ライプツィヒのルター派教会では、毎年必ず受難週の金曜日に受難曲を演奏することになっていました。バッハにとっては1724年の4月が、ライプツィヒでの初めての受難週でしたので、大いなる意気込みで、ヨハネ受難曲を作曲したのでした。そしてもちろんその次の年1725年にも、同じように受難曲が必要になることはわかっていたのですから、バッハはきっと何か画期的な受難曲の構想をもっていたかもしれません。が、実際に演奏されたのは、驚くべきことに、この同じヨハネ受難曲であったのです。ただし、恐らく誰も、これが昨年と同じ作品だ、と気がつかなかったでしょう。というのは、冒頭と最終曲の合唱もペテロのアリアなどいくつかのアリアも別の作品に入れ替えられ、また多くの細かい旋律が改変され、いわばヨハネ受難曲全体が換骨奪胎されていたからです。これを私たちは「ヨハネ受難曲第二稿」と呼んでいます。
2024年がヨハネ受難曲成立300周年ですので、世界中でヨハネ受難曲が演奏される予定ですが、私たちは、その1年後の1725年の「第二稿」を先取りして、皆様にお届けしたいと思います。どうぞお楽しみに。
――――バッハ・コレギウム・ジャパン音楽監督 鈴木雅明
お問い合わせ先
その他のお問い合わせ先:下記BCJ公式サイトのコンタクトフォーム(ページ最下部)よりお問い合わせください。
https://bachcollegiumjapan.org
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