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プログラム
【上映作品】あなたが見ている限り真実は生き残る
上映時刻:6月22日(土)/19:45
公式サイト:https://www.asiandocs.net/while-we-watch
【日本初公開】
原題:WHILE WE WATCHED
2022年製作/作品時間94分
撮影地:インド
製作国:インド、イギリス
◆作品概要
インド人のテレビ局NDTVでニュースキャスターを務めるラヴィシュ・クマールはマスメディアでは異端の存在。他局のほとんどが政権を持ち上げナショナリズムを煽る発信を繰り返す中、社会から弾圧されたり無視されたりしている人々に寄り添った報道を続けている。他局はこぞってラヴィシュの報道姿勢を批判し、扇動された視聴者はラヴィシュに殺害予告を送りつけた。NDTVへの圧力もエスカレートし、渾身のスクープは電波障害でテレビに映らない。局内では解雇や退職が続き、番組制作が難しくなるほどの人手不足に陥った。他局がナショナリズム一辺倒の報道を続ける中、5年に1度の国政選挙が行われる。権力に対するマスメディアの姿勢を問いかける作品。
監督:ヴィナイ・シュクラ
プロデューサー:ヴィナイ・シュクラ、クシュブー・ランカ、ルーク・W・ムーディ
エディター:アビナフ・チャギ
撮影:アマーン・シェイク、ヴィナイ・シュクラ
出演者
◆登壇者紹介:
堀 潤(ジャーナリスト)
伴野 智(アジアンドキュメンタリーズ 代表)
みどころ
◆政権に屈したメディアが煽る民族間対立
2014年のモディ首相が就任して以降、インドではナショナリズムが加速してきました。最も顕著なのが、国民の8割を占めるヒンドゥー教徒にとって最大の宗教的ライバルといえるイスラム教徒への「弾圧」です。イスラム教徒が多いカシミールは2019年に自治州から中央政府直轄に格下げされ、抗議するジャーナリストや活動家を当局が拘束しました。モディ政権はマスメディアへの圧力も強化。屈したメディアは政権への批判をやめ、「ムスリムがインドを支配しようとしている」と民族間の対立を煽る報道を繰り返しています。民主主義国家を名乗るインドですが、言論の自由さえも危ういという現実があります。
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