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プログラム
C.グノー作曲「ロメオとジュリエット」
オペラ全5幕<字幕付き原語(フランス語)上演>
Teatro Opera Collection
出演者
公演監督:角田和弘
指 揮:園田隆一郎
演 出:松本重孝
<26日出演> / <27日出演>
ロメオ : 清水 徹太郎 / 山本 康寛
ジュリエット : 光岡 暁恵 / 米田 七海
メルキューシオ : 井出 壮志朗 / 市川 宥一郎
ティバルト : 渡辺 康 / 工藤 翔陽
修道士ローラン : 伊藤 貴之 / 久保田 真澄
ステファノ : 山川 真奈 / 石田 滉
キャピュレット : 坂本 伸司 / 小野寺 光
ジェルトリュード : 高橋 未来子 / 山本 千鶴
パリス : 相沢 創(両日)
グレゴーリオ : 和下田 大典 / 岩美 陽大
ヴェローヌ大公 : 東原 貞彦(両日)
合唱:藤原歌劇団合唱部
管弦楽:テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ
みどころ
シェイクスピアの名場面を多く盛り込んだ上で、「それまでに無かった耽美さ」を作曲家グノーが徹底的に追究したオペラ。若い男女の熱愛ぶりが甘美なメロディでたっぷり描かれる。第1幕ではまず、メルキューシオの〈マブの女王のバラード〉がフランス語の軽さを活かして颯爽と歌われ、人気の名曲、ジュリエットのワルツ〈私は夢に生きたい〉も登場。こちらは、初演者のソプラノ、ミオラン=カルヴァロがグノーに詰め寄って書かせた「追加の名曲」であり、終盤での下降音型の烈しい繰り返しが、熱い乙女心を描き上げる。
第2幕ではロメオのカヴァティーヌ〈太陽よ昇れ!〉が聞きもの。最後に歌われる高音が、青年の情熱の量を爆発的な勢いのもとに表現する。また、幕切れまで続く恋の二重唱は、感傷的な曲調で聴き手を堪能させる名場面。
第3幕第1場では、恋人たちが神父の前で結婚し、乳母も加わる四重唱において、同型のフレーズを一音ずつ高く繰り返すという作曲家得意の手法が鮮烈な効果をもたらす。続く第2場では小姓の軽妙なシャンソン〈白いキジバトよ〉が息抜きの洒落た一曲となるほか、公爵が下した追放処分を受けて、ロメオから歌い出す壮大なコンチェルタート〈ああ悲しみの日よ〉も大いなる聴きどころ。初演前にカットされたシーンだが、1888年のパリ・オペラ座公演で復活し、今では人気の名場面に。各人の悲痛な胸の内が切々と歌われる。
次の第4幕では、チェロの詩的なテーマに導かれて、長大な愛の二重唱〈私は貴方を赦すわ〉が歌われ、秘密の初夜を過ごして満ち足りた二人の想いが存分に表現される。続いて、神父から仮死状態になる薬を渡されたジュリエットが、決意のエール〈愛よ、私の勇気を奮い立たせて〉を歌ってそれを一気に飲み干すくだりも、彼女の「勁い心根」の表れとして客席を掴むことだろう。
そして第5幕では、コルネットやトロンボーンの切なさが印象的な〈間奏曲〉と木管の柔らかな響きが特徴的な〈ジュリエットの夢〉が、グノー流のオーケストレーションの妙を強く打ち出し、ロメオの激情の独白に続いて、原作とは違って二人が共に息絶える劇的な二重唱〈君自身を労わりたまえ〉が客席の涙を誘い、同一音型を繰り返す後奏部が二人の物語の「永遠性」を力強く象徴する。
お問い合わせ先
電話番号:03-6721-0874
その他のお問い合わせ先:日本オペラ振興会チケットセンター
TEL 03-6721-0874(月~金:10:00~18:00 土日祝:休)
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