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プログラム
【上映作品】
音響-映像作品《珊瑚文様》2023
音響:藤枝守
映像編集:神山孝史
【上演作品】
藤枝守 作曲作品「珊瑚ガムラン曼荼羅」
・組曲《ガムラン曼荼羅 III》2025 (ガムラン:パラグナ・グループ)
・音響作品《Corallorium~珊瑚の場所》2025 (音響:磯部英彬)
映像インスタレーション《Coral’s Eyes》2026(ダイレクション:藤枝守、映像編集:別府綾)
<解説>
「珊瑚ガムラン曼荼羅」の公演では、以下の2つの作品が織り合わされて構成されています。
・組曲《ガムラン曼荼羅 III》(2025)
・音響作品《Corallorium(コーラロリウム)~珊瑚の場所》(2025)
《ガムラン曼荼羅》というシリーズでは、ガムランを「響きの曼荼羅」に見立て、舞台中央に置かれたゴングによる一打の周期にもとづいて曼荼羅の図像となった個々のガムランがさまざまなメロディック・パターンを変化させていきます。今回の《ガムラン曼荼羅》の演奏では、組曲となった8つの楽曲のあいだに《Corallorium》という音響作品が挿入されます。この音響作品は、喜界島のサンゴ骨格(石)を水のなかに沈めることによって発生する気泡の音が素材となり、円形のホールの四隅の設置された4つのスピーカーによって立体的に再生されます。さらにステージの上方のスクリーンには、喜界島のサンゴ礁の海面下の画像が曼荼羅のように写し出される映像インスタレーション《Coral’s Eyes〜珊瑚の眼》が同時進行します。
出演者
舞踊:リアント、ボヴェ太郎
ガムラン:パラグナ・グループ
リアント(舞踊)
舞踊家、振付家、インドネシア中部ジャワ・バニュマス出身。インドネシア国立芸術大学スラカルタ校舞踊科卒業。バニュマス伝統舞踊レンゲル、ジャワ古典舞踊、コンテンポラリー・ダンスと幅広いレパートリーを持ち、世界各地で公演を行う。2006年デワンダル・ダンスカンパニーを設立以降、舞踊の振付や後進の育成にも積極的に取り組んでいる。様々な国際プロジェクトに関わりながら、2016年よりソロ作品「Medium」を世界各地で上演。2018年ガリン・ヌグロホ監督(インドネシア)によるリアントの半生を描いた「Kucumbu Tubuh Indahku - Memory of my body」(ヴェネツィア映画参加作品)が各地で上映された。故郷バニュマスに芸術センターを設立し、希少な芸能や文化遺産を保存、継承する活勤を行っている。
ボヴェ太郎(舞踊)
舞踊家・振付家。空間の〈ゆらぎ〉を知覚し、感応してゆく「聴く」身体をコンセプトに、歴史的建造物や庭園、美術館等、様々な空間で創作を行っている。主な作品に『不在の痕跡』『implication』『余白の辺縁』『百代の過客』『CONATUS』等がある。能楽との共演作品に『消息の風景─能《杜若》─』『Reflection─能《井筒》─』『縹渺の露─能《野宮》─』『寂寥の薫─能《楊貴妃》─』等。劇場作品の他『微か』(世田谷美術館)、西ジャワの古典歌曲トゥンバン・スンダとの共演、ルイ・ヴィトンとの共同制作による映像作品、等。藤枝守作品『ガムラン曼荼羅』、『玉垂』公演に出演。
パラグナ・グループ(ガムラン)
1985年結成。インドネシア・スンダ(西ジャワ)音楽のグループとして、東京を拠点にガムラン・ドゥグン、トゥンバン・スンダの演奏活動を行っている。スンダの音楽家との共演も多く、インドネシアのガムラン・フェスティバルにも多数参加。古典曲の他、ルー・ハリソンや藤枝守作曲の現代作品も精力的に演奏し、幅広い活動を展開している。2020年、藤枝守作曲「ガムラン曼荼羅Ⅰ」初演(トーキョーコンサーツ・ラボ)。2023年、「ガムラン曼荼羅Ⅱ」初演(自由学園明日館)。同年「サントリーホール・サマーフェスティバル2023〜En-gawa」出演。2025年、「ガムラン曼荼羅Ⅲ」初演(トーキョーコンサーツ・ラボ)。CD「ガムラン曼荼羅/藤枝守」(MAM-0003) をMilestone Art Worksより発売中。YouTube「Paragunaチャンネル」を開設し、随時配信中。paraguna.com
藤枝守(作曲)
作曲を湯浅譲二やモートン・フェルドマンらに師事。植物の電位変化データによる《植物文様》を展開。著書に『[増補]響きの考古学』(平凡社ライブラリー)やamazon電子書籍『孤高の響き』(字像舎)など。TZADIKから3枚のアルバムのほかにSarah Cahillのピアノによる《Patterns of Plants》、砂原悟による《クラヴィコードの植物文様》、西山まりえによる《ルネサンスの植物文様》、パラグナによる《ガムラン曼荼羅》など多数。最新のアルバムはメゾソプラノの野々下由香里をフィーチャーした《枯野:植物文様ソングブック》。今年(2025年)は、ミニピアノとガムランによる「Piano×Gamelan Concerto」、神奈川県立音楽堂の制作による「サンゴ・ガムラン神楽」を企画。また、来年は、2月に福岡市警固にあるイエナギャラリーで『発酵温浴展:サウンドインスタレーション〜甕の音なひ』を開催予定。九州大学名誉教授。Ph.D. in Music (University of California, San Diego) 。
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電話番号:0929821007
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