開場/開演情報・チケット販売期間
チケットの種類・料金帯
全-料金帯
0円 ~ 0円
-
ご利用可能支払方法
-
- 購入方法について
プログラム
番組
解説「大津祭と能」
宇髙竜成
独調「鶴 亀」
謡 宇髙徳成
小 鼓 古田知英
独鼓「西王母」
謡 宇髙竜成
太 鼓 前川光範
仕舞「西行桜クセ」
シ テ 金剛永謹
地 謡 金剛龍謹 豊嶋晃嗣 宇髙徳成 向井弘記
居囃子「石 橋」
笛 左鴻泰弘
小 鼓 古田知英
大 鼓 渡部 諭
太 鼓 前川光範
地 謡 宇髙竜成 惣明貞助 向井弘記
休憩30分
能「殺生石 女体」
シ テ 宇髙竜成
ワ キ 岡 充
間狂言 茂山忠三郎
笛 左鴻泰弘
小 鼓 古田知英
大 鼓 渡部 諭
太 鼓 前川光範
後 見 金剛永謹 廣田幸稔 豊嶋幸洋
地 謡 種田道一 金剛龍謹 廣田泰能 今井克紀
豊嶋晃嗣 宇髙徳成 重本昌也 惣明貞助
附祝言(猩々)
16時45分 終演予定
出演者
◯能楽師シテ方 金剛流
金剛永謹 金剛龍謹 種田道一 廣田幸稔 廣田泰能 豊嶋幸洋 今井克紀 豊嶋晃嗣 重本昌也 宇髙竜成 宇髙徳成 惣明貞助 向井弘記 湯川稜 中村洋臣
◯能楽師ワキ方 高安流
岡充
◯能楽師狂言方 大蔵流
茂山忠三郎
◯能楽師笛方 森田流
左鴻泰弘
◯能楽師小鼓方 幸流
古田知英
◯能楽師大鼓方 石井流
渡部諭
◯能楽師太鼓方 金春流
前川光範
-スタッフ-
宣伝美術=田中嘉代(かよくらふと)
WEBサイト制作=高瀬フヒト
制作=前田瑠佳
主催=竜成の会
協力=NPO法人大津祭曳山連盟
みどころ
ご挨拶
平素より竜成の会の活動に温かいご支援を賜り、誠にありがとうございます。
昨年は節目となる第十回公演にて能「安宅」を勤め、五年にわたり続けてまいりました関蝉丸神社勧進能を、皆様のお力添えのもと無事に締めくくることができました。延べ1,161名もの皆様にお運びいただき、寄進額は130万円に上りました。改めて深く御礼申し上げます。
さて、皆様は滋賀県大津市に四百年受け継がれてきた「大津祭」をご存じでしょうか。毎年十月、13基の曳山が華やかなからくり人形を載せて町を巡行する、歴史と文化が息づく祭礼です。そのうち実に6基が能の物語を題材としています。さらに昨年12月にはユネスコ無形文化遺産に登録され、国内外から一層の注目が寄せられております。
本年の竜成の会ではこの大津祭にまつわる6曲を様々な形でご披露いたします。私はその中から、能「殺生石」を“女体”の小書(特殊演出)にて勤めさせていただきます。
皆様に舞台をご覧いただけることを励みに、本年も精進を重ねて参ります。ご来場を心よりお待ち申し上げます。
宇髙竜成
解説
本公演では、大津祭の曳山にゆかりのある能の曲目を、独調・仕舞・居囃子・能などの多彩な上演形態でお届けいたします。それぞれの趣向を織り交ぜた舞台を、どうぞ心ゆくまでお楽しみください。
独調「鶴亀」
唐の玄宗皇帝の宮中では毎年の嘉例にしたがい、四季の節会の始まりに人々を集め、庭の鶴亀を舞わせ、月宮殿では雅やかな舞楽が奏され、皇帝の治世の安泰と繁栄を寿ぎます。
大津祭では「月宮殿山」という曳山があり、皇帝の前で鶴亀のからくり人形が扇を開き舞を舞います。
独鼓「西王母」
西王母は中国の伝説に登場する仙女です。仁政を敷く皇帝を讃えるため天より舞い降り、三千年に一度花が咲き実を結ぶ仙桃を捧げます。三月三日の桃の節句や曲水の宴にも縁のある物語です。
大津祭では「西王母山」という曳山があり、西王母の桃の中から童子が登場するからくりがあります。
