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プログラム
<当日スケジュール>
【■09:30 開場】
○10:00~10:15 ブリーフィング(斎藤さん同席)
○10:15~12:00 読書(ただひたすら本を読む)
(休憩:途中退場可能)
○13:30~16:00 読書(ただひたすら本を読む)
【■16:00 開演】
○16:00~17:00 斎藤真理子さんからのお話。読書指南。
○17:00~18:00 ディスカッション(斎藤さんへの読書についてのなんでもよろず相談可)
【■18:00 終演】
※ 読む本は『韓国文学の中心にあるもの』で取り上げられている本、また『本の栞にぶら下がる』でもかまいません。
※ 斎藤真理子さんの本読書会は、月に1度で、毎月第三土曜日に同じ場所で開催する予定です。
出演者
斎藤真理子(さいとう・まりこ)プロフィール
翻訳家。著書に『韓国文学の中心にあるもの』(イースト・プレス)、訳書に、チョ・ナムジュ『サハマンション』(筑摩書房)、パク・ミンギュ『カステラ』(ヒョン・ジェフンとの共訳、クレイン)、『短篇集ダブル サイドA』『短篇集ダブル サイドB』(筑摩書房)、チョン・セラン『フィフティ・ピープル』(亜紀書房)、ファン・ジョンウン『ディディの傘』(亜紀書房)、ハン・ガン『引き出しに夕方をしまっておいた』(きむ ふなとの共訳、クオン)などがある。『カステラ』で第一回日本翻訳大賞を受賞した。
みどころ
斎藤真理子さんからの言葉――
人間が本を読んでいるとき、動物はそれをどう見ているんだろう。
そんなことをときどき思う。
『韓国文学の中心にあるもの』という本を書くために、
韓国と日本の小説をたくさん読んだ。
小説とは何て変な、不思議なものだろうと改めて思った。
他の人が苦労して作り上げた文字の集積が
なぜ私の脳の中でも「物語」と呼ばれるものを構成しうるのか。
読んでいるとき、私たちはいったい何をしているのか。
それを知るために、読書の仕方を一度シャッフルしてみたい。
そんな気持ちで恐る恐る始めてみることになりました。
私のイメージは夕方に路地で見られる「猫の会議」です。
議題はわかりません。発見があるかないかわかりません。
そんな不定形の試み・実験に
週末の大事な時間を投入してもかまわないという奇特な方がおられましたら
ご参加ください。
斎藤真理子
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沈思黙読会とは――
スマートフォンやネット環境のおかげで、すぐに必要な情報にアクセスできるようになった恩恵を享受する一方、本と向き合う「黙読」の時間がなかなか作れない時代になっています。
我々には、”沈思黙考”する時間が足らないのではないでしょうか。心静かに本を読み、その世界に悠々自適に浸る。タイパを気にして倍速で本を読んでもしかたない。自分だけの生成と作用がそこにあるのに。そんな時間がいつのまにか取れなくなっています。
沈思黙読会は、「本を読む」=「黙読」の時間を最高の環境で追求していきたいと考えました。同じ本を読むたくさんの人と場所や時間を共有しながら、たった1人で本と静かに向き合う時間を提供します。
そして著者の話を聞き、同じ本を読んだ人たちと話し合う時間を作ります。
「読書を協働する」というのは、単に感想を共有する、ディスカッションをする、ということではなく、同じ時間にそれぞれの人がそれぞれの”作者との孤独な対話”を体験できれば、と思います。週末の1日、沈思黙考して本を読んでみませんか。
お問い合わせ先
その他のお問い合わせ先:株式会社イースト・プレス マプロフォンド担当 mp@eastpress.co.jp