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プログラム
指揮者:西谷 亮
第1部 ワーグナー(Richard Wargner) : 楽劇「ニーベルングの指環」より抜粋 (Der Ring des Nibelungen)
ワルハラ城への神々の入城(ラインの黄金) / Entrance of the gods into Valhalla
ワルキューレの騎行(ワルキューレ) / Ride of the Valkyries
ヴォータンの告別と魔の炎の音楽(ワルキューレ) / Wotan's Farewell and Magic Fire Music
森のささやき(ジークフリート) / Forest Murmurs
夜明けとジークフリートのラインへの旅(神々の黄昏) / Siegfried's Rhine Journey
ジークフリートの死と葬送行進曲(神々の黄昏) / Siegfried's Death and Funeral Music
※オーケストラ演奏(編曲版)のみ。歌はございません。
第2部 ヨハン・デ・メイ(Johannes(Johan) Abraham de Meij):交響曲第1番「指輪物語」. (Symphony No.1 "The Lord of the Rings")
魔法使いガンダルフ / Gandalf
エルフの森ロスローリエン / Lothlórien
ゴクリ(スメアゴル) / Gollum
暗闇の旅 / Journey in the Dark
ホビット / Hobbits
出演者
演奏:Tokyo Ring Orchestra
指揮者:西谷 亮
みどころ
■ 「ニーベルングの指環」と「指輪物語」の共通点
▼世界観のルーツ
「指輪物語」の原作者トールキンは、作家であると同時に語学研究家でもあり、北欧神話に対する造詣が深い人物でした。作品はいくつかのヨーロッパの神話伝承から多くの影響を受けている中、北欧神話を元にした古英語叙事詩「ベーオウルフ」の研究は「指輪物語」の世界観に決定的な影響を与えていると言われています。
同じようにワーグナー「ニーベルングの指環」も、また北欧神話をモチーフとしており、英雄であるシグルズの物語を「ジークフリートの死」として着想し、次第に構想が膨らみ現在の形となりました。
このように、二つの作品は同じルーツから生まれ、世界観を共有した物語と言えます。
▼テーマ「指輪(環)」
また、両作品の物語も、強力な力をありながら、破滅と結びつく魅惑的の指輪(環)がテーマになっている所も共通点と言えます。
『指輪物語』は、主人公フロドが、サウロンの力が込められた魔性の指輪に徐々に魅入られていき、指輪を着用し続ける程、精神の浸食が進んでいきます。指輪を巡り多くの戦いが勃発していく中、この指輪を、サウロンの領地内にある火山「滅びの山」に投げ込むまでの物語として知られています。
一方ワーグナー『ニーベルングの指環』は、ニーベルング族アルベルヒによって製作された指環にまつわる物語です。「ラインの黄金」から作られた指環は比類なき魔力で世界を支配する力を持つ一方、死の呪いがかけられており、ラインの川底に返すことで呪いが解かれると言われています。指環を奪い合う血塗られた物語と共に、アルベリヒ(地底人)、ヴォータン(神の長)、ファーフナー(巨人族)、ジークフリートと指環が渡り、ブリュンヒルデが「ラインの乙女」に指環を返す決意を語り、火の中に飛び込みます。
なお、最後に指輪が返される、もしくは消滅させる時に、『指輪物語」はゴラム(スメアゴル)が指輪を追って火山の中へ、『ニーベルングの指環』はハーゲン(アルベルヒから指環奪還の使命を与えられている)が指環を追って水中に引き込まれてしまう結末も似ている部分も興味深い点と言えるでしょう。
「指輪(環)」に基づいたワーグナーとヨハン・デ・メイの音楽の中に、どのような共通な世界観が見えてくるのか、是非、実際に演奏会に足を運んで感じ取ってみてください。
お問い合わせ先
その他のお問い合わせ先:Tokyo Ring Orchestra運営事務局
haseo.ring@gmail.com
*他団体様の演奏会のチラシは、置きチラシの形で対応予定です。ご希望の方は、上記のお問い合わせ先までご連絡ください。
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