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プログラム
最初にGlibさんのチェロソロがあります。何の曲かはお楽しみ。
バッハ:G線上のアリア(約5分)
ヴィヴァルディ:四季「夏」第3楽章(約3分)
シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」(約40分)
モンティ:チャルダッシュ(約5分)
ピアソラ:アディオス ノニーノ(約8分)
曲目紹介、グリブ・トルマチョヴさんへのインタビューもあります。
[Program]
Bach:”Air on G String"
Vivaldi:Summer 3rd Movement
Schubert:PianoQuintet ‘Trout’D667
Monti : "Czardas"
Piazzolla:"Adios Nonino”
出演者
◼️グリブ・トルマチョヴ Glib Tolmachov(Cello チェロ)
ウクライナ出身。ハルキウ国立芸術大学卒業後、ヨーロッパを中心にオーケストラ奏者・室内楽奏者として活動。2022年2月ウクライナ戦争の影響で日本へ避難。現在はつくば市に在住し、全国各地で演奏活動を行う。ウクライナ大使館後援コンサートや各地の音楽祭等に出演。病院や老人ホーム、学校等でのチャリティーコンサートも多数開催。新聞各紙やNHKの特別番組でも活動が取り上げられた。多彩なレパートリーを持ちジャンルを超えた音楽活動を行っている。
◼️平光 真弥 Shinya Hiramitsu(ヴァイオリン)
愛知県立芸術大学音楽学部卒業。同大学大学院音楽研究科修了。中村桃子賞受賞。ヴァイオリンを青山泰宏、大久保ナオミ、福本泰之、Ewald Danel、岡山芳子の各氏に師事。指揮を故紙谷一衛氏に師事。第1回宗次ホール弦楽四重奏コンクール第1位。2007年、2010年及び2012年小淵沢室内楽セミナーにて最優秀カルテットとして「緑の風 音楽賞」受賞。2000年~岐阜管弦楽団コンサートマスター、2004年~2021年愛知室内オーケストラコンサートマスター、2022年4月~中部フィルハーモニー交響楽団首席客演コンサートマスター。愛知県立芸術大学非常勤講師。平成29年度愛知県芸術文化選奨受賞。
◼️新谷歌 Uta Shintani(ヴィオラ)
広島県出身、愛知県立芸術大学卒業。ヴァイオリンを村上直子、小谷公子、進藤義武各氏に師事。2ndヴァイオリンとして2007年リゾナーレ室内楽セミナー緑の風音楽賞を受賞、リゾナーレ音楽祭に出演。2009―2013年クァルテットアトム(2ndヴァイオリン)で活動し、同セミナー講師特別賞と2度の緑の風音楽賞を受賞。松尾学術振興財団より助成を受け、第19,20回マツオコンサートに出演。第1回宗次ホール弦楽四重奏コンクール第1位。
2014年よりヴィオラに転向、室内楽を中心とした演奏活動を行っている。
◼️酒井敬彰 Takaaki Sakai (コントラバス)
愛知県立芸術大学音楽学部を卒業、同大学研究生を修了。コントラバスを奥田一夫、星秀樹、渡邉彰孝、渡邉玲雄の各氏に師事。指揮法を外山雄三、栗田博文両氏に師事。岐阜県立加納高等学校非常勤講師、春日井市中学校音楽専門講師。オーケストラ、室内楽での演奏活動の他、指揮者としてこれまでにセントラル愛知交響楽団、東海フィルハーモニー交響楽団の公演を指揮、オペラの副指揮者として、名古屋二期会『蝶々夫人』『天国と地獄』『椿姫』の公演に携わる。
◼️米川幸余 Sachiyo Yonekawa(ピアノ)
桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学卒業。ロータリー財団の奨学金を受け、また文化庁在外研修員としてモーツァルテウム芸術大学に学んだ。
日本音楽コンクール入選、クララ・ハスキル国際コンクールファイナリスト、記念演奏会に出演。R・シューマン国際コンクール第2位入賞。1991年、ソニーミュージックファウンデーション主催のパフォーマンストゥディシリーズでデビューし、以来日本各地でソロ、室内楽、オーケストラのソリストとして演奏活動を展開。これまでCD「スカルラッティ:13のソナタ集」「カンティレーナ」をリリースし好評を得ている。
1996年~2000年相愛大学非常勤講師。2011年~2019年上野学園大学非常勤講師。2015年~2018年上野学園大学短期大学部准教授。1999年~2024年3月愛知県立芸術大学非常勤講師。ピティナ演奏会員。
みどころ
チラシ裏面の文章をご紹介します。
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コンサート企画にあたって〜つくば市在住ピアニスト 米川幸余
私は平和な国、日本に住んでいます。
私はロシアとウクライナについて政治的な考えを述べることはできませんが、常々苦しんでいる方達のために何か行動したいと思っていました。
そんな中、今年になって、ウクライナから戦禍を逃れ、私の住む街つくばで活動されているチェリストがいるということを耳にしたのです。
そして春には、Facebookを通じて、GlibTolmachov (グリブ・トルマチョヴ)さんと知り合うことができました。
初対面はサロンコンサート、私のピアノ演奏を聴きにきてくださった時で、私が演奏上、大切にしている『pp』(とても小さい音)がよかった!と、その柔らかな大きな手で私の手を包み込みながら感想を述べてくださいました。
その後、Glibさんの演奏会にも何度か足を運びました。
想像を絶するような不安の中にいらっしゃるでしょうに音楽をしっかりと見据え、演奏をすることで生きていこうとする強い意志を伸びやかなチェロの音から感じ、私は私なりに、何かGlibさんの力になれないかということを考え始めました。
演奏家はやはり演奏家として生きていきたいものです。
まずYouTubeの動画制作を提案し、数日後、4曲の小品の演奏動画をGlibさんと一緒に創りました。
そしてコンサートの企画。様々な場所で演奏していらっしゃるGlibさんですが、Live配信コンサートはされていらっしゃらないかと思います。
YouTubeを視聴できる環境にあれば国を越えて同じ時間に演奏会を体験できるのです。
電波の調子が良ければウクライナのご家族にもご覧いただけるかもしれません。
今回、幸運にも趣旨に賛同してくださる協力者を見つけることができ、Live配信で室内楽コンサートを開催することになりました。
メンバーは2022年から毎年夏に豊川のコンサートでご一緒させていただいている、ヴァイオリンの平光真弥さん、奥様でヴィオラの新谷歌さん、コントラバスの酒井敬彰さんで、はるばる名古屋からつくばにいらして下さいます。
そしてチェロは勿論Glibさん、ピアノは私が担当します。
YouTubeの動画を録画録音し終わった日、Glibさんがおっしゃいました。
