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プログラム
【昼の部】
「解説」
「摂州合邦辻」合邦住家の段
「五条橋」
【夜の部】
「解説」
「桂川連理柵」六角堂の段、帯屋の段、道行朧の桂川
出演者
出演:人形浄瑠璃文楽座技芸員
みどころ
あらすじ
【昼の部】
●摂州合邦辻 合邦住家の段
継母が恋したのは継子―。
河内国高安家の跡継ぎは俊徳丸。この決定に不満を抱く妾腹の兄は、家督を奪おうと、俊徳丸暗殺を計画。ところが、俊徳丸は、突如病気となり、また継母玉手の邪恋から逃れるため、家督を継ぐことなく失踪。
あとを追う玉手。けれども、行方を探しあぐね、四天王寺のそばに住む両親のもとへ。そこには偶然、俊徳丸と許婚の浅香姫が匿われていました。
玉手は、姫から俊徳丸を奪おうと、嫉妬もあらわに大暴れ。いくらいとしい娘でも許しがたい非道に、父合邦は激怒し、玉手を刺殺。ところが、死を前に玉手が明かしたのは思いもよらない真実―人の道にはずれた恋も、突然の病も、俊徳丸を暗殺から守る手段だったとは?
題材は、念仏信仰の地、四天王寺(大阪市)での救いを描く説経『しんとく丸』や能『弱法師(よろぼし)』で、合邦辻は、四天王寺の近くの丁字路の名称です。
安永2年(1773)、豊竹此吉座が大坂の北堀江市の側芝居で初演。菅専助・若竹笛躬合作の上下二巻の時代物で、下の巻から、合邦や玉手の激しい心情に圧倒される「合邦住家」をご覧いただきます。
●五条橋
源義経といえば武蔵坊弁慶、その出会いは―。
義経がまだ牛若丸と名のっていたころ、亡父追善のための千人斬りと称して、毎夜、京都の鴨川にかかる五条橋で人を襲撃。千人目というこの日、大薙刀を持ち、熊手、鉄棒、まさかり等々七つ道具を背負って、曲者退治にやって来たのが、弁慶。
華奢な少年牛若丸と力自慢の大男弁慶との戦い。俊敏な牛若丸に、さすがの弁慶も翻弄され、降参、喜んで家来に。
享保16年(1731)、大坂の竹本座で初演された、文耕堂・長谷川千四合作の五段の時代物『鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)』。その五段目の一部で、わかりやすく楽しい作品です。
【夜の部】
●桂川連理柵 六角堂の段・帯屋の段・道行朧の桂川
妻もいる38歳の男が隣家の14歳の娘と心中―。
ことの起こりは、二人が旅先で偶然出会い、同じ宿に泊まったこと。深夜、供の丁稚に言い寄られたお半は、助けを求めて長右衛門のもとへ。日頃から何かとお半の面倒を見ている長右衛門は、ここで寝たい、眠たいと訴えるお半を何の気もなしに蒲団へ入れてやり、思いもしなかった間違いが…。
長右衛門にとってお半の亡父は大恩人。その臨終に、親代わりとなって将来お半に幸せな結婚をと頼まれた身で犯してしまった、恩人を裏切る過ちに、苦悩する長右衛門。一方、幼いときから長右衛門にかわいがられ、恋心を抱いていたお半は、決して叶わぬ恋と、長右衛門の子を宿したことに悩む日々。
さて、そんな中、悪事を企むのが、長右衛門の養父の後妻とその実子。お半との関係を言い立て、盗みの罪をなすりつけて、長右衛門を追い出す魂胆。親子の責めにひたすら耐える長右衛門を救ったのは、妻と養父でした。
長右衛門の苦悩を察し、自害を恐れる二人。親より先に死んでくれるな、いつまでも夫婦でいたい…。二人の思いを聞く長右衛門の胸は張り裂けんばかり。実はすでに死を覚悟していました。取り返しのつかないお半の妊娠、そして、今日降ってわいた難題。どちらも死をもって償うよりほかありません。
お半もまた死ぬ覚悟。長右衛門に書置きを残し、桂川へ。お半を一人で死なせまいと、あとを追う長右衛門。こうして二人は、一緒に死ぬことに…。
1761年、京都の桂川で見つかった親子ほど年の離れた男女の遺体。すぐに心中事件として浄瑠璃にとりこまれましたが、江戸時代の記録では強盗殺人とされています。
ご覧いただくのは、安永5年(1776)、大坂の北堀江市の側芝居で豊竹此吉座が初演した、菅専助の上下二巻の世話物の下の巻(道行は後補)。六角堂(頂法寺・京都市)近くの商家を舞台とした眼目の「帯屋」では、チャリ場(笑いの場)もお楽しみください。
お問い合わせ先
メールアドレス:n-bunka@bunka758.or.jp
電話番号:052-249-9387
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