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プログラム
I Do Project第4回公演
ミュージカル「アニー」
ー 演出ノート ー
「Annie」の舞台は1933年のニューヨーク。世界恐慌の影響を強く受け、大人も子供も、すべての国民が飢えていた。路上生活者があふれ、「孤児院に入れるだけマシ」とまで言われる世の中で、アニーたちはどのような生活を送っていたのだろうか。
今回、脚本執筆及び演出をするうえで意識したのは、登場人物たちの関係性だ。本作の登場人物たちはいずれも、アニーを介さなければ知り合うことすらなかった可能性を秘めている。アニーを中心とする彼女たちの世界を、私は次のように定義づけた。
孤児院:アニーにとって【過去】。生まれてから10年間のすべて。
ストリートチルドレン:アニーにとって、【現在・現実】を生きる世界。
ウォーバックス邸:アニーが得られる良い【未来】の世界。
ルースター一味:アニーが得うる最悪の【未来】。
生まれてから孤児院しか知らずに生きてきたアニーは、自らの境遇を嘆き、辛いと思っていた。そして両親と「普通」の暮らしをすることを夢見てきた。
しかし、孤児院を出て出会ったのは、「普通」とは程遠く、孤児院に入ることもできずに路上生活をする子どもたち。辛いのは私だけじゃない、もっと世界は広いのかもしれない。そんな現実を直視し、アニーの世界は広がっていく。
そしてやってくる、つかの間の幸せ。ウォーバックス邸での生活はこの先アニーが得うる中で最高の未来予想図。人生最高の瞬間を日々更新し、それでいてなお「両親のいる普通」を夢見る。
ルースター一味が持つのはアニーが得うる中で最悪の未来。アニーがこの先、非行に走らない保証もなく、また幸福に生き続ける保証もない。悪人には悪人の「事情」というものがあるもので……。
本作では、1982年公開の映画「Annie」や丸美屋ミュージカル「アニー」から着想を得つつ、大幅にストーリーを改変した。
本公演の演目決めの際に一人のキャストがこう言った。「アニーなら、たくさんの子どもが出てくるから、キッズ(幼児)からグラン(中学生)までみんなが活躍できる。だからアニーがやりたい」と。ならば書きましょう。みんなが活躍できるI Do Project版Annieを。
I Do Projectでは、実際に演じるキャスト達に合わせて脚本を作り上げているが、それは単に、「当て書き」として書くのではなく、キャスト自身が納得する形で芝居をするために、改変をしていく。
キャストは自らの役についてその生活や生い立ちなどを掘り下げている。役という虚構を通じて、人生を思考するのは大人でも容易ではない。子どもなら尚更である。キャストそれぞれが考えた「自分自身」の人生や歴史的背景を踏まえて、脚本と演出に落とし込んでいく。
「自分自身」の生活・人生設定と脚本の流れとの整合性を出すにはどうすべきか。台詞として言葉を発するのではなく、この言葉を吐き出すまでにどんな感情の変化があったのか、なぜこんな性格になったのか。キャスト達が考えた「自分自身」の生い立ちを感じ取ってもらえたら嬉しく思う。
I Do Project第4回公演Annie、キャスト達の考える「自分自身」をお楽しみください。
演出 中根彩矢香
お問い合わせ先
メールアドレス:info@ido-project.com
電話番号:0565-30-4974
お問い合わせフォームURL:https://lin.ee/RczhtOk
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