仕舞「西行桜」
京都西山に、西行法師が住む庵がありました。そこには老木の桜があり、西行は「今年は桜を独りで静かに眺めたい」と思っていましたが、有名な西行庵の桜を見たい人々が花見にやってきます。わざわざ訪れた人々を追い返すわけにもいかず「花見にと群れつゝ人の来るのみぞ あたら桜の科にはありける」という和歌を読みます。その夜、桜の精が西行の前に現れ「非情無心の草木に浮世の科はない」と語り、花の名所の数々を語り、春の短夜に舞い興じます。
大津祭では「西行桜狸山」という大津祭最初の曳山があります。塩売治兵衛が狸の面をかけて踊った事が発祥となったもので、後に「西行桜」のからくりを採り入れ現在の形になりました。
居囃子「石橋」
平安時代、大江定基は妻と死別し寂昭法師と名乗り、唐に渡ります。やがて清涼山に行く途中で石橋にさしかかります。千尋の谷に、虹のようなアーチを描く石の橋は、一尺にも満たない幅で、一面に苔が生えています。ここは難行を経た者のみが渡れるという難所ですが、文殊菩薩の霊獣・獅子達はこの橋の上でただ舞い戯れるのでした。
大津祭では「石橋山」という曳山があり、寂昭法師と石橋の上で舞い狂う獅子のからくりがあります。
能「殺生石 女体」
玄翁という道人が、陸奥から都へ上る途中、那須野を通りかかります。すると、空を飛ぶ鳥が石の上に落ちるという、不思議な光景を目にします。そこへ一人の里の女が現れ、その石は「殺生石」と呼ばれ、近づく者に災いをもたらすため、近づいてはならないと告げます。
玄翁がその由来を尋ねると、女は、鳥羽院の御代、宮中に仕え帝を惑わした玉藻前の執心が、やがて石と化したものだと語ります。玉藻前は安倍泰成の占卜によって正体を見破られ、化生の身を現して那須野へ逃れ、ついには討たれたといいます。そう語り、女は自らをその石の魂であると明かし、姿を消します。
やがて玄翁が供養と引導を行うと、殺生石は二つに割れ、石魂は野干(狐の化身)の姿となって現れます。都を追われ、この地に隠れていたところを三浦介・上総介に討たれ、以来、怨念となって人々に災いをもたらしてきたことを語りますが、今は仏縁に遇い、もはや悪事をなさぬと誓い、野干の姿は消えてゆきます。
大津祭では「殺生石山」という曳山があり、玄翁が払子を振ると石が割れ、女官姿の玉藻前の顔が狐に変わるからくりがあります。また、小書「女体」では舞の型や、後シテの姿が常と変わり、九尾の狐の冠を戴く女性の姿で現れます。
附祝言「猩々」
親孝行な男・禹風(こうふう)が福を授かる、めでたい物語です。
海中の精・猩々が現れて酒を飲み舞を舞い、素直な心を賞して、壺の中から酒が泉のように湧いてくる酒壺を授けます。
◼️様々な上演形態について
本公演では、能楽の多様な表現を味わっていただくため、以下の上演形態を織り交ぜてご紹介いたします。
独調……謡・小鼓のみの簡素な構成
独鼓……謡・太鼓の構成(特別な手組を用いた演奏)
仕舞……能の一場面を抜粋し、舞そのものの美しさを味わう形式
居囃子……舞を伴わず、謡と囃子で曲の趣を味わう形式
(※謡と囃子〈笛・小鼓・大鼓・太鼓〉による構成。雛人形の五人囃子の源流の一つとされています)
能……能の基本の形であり、同時に完成された姿を味わう舞台形式
附祝言……祝言の曲を短く謡い添え、一日の公演を寿ぐ上演形式
動画
お問い合わせ先
メールアドレス:info@tatsushigenokai.com
お問い合わせフォームURL:http://www.tatsushige3.com/contact/
応援コメント(0)