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プログラム
ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲(約6分)
シベリウス:交響曲第7番(約22分)
~休憩~
ベートーヴェン:交響曲第2番(約35分)
出演者
指揮:佐藤寿一(当団音楽監督)
演奏:浦和フィルハーモニー管弦楽団
みどころ
【ベートーヴェン/「プロメテウスの創造物」序曲】
ギリシャ神話に登場するプロメテウスを扱ったバレエのために作曲された明るく軽快な序曲です。残念ながらバレエの内容はほとんど失われてしまい、現在はこの序曲だけが演奏されています。
堂々としたアダージョの序奏から、軽快なアレグロに入ると弦楽器群の細かい刻みと木管楽器のシンコペーションが絡まり、これから始まるバレエの華やかさを想起させながら、颯爽に駆け抜けます。
【シベリウス/交響曲第7番】
初演当時は交響的幻想曲と呼ばれていましたが、出版の際に交響曲第7番と番号が付与されました。
単一楽章で、地底から湧き上がってくるような弦楽器の重厚な響きから始まり、フルートをはじめとする木管楽器がテーマで応えます。その後ヴィオラを中心としたコラールに移行すると、弦楽器群がなんと9パートに分かれて最初のクライマックスに向かい、トロンボーンが神々しい主題を堂々と奏でます。アダージョからヴィヴァッチシモまで加速し、うねるような弦楽器、踊るような木管楽器、そして不安感をあおるような響きから、何度かトロンボーンが主題を奏でクライマックスに達します。そして最後は神々しい美しさを維持しながら、力強い壮大なハ長調の和音が弦楽器群で示され曲を締めくくります。
【ベートーヴェン/交響曲第2番】
ベートーヴェンの交響曲はもちろんどれも素晴らしいのですが、この第2番はどちらかと言えば少し埋もれた存在になっているイメージがあります。しかし、この曲はエネルギッシュではつらつとした明るさにあふれる隠れた人気曲でもあります。
作曲されたのは1801年から1802年で、本日の一曲目「プロメテウスの創造物」序曲と同じ時期です。実際、曲の雰囲気には通じるものがあるかもしれません。ただ、実はこの頃は耳の異常に気がついたベートーヴェンが遺書を書いたハイリゲンシュタットでの保養の時期に重なります。それでも、抱えてたであろう苦悩や絶望を曲から感じることは微塵もできず、むしろ勇気や前向きな気持ちが感じられるでしょう。
ベートーヴェンの偶数番号の交響曲(2、4、6、8)は一般的に奇数番号より演奏頻度が少ないと言われますが、演奏を聴き終えたとき、あらためてこの曲の魅力を再発見いただけると思います。
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