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プログラム
【上映作品】ジェネシス2.0 よみがえるマンモス
上映時刻:6月22日(土)/13:00
公式サイト:https://www.asiandocs.net/genesis
【日本初公開】
原題:Genesis 2.0
2018年製作/作品時間113分
撮影地:ロシア、韓国、中国
製作国:スイス
◆作品概要
牙ハンターのピーター・グレゴリエフは、北極海に浮かぶニューシベリア諸島で、マンモスの牙を掘り出して生計を立てる。あるとき牙を探していた仲間が、土中から1頭丸ごとのマンモスを発見した。そのマンモスの回収に来たのが、ピーターの弟でマンモス博物館の館長を務めるセミヨンだった。セミヨンの狙いは、マンモスの生きた細胞を手に入れて、クローンを生み出すこと。調査ではマンモスの血液までも手に入れることができた。クローン生成やゲノム操作の最前線と、牙発掘という原始的な生業がクロスオーバーした世界が見せてくれるものは、科学の可能性か、それとも生命の尊厳か。我々人類が未知の領域に踏み込んでしまったことを、神は許すのだろうか。
製作・監督:クリスチャン・フレイ
共同製作・撮影(ニュー・シベリア諸島):マキシム・アルブゲヴ
撮影:ピーター・インダーガント
音楽:マックス・リヒター、エデュアルド・アルテミエフ
編集:トマス・バッハマン、クリスチャン・フレイ
出演者
◆登壇者紹介:
三谷 匡(近畿大学教授)
渡邉毘駕 (富士ストランディングネットワーク/なにわホネホネ団)
伴野 智(アジアンドキュメンタリーズ 代表)
みどころ
◆復活した韓国の「クローン王」は世界を変えられるか◆
かつてマンモスは、およそ1万1000年前に絶滅したと言われていましたが、北極海の離島では、約4000年前まで生息していたことが判明しました。マンモスのクローン化を目指すロシアと韓国の共同研究チームは、2012年に発足。韓国側の研究者の一人が、黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大学教授でした。ファン氏はクローン研究で世界的に注目されながら、論文のねつ造が発覚。その倫理観を問われ、韓国社会や学会、国際的な表舞台から追放されました。しかしファン氏は2005年に世界で初めて犬のクローンを成功させた人物。世界の富裕層のペットのクローンなどを手掛けるクローン作製の第一人者として成功し、「クローン王」と称されるまでの存在になりました。
◆絶滅種の復活・クローン技術の倫理◆
シベリアで発掘されたマンモスのDNAをもとに絶滅種の復活に挑戦する科学者達のマンモス復活プロジェクトは、遺伝子工学の最前線であり、クローン研究が実際に進行していることを示しています。一方、クローン技術の進化には倫理的な問題も伴います。絶滅した生物を復活させることは生態系にどのような影響を及ぼすのか、クローン技術が人類の未来にどのように活用されるのか。科学と社会問題の交差点を浮き彫りにしています。
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電話番号:03-6820-2460
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