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プログラム
佐藤聰明 「魂鎮の舞」(2016) 世界初演
東俊介 委嘱新作「髪」(2024)世界初演
Jean-Louis Agobet "Mains et Cercle" Pour Shamisen solo (2024) 世界初演
野田暉行「松の曲」(1975) 追悼演奏
菊岡検校「御山獅子」
出演者
邦楽四重奏団(箏・三絃・十七絃/平田紀子、寺井結子、日𠮷章吾、尺八/黒田鈴尊)
◆平田 紀子 HIRATA Noriko
大阪府出身。幼少より永田文子、深海さとみに師事。東京藝術大学卒業。在学中、宮城賞受賞。卒業に際しアカンサス音楽賞、同声会賞受賞。宮城道雄記念コンクール・賢順記念くるめ全国箏曲祭コンクール・利根英法記念邦楽コンクールで1位受賞。アンサンブル室町「東方綺譚」公演で第13回佐治敬三賞受賞。CD「この音とまれ!時瀬高等学校箏曲部」で第72回文化庁芸術祭レコード部門優秀賞受賞。日本音楽コンクールをはじめとする作曲コンクールでの審査演奏に携わる。音楽祭、シンポジウムなどで各種箏の独奏をつとめ、様々な国の邦楽作品を紹介しながら邦楽器の魅力と音楽性を発信することに力を入れている。2015~17年度東京藝術大学教育研究助手、18~19年度同大学非常勤講師。
生田流箏曲宮城社教師。(公社)日本三曲協会、日本歌曲協会各会員。
https://hirata-noriko.com/
◆寺井 結子 TERAI Yuiko
福島市出身。遠藤千晶に師事。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。在学中宮城賞、同声会賞受賞。同大学院音楽研究科修士課程修了。NHK邦楽技能者育成会第55期修了。第17回賢順記念くるめ全国箏曲祭コンクール第2位受賞。NHK邦楽オーディション合格。NHK-FM「邦楽のひととき」「邦楽百番」出演。
「和楽器ルネサンス」(2018年)にて一柳慧作曲『密度』を、「ぎふ未来音楽展」(2019年)にて『秋の連歌—箏独奏のための—』『臨界域—三絃独奏のためのー』を演奏し作曲家自身の助言を受け研究、研鑽を積む。これを契機に一柳氏の音楽に共感を覚え、2021年にCD「寺井結子プレイズ一柳慧邦楽作品集」(カメラータ・トウキョウ)を発売。『レコード芸術』2022年1月号にて“特選盤”、『音楽現代』2022年2月号にて“推薦盤”、読売新聞や朝日新聞でも取り上げられる等、現在好評発売中。
古典から現代作品まで幅広く取り組むと同時に、邦楽の普及のための教育活動も積極的に行い、日本独自の音楽の魅力を広めるために活動している。
生田流箏曲宮城社大師範。(公社)日本三曲協会所属。https://yuiko-terai.com/
◆日𠮷 章吾 HIYOSHI Shogo
静岡県出身。6才より生田流箏曲の手ほどきを三木千鶴師に受ける。のちに、金津千重子師に師事。2012年より髙橋翠秋師に胡弓を師事。2015年より平家語り研究会に参加し、地歌箏曲の源流とも言える平家(平家琵琶)の伝承研究にも取り組んでいる。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を卒業。同大学音楽学部邦楽科卒業。同大学大学院修了。NHK-FM「邦楽のひととき」「邦楽百番」などの放送や国立劇場、国立文楽劇場、新国立劇場の主催公演などに出演。また、フランス、スイス、ポーランド、トリニダードトバゴなど海外での演奏経験も積む。第1回利根英法記念邦楽コンクール最優秀賞、賢順記念全国箏曲祭 第21回全国箏曲コンクール 銀賞及び福岡県知事賞受賞。2016年度文化庁芸術祭音楽部門新人賞を受賞。
箏曲正絃社師範。(公社)日本三曲協会、千鶴の会、森の会、平家語り研究会、各会員。
重音会会友。東京藝術大学非常勤講師。
https://www.hiyoshishogo.com/
◆黒田 鈴尊 KURODA Reison
人間国宝・二代青木鈴慕、三代青木鈴慕に師事。国際尺八コンクール2018inロンドン優勝。利根英法記念邦楽コンクール最優秀賞。
