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プログラム
・ジョセフ・カントルーブ:詩曲
・ジョセフ・カントルーブ:組曲《山にて》
・ルネ・ド・カステラ:子守歌
・ルネ・ド・カステラ:緩やかなワルツ
・ルネ・ド・カステラ:ヴァイオリン・ソナタ
出演者
栗原壱成(ヴァイオリン)、蓜島啓介(ピアノ)
栗原壱成:東京藝術大学を首席で卒業後、桐朋学園大学大学院を経て、現在同大学ソリスト・ディプロマコースに在籍。これまでに清水高師氏、ボリス・クシュニール氏に師事。
日本演奏家コンクールにて第1位及び文部科学大臣賞と毎日新聞社賞を受賞。
第93回日本音楽コンクールにて第1位及びレウカディア賞、鷲見賞、INPEX賞を受賞。
ロドルフォ・リピツァー賞国際コンクール、タデヴシュ・ヴロンスキ国際コンクールなど、多数の国際コンクールにて優勝、入賞を重ねる。
使用楽器は一般財団法人ITOHより貸与されている1716年製のアントニオ・ストラディバリウス。
蓜島啓介:1981年生まれ。6歳よりピアノを始める。東京大学法学部卒業、東京大学法科大学院修了。
弁護士として執務する傍ら、バロックから近代の作品を中心に、ソロ、室内楽、歌曲伴奏など幅広く演奏活動を行う。特に独墺系、フランス音楽、ベルギー音楽を得意とする。
これまでに、1st CD「シューマン&リスト」、バッハの編曲作品を集めた2nd CD「Transcribed Bach」をリリース。その後、2023年には大脇滉平編曲によるイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲を収録したCD『イザイ・オン・ピアノ』を発表し、レコード芸術誌特選など高い評価を得ている。
みどころ
《オーヴェルニュの歌》で知られる作曲家、ジョゼフ・カントルーブ。
そして、フランス南西部ダクスに生まれた作曲家、ルネ・ド・カステラ。
二人の名は、日本ではまだ広く知られているとはいえません。けれどもその音楽には、パリを中心に語られがちなフランス音楽とは少し異なる、土地に根ざした深い詩情が息づいています。
カントルーブとカステラはいずれも、パリのスコラ・カントルムに連なる音楽家でした。年長のカステラに対し、カントルーブは後輩にあたり、そのつながりは作品の上にも刻まれています。
今回演奏するのは、日本音楽コンクール第1位をはじめ国内外で高い評価を受け、近年ますます注目を集めるヴァイオリニスト、栗原壱成。そして、バッハからフランス音楽、ベルギー音楽まで幅広いレパートリーを持ち、繊細な音色と構成力で信頼を集めるピアニスト、蓜島啓介。
この二人によって、カントルーブとカステラの知られざる作品世界を、やなか音楽ホールの親密な空間でじっくりと味わっていただきます。
フランス音楽というと、洗練された華やかさを思い浮かべる方も多いかもしれません。けれども、その少し外側には、土地に伝わる歌、言葉、風景、暮らしの記憶に耳を澄ませた作曲家たちがいました。
山の空気、遠くから聞こえる歌、光の移ろい、どこか懐かしい風景。
カントルーブとカステラの音楽には、そうした土地の奥に残る記憶を、そっとすくい上げるような響きがあります。
知らない曲なのに、どこか懐かしい。
遠い土地の音楽でありながら、静かに心の奥へ触れてくる。
フランス南方に息づく土地の歌と記憶を、ヴァイオリンとピアノでたどる午後。
まだ広く知られていないフランス音楽の魅力に出会う、親密で詩情豊かなひとときをお届けします。
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