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プログラム
「イザイホーと映像の時代」連続上映&トーク
第3回 【映画『イザイホウ』からはじめた沖縄の映像記録 】
沖縄久高島の成巫儀礼イザイホー。
50年以上にわたり、数々の映像作家が情熱を注ぎカメラを回した。
それらの作品群を、はじめて一望のもと上映する。
制作関係者の証言を聞き、記録映画の制作、公開、そして継承について考える。
「イザイホーと映像の時代」第3回は、1966年のイザイホーを撮影した野村岳也監督の『イザイホウ』を取り上げる。神事のみならず、イザイホーを島の女性の生活の中に位置付けて記録した本作だったが、長年封印され、近年ようやく公開されるようになった。イザイホー以降、野村監督は沖縄に通い、やがて沖縄を拠点に琉球文化の記録や沖縄戦の記録を手がけるようになる。今回、野村監督が創立したプロダクション・海燕社の城間あさみさんと澤岻健さんから、野村監督が歩んだ沖縄の映像記録制作について話を伺う。『イザイホウ』の撮影当時、島にいた内間豊さんにも登壇いただく(三者はリモート登壇となります)。聞き手は北村皆雄監督。
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『イザイホウ-神の島・久高島の祭祀-』
(1967年/49分/野村岳也監督)
年間30に及ぶ神事が暮らしの中で厳粛に受け継がれている久高島。その最大の神事「イザイホウ」は、ドラマチックな構成を持ち、歌や踊りの原点を伝える。本作は1966年のイザイホーを通して、久高に生きる女の世界を描く。完成後40年間封印されていたが、神事の風化を惜しむ監督の手により公開されるようになった。
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【野村岳也監督プロフィール】
1933年1月23日生まれ。石川県七尾市出身。長年にわたり、映画監督としてドキュメンタリー映画制作に携わる。『イザイホウ』(1967年)は、野村監督が30代に手がけた自主製作の作品。2012年にメガホンを取った『ふじ学徒隊』(海燕社製作)は、映文連アワード2012文部科学大臣賞を受賞。2020年逝去。
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※このページは配信チケットのみ販売しています。
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出演者
城間あさみ・澤岻健(海燕社)
内間豊(久高島出身)
聞き手:北村皆雄監督
みどころ
十二年にいちどの午年(うまどし)に行われる沖縄・久高島のイザイホー。島の女たちが神女となるための成巫式だ。神女となった女性は男の守り神となる。女性が宗教的な役目を担い、男性が政治経済的な役割を担うという伝統に、多くの民俗学者や歴史学者が注目し、琉球文化において、ひいては日本文化においても重要視されてきた。
1978年を最後に中断したイザイホーの姿を、21世紀に生きる者がありありと見ることができるのは、主に1966年と1978年のイザイホーを活写した映像を通してだ。
映像作家たちは、イザイホーに、久高に、何を見たのか。あの時代、なぜ、あれだけの情熱が傾けられたのか。フィルムに何が映されたのか。映像をどのように将来に遺し伝えていくのか。作家・関係者の証言を聞き「イザイホーと映像の時代」を考える。
久高島を舞台にした野村岳也、北村皆雄、岡田一男、姫田忠義、大重潤一郎らの映像作品を一望するはじめての試み。
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■今後の開催予定(全6回)
第4回 10月24日(日)
上映作品:『イザイホー1990年-久高島の女たち-』(1990年/30分/姫田忠義監督)
ゲスト:小原信之(民族文化映像研究所)+澤幡正範カメラマン
第5回 11月27日(土)
上映作品:『原郷ニライカナイへ−比嘉康雄の魂』(2000年/60分/大重潤一郎監督)
ゲスト:須藤義人(沖縄大学准教授)
第6回 12月19日(日)
上映作品:『岡本太郎が恋した沖縄・特別版』(2013年/2021年再編集/葛山喜久監督)
ゲスト:葛山喜久監督
【主催】 (株)ヴィジュアルフォークロア、エトノスシネマ
【共催】 (株)ポレポレ東中野
【協力】文化財映像研究会・(株)東京シネマ新社、(株)海燕社、民族文化映像研究所、シンプルモンク
【後援】(一社)日本映像民俗学の会、(公社)全日本郷土芸能協会、ねりま沖縄映画祭
【助成】公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
動画
お問い合わせ先
その他のお問い合わせ先:za@pole2.co.jp (ポレポレ坐)
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