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プログラム
20世紀後半の音楽史において特異な位置を占める作曲家、モートン・フェルドマン(1926-1987)。
「フィリップ・ガストンのために」日本初演*に先駆けて、生誕100年を記念するプロジェクトの一環として開催される、貴重な一次情報に基づくトークイベントです。
晩年のフェルドマンと直接的な交流を持った3名の専門家が一堂に会し、これまで活字化されてこなかった現場のリアルな状況、そして当時の実験音楽シーンを聞く、またと無い機会です。
(*主催者調べ)
出演者
■ ゲスト
高橋アキ(たかはし・あき)
鎌倉生まれ。東京藝術大学大学院修了後、ベルリン芸術週間、パリ秋の芸術祭などでリサイタルを開催。1975年からは『エリック・サティ連続演奏会』(12回)を企画構成の秋山邦晴とともに開催し、「サティ再発見」の大きな契機となった。1980年にモートン・フェルドマンの招きで初渡米して以来、アメリカでは数多く演奏活動を行った。1984年にはカリフォルニア芸術大学客員教授を務めた。2006年のニューヨークでのフェルドマン作品リサイタルは、ニューヨーク・タイムズ紙のベスト・コンサートのひとつに選ばれた。また「モートン・フェルドマン:トリオ」の演奏で、平成19年度(第58回)芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。平成23年の紫綬褒章受章など受賞など、その世界的功績と存在感はまさに比類ない。
柿沼敏江(かきぬま・としえ)
音楽研究、音楽評論.京都市立芸術大学名誉教授.カリフォルニア大学サンディエゴ校博士課程修了、PhD.専門はアメリカ実験音楽、20-21世紀音楽.著書『アメリカ実験音楽は民族音楽だった』(フィルムアート、2005年)、『〈無調〉の誕生』(音楽之友社、2020年、第30回吉田秀和賞受賞)。訳書ジョン・ケージ『サイレンス』(水声社、1996年)、アレックス・ロス『20世紀を語る音楽』(みすず書房、2010年)など.分担執筆として「感覚のアート——フルクサスの実践から」細川周平編著『音と耳から考える——歴史・身体・テクノロジー』(2021年、アルテス)所収、「新しい調性理論を構築する——5度をめぐる思考——」西田紘子・仲辻真帆編著『近代日本と西洋音楽理論』(2025年、音楽之友社)所収など.
藤枝守(ふじえだ・まもる)
作曲家。作曲を湯浅譲二やモートン・フェルドマンらに師事。植物の電位変化データに基づく《植物文様》を展開。著書に『[増補]響きの考古学』や電子書籍『孤高の響き』など。TZADIKから3枚のアルバムをはじめ《ガムラン曼荼羅》など多数。現在は、サンゴ骨格音響のアートプロジェクトを実践。九州大学名誉教授。Ph.D. in Music (University of California, San Diego) 。
■ 聞き手
大西穣(おおにし・じょう)
1981年生まれ。翻訳家、音楽批評家。10代の終わり頃、NYの実験音楽シーンに衝撃を受ける。バークリー音楽大学で作曲を学び、帰国後はイベント・プロデュースや劇伴作曲などを手がけると同時に、音楽の論考、インタビュー記事を各誌に発表。訳書にジョン・ケージの講義録『作曲家の告白』(アルテスパブリッシング)など。現在、フェリス女学院大学および順天堂大学非常勤講師。
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