開場/開演情報・チケット販売期間
チケットの種類・料金帯
全-料金帯
0円 ~ 0円
-
ご利用可能支払方法
-
- 購入方法について
プログラム
番組
鼎談「海人の伝説と竹生島」宇髙姉弟
舞囃子「竹生島」宇髙竜成
休憩30分
能「海人」宇髙徳成
終了予定 午後4時半
出演者
番組
鼎談「海人の伝説と竹生島」宇髙姉弟
舞囃子「竹生島」
シテ 宇髙竜成
笛 左鴻泰弘
小鼓 林 大和
大鼓 森山泰幸
太鼓 前川光範
地謡 金剛龍謹 今井克紀 豊嶋晃嗣 惣明貞助
休憩30分
能「海人」
シテ 宇髙徳成
子方 中川実苑
ワキ 岡 充
間狂言 山口耕道
後見 金剛永謹 豊嶋幸洋
地謡 金剛龍謹 廣田幸稔 廣田泰能 今井克紀
豊嶋晃嗣 惣明貞助 向井弘記 小野芳朗
終了予定 午後4時半
主催 竜成の会
共催 松山景雲会
能面 宇髙景子
制作 竜成の会事務局
後援 京都市 京都新聞 KBS京都 京都市芸術文化協会
みどころ
【解 説】
竹生島
醍醐天皇に仕える臣下が竹生島に参詣し、弁財天と龍神に出会うというのが能「竹生島」のあらすじです。弁財天は才能や音曲を司る神様です。また龍神は仏教を守護する霊神です。この能では日本の神仏習合の考え方によって、弁財天も龍神も衆生済度(しゅじょうさいど・仏や菩薩がこの世界の人々を救い、悟りの道へ導く事)の誓いの現れ方の一つと捉えます。今回は舞囃子という演出で、龍神が湖底から出現するところを演じます。
海人
藤原不比等(ふじわらのふひと)の子、藤原房前(ふじわらのふさざき)は幼い頃に母を亡くしています。ある時、自分の母は讃岐の国・志度(しど)の浦で亡くなったという事を聞いて、亡き母を弔う為に従者を連れて讃岐の国へと赴きます。
そして一行は志度の浦で、一人の海人と出会います。従者が彼女に志度の浦についての話を尋ねます。海人は、むかし唐の高宗皇帝の后となった藤原不比等の妹が、藤原氏の氏寺・興福寺へ三種の宝を贈ったところ、その一つの面向不背之珠(めんこうふはいのたま)をこの沖で竜宮に奪われてしまい、不比等はそれを取り戻す為に身をやつしてこの浦に下り、一人の海人少女と契りを結び一子を儲け「もしかの珠を竜宮から取り返して来たならば、この子を世継にしよう」と約束し、母は我が子のために命をかけて海底の竜宮から遂に珠を取り返した事を語ります。そして「私がその海人の幽霊なのです」と打ち明けて消え失せます。
房前はこの不思議な体験に深く感じ入って色々と追善供養していると、海人は龍女となって現れ、法華経の功徳によって成仏できたことを喜びます。
【ご挨拶】
宇髙青蘭能之会は多くの方々のお力添えを賜り、本年で第23回目を迎えました。
今年は徳成が能「海人(あま)」を、また竜成は舞囃子「竹生島(ちくぶしま)」を勤めます。「海人」は香川県にある志度寺(しどじ)の縁起を題材とし、我が子のために命をかけて竜宮に入り、宝珠を取り戻す母の強くも儚い姿を描いていますが、実は志度寺と竹生島には不思議な関係があります。オープニングの姉弟の鼎談(ていだん)でその話題に触れながら、皆様を能の世界へ誘いたいと思います。
能「海人」で使用する能面は母の幽霊の面「曲見(しゃくみ)」と、龍女となった母の面「泥眼(でいがん)」の二面ですが、今回も景子がこの舞台の為に制作します。シテ徳成の役作りと同時進行で能面を制作していますので、舞台当日の完成を楽しみにしてください。
いつもご覧頂いている方にも、お能を初めてご覧になる方にも、より深い能楽の魅力を伝えられるように姉弟で力を合わせて精一杯勤めますので、是非足をお運びください。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
宇髙景子 宇髙竜成 宇髙徳成
【プロフィール】
宇高姉弟
金剛流能楽師・宇髙通成の長女・景子(能面師)、長男・竜成(能楽師)、次男・徳成(能楽師)の三姉弟。能楽師であり能面師でもあった父の影響を色濃く受け、幼少の頃から能楽の世界に身を置く。景子は能面師として活動の傍ら、世界的に有名なゲーム「Apex Legends」やファッションブランドmiu miuとコラボレーションする等、国内外のメディアに登場し、本年は祇園祭「綾傘鉾」の御神面の複製を手掛けるなど様々な挑戦を続けている。竜成は自身の会「竜成の会」を主宰し、Youtubeチャンネルを運営、海外アーティストとの交流を深めたりして幅広い活動をしている。徳成は宇髙家の能楽師としてのルーツである愛媛県松山市での普及活動に務め、新作能の創作にも挑戦している。また映画俳優への演技指導など多岐に渡る活動をしている。本公演をはじめ、竜成・徳成の能楽師が舞台で使用する能面を、景子が制作するという挑戦を続けている。
動画
お問い合わせ先
メールアドレス:info@tatsushigenokai.com
電話番号:08053211501
お問い合わせフォームURL:http://www.tatsushige3.com/contact/
その他のお問い合わせ先:メール: info@tatsushigenokai.com
応援コメント(2)