「戦争でいつも気分が悪かった。でも今日はとても嬉しい。ありがとう」と。
名古屋からのメンバーとGlibさんと私でシューベルトの「鱒」を共演できたら、きっと音楽の力によってハッピーになれる、そんな気がしています。
戦争が早く終わり、Glibさんが無事ご家族に会うことができますように。
その時まで、Glibさんが音楽家として強く生き抜けますように。
神様からのギフトを大切に、これからもお元気で活動して頂きたいと思います。
この特別なメンバーによるLive配信コンサートを皆様に是非ともご視聴いただきたくご案内申し上げます。
お申し込みを心よりお待ちしております。
2025年 夏至 米川幸余
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Message from Glib・Tolmachov(グリブ・トルマチョヴさんからのメッセージ)
The first time I attended a concert by Ms. Yonekawa, I was accompanied by my wife and a close friend. It was a salon concert, held in the warm and welcoming atmosphere of her home studio — a space filled with the quiet elegance of music, care, and sincerity.
Ms. Yonekawa had thoughtfully prepared a program dedicated to the music of Frédéric Chopin. Before the performance began, she gave a beautiful presentation about Chopin’s life and compositions. What deeply moved us was that she included the Ukrainian language in her presentation, as a gesture of solidarity and kindness.
The level of her artistry left a lasting impression on me. Every note she played was imbued with depth, precision, and emotion. Her performance demonstrated not only refined technique and expressive control, but also a profound understanding of the music’s soul.
The instrument itself — a magnificent Steinway Model D concert grand — resonated with incredible richness and sensitivity under her hands.
To be honest, I usually find it difficult to sit through classical concerts without growing restless — sometimes even sleepy. For me, it’s easier to perform for two hours on stage than to listen for just one. But at Ms. Yonekawa’s concert, I found myself completely absorbed, listening with full attention to every phrase, every silence. It was a truly inspiring experience.
Thank you so much for your support and kindness.
Dear audience, we wish to share this inspiration with you through our concert. We will put our hearts and all our skills into every note.
Wherever you are, you can join us online.
Please sign up, and share this opportunity with your friends.
We look forward to meeting you at the concert!
初めて米川幸余さんのコンサートに伺ったのは、妻と親しい友人と一緒でした。
それはご自宅にある音楽スタジオで開かれたサロンコンサートで、会場には温かく穏やかな空気が流れており、音楽への深い愛情とおもてなしの心が随所に感じられました。
米川さんは、ショパンの作品を中心に心を込めたプログラムをご用意されていました。
演奏前にはショパンの人生と音楽についての丁寧なプレゼンテーションがあり、その中でウクライナ語を取り入れてくださったことに私たちは深く感動し、その優しさと国際的な感性に敬意を抱かずにはいられませんでした。
そして何より、米川さんの演奏には並外れたプロフェッショナリズムと芸術性がありました。
豊かな表現力と確かな技術、音楽の本質を深く理解した上での演奏は、一音一音が心に響くものでした。
スタジオに置かれているスタインウェイのD型という名器が、米川さんの指先によってまるで生きているかのように響いていたのが印象的でした。
正直に申し上げると、私はクラシック音楽のコンサートでじっと座っているのが少し苦手で、つい眠くなってしまうこともあります。
1時間聴くより2時間演奏する方が楽なのです。
ですが、この日の米川さんの演奏には、最初から最後まで心を奪われ、すべての音に集中して耳を傾けていました。
それほどまでに感動的な演奏でした。
このような素晴らしい出会いとあたたかいご支援を本当に嬉しく思っております。
皆さまへ🍀
私たちはこのコンサートを通して、皆さんの心に深く届くような音楽をお届けしたいと願っています。
心を込めて、全力で演奏いたします。
どこにいても、オンラインでご参加いただけます。
ぜひお申し込みいただき、お友達にもシェアしていただけたら嬉しいです。
(グリブ・トルマチョヴ)
お問い合わせ先
メールアドレス:piacasa_tsukuba@yahoo.co.jp
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