ブリュッセルでの国際現代音楽祭ARS MUSICAにて武満徹"November Steps"他、Claude Ledoux、Denis Levaillant、藤倉大、山本和智、Rafael Nassifなど多数の尺八協奏曲や桑原ゆう“葉落月の段“のソリストを務めるなど、多くのオーケストラとの共演や、毎年の世界各国での独演会、数多くの新作初演を通じ、尺八の無限の可能性を追求している。新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」、「Final Fantasy X」やディズニー制作ハリウッド・ドラマ「将軍 SHOGUN」他CD、ラジオなどへ録音提供多数。
アンサンブル室町(第13回佐治敬三賞受賞)、The Shakuhachi 5、RigarohieSメンバー。
令和元年度文化庁文化交流使。
https://www.reisonkuroda.com/
新作 作曲家
【佐藤聰明 SATOH Sômei 】
ダーティングトン国際音楽祭(イギリス)、チェルシー音楽祭(ニューヨーク)などのテーマ作曲家。ことにニューヨークではオーケストラ公演を含む17回に及ぶ作品演奏会が催されている。著書に「耳を啓く」(春秋社)、「幻花ー音楽の生まれる場所」(洪水企画)がある。これまでに内外でリリースされたCD作品集は18枚を数える。最近では陳傳興の中国映画「水を掬えば月は手に在り」、小栗康平の日仏合作映画「FOUJITA」の映画音楽集CD(ALCD-127)がリリースされている。
【ジャン-ルイ アゴべ Jean-Louis Agobet】
1968年生まれのフランスの作曲家。15歳の時から作曲の勉強を始め、エクサンプロヴァンス音楽院、リヨン国立高等音楽院でミシェル・パスカル、ジャック・シャルパンティエ、フリップ・マヌリらの教えを受ける。同時にサントル・アカント、イルカムでも研鑽を積んだ。90年代から作曲家としての活動を始め、ラジオ・フランス、フランス文化省の委嘱を受けた。1996年から98年まで、ローマのヴィラ・メディチスでの留学生に選ばれた。作品は協奏曲、管弦楽曲、室内楽と幅広い分野にわたっていて、ジョベール、ペールミュジック、アルシペルから出版されている。教育活動にも熱心で、2011年より、ボルドー音楽院、2022年より国立ボルドー・ヌーヴェルアキテーヌ高等音楽舞踏学院で教授を務めている。
【東 俊介 AZUMA Shunsuke】
『もし音を目で見ることが出来るなら、一体どのような形をしているか』をコンセプトとして活動する作曲家、音楽家、パフォーマー。東京音楽大学、ケルン音楽大学大学院、カールスルーエ音楽大学ゾリステンクラッセ課程をそれぞれ修了。これまでに作曲を遠藤雅夫、池辺晋一郎、Markus Hechtle、Wolfgang Rihmの各氏に師事。第84回日本音楽コンクール作曲部門第1位、合わせて三善賞、明治安田賞受賞。「経験と体験の交差」を通じて、各分野のアーティストとの協働により、新たな芸術への模索と実験的な試みを行うアーティスト・コレクティブ『Crossings』メンバー。
みどころ
「日本の伝統楽器で"今"と"これから"の音楽を創る」というコンセプトのもと、
①古典三曲合奏
②現代邦楽の名曲
③委嘱新作
の三つの視座から活動を展開する「邦楽四重奏団」。
今回は、四重奏を主に演奏してきた当団としては初めての、ソロ・デュオ・トリオ・カルテットという楽器編成によるプログラム構成の定期公演です。
独奏(三絃)『Mains et Cercle Pour Shamisen solo』Jean-Louis Agobet(2024) 世界初演
二重奏(尺八・十七絃)『魂鎮の舞』佐藤聰明 (2016) 世界初演
三重奏(古典三曲合奏)『御山獅子』菊岡検校
四重奏(委嘱初演)『髪』東俊介 (2024)世界初演
追悼演奏『邦楽四重奏曲第3番 松の曲』(1975)野田暉行
世界初演の3作品に、名作2作品、必聴です。
動画
お問い合わせ先
その他のお問い合わせ先:hougakuq@gmail.com(邦楽四重奏団)
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