開場/開演情報・チケット販売期間
チケットの種類・料金帯
全-料金帯
0円 ~ 0円
- ご利用には会員登録/ログインが必要です。
-
ご利用可能支払方法
-
- 購入方法について
プログラム
ライター・構成作家の若木康輔が、廃版アナログから現場実況、車や汽車の走行音、著名人の語りなど〈音楽ではないレコード〉を見つけては紹介します。
耳で聴くドキュメンタリー。だから、聴くメンタリーなのです!
みどころ
◉昭和のドキュメンタリー・レコードを聴きましょう
【聴くメンタリーとは】
音楽好きの間では、針を落として聴く塩化ビニールの円盤レコードが今でもますます人気です。その、いわゆるアナログ盤が市場の中心にあった時代には、非音楽のジャンルもよく作られていました。
東京五輪や長嶋茂雄引退、王の756号などのスポーツ実況、政治家や文化人の演説、三島由紀夫の自決やあさま山荘事件など昭和の世を揺るがせた事件の中継、あるいは蒸気機関車、レーシングカーの走行音……こういったものが次々と市販化されていたのです。ビデオやDVDに先駆けたメディアだったと言えるでしょう。
そんな、主に1960~70年代に制作されていたレコードを、映像のないドキュメンタリーと捉え直してみようという取り組みが〈聴くメンタリー〉です。
◉ごあいさつ 聴くメンタリー主宰 ワカキコースケ
ポレポレ坐での聴くメンタリー、今年は初となります。去年の8月以来。山形国際ドキュメタリー映画祭の関連イベントへの参加も、オンライン開催の今年はかないませんでしたので、本当に久々です。長いインターバルができた理由は……説明するまでもないことで。
久々にやらせてもらうことについて、文言を考えました。かなり考えた。PRサイトで見かける音楽業界の人達の取材記事みたいに、もったいつけたことカッコよく語りたいじゃん。「コロナ禍の後に僕等が再び疾り出す理由―。」みたいなタイトルのやつ。
ところが、ないんだ、特に。
もともと中古店の「この棚百円」から掘り出してきたり、ごみに出されるのを譲り受けたりしてきたおんぼろレコードから、特に実況録音やら何かの物音やら、地味なのばかり選んで聴かせようって酔狂な趣向です。内容自体は新型コロナウイルスの影響でどうなりようがないの。もったいつけてる人達以下。
今回は『梵鐘』、『内閣総理大臣』など、これまでポレポレ坐で人気だった盤(どれも鐘の音や歴代総理の演説をただ聴くのみ。自分でやっていてなんですが、毎度ひいきにしてくださるお客さんの気持ちもよく分かりません)の再登場に加え、エンタツアチャコの戦前の漫才録音、『戦艦大和の最期』のラジオドラマ版、昭和天皇の御声集、はたまたアニメ声優入門レコードなどなどをお聴かせし、どっぷりと昭和に浸かっていただきます。
コロナ禍とその後を生きるためのヒントは、放っておいても全ての音のなかに詰まっている、と思っております。
お問い合わせ先
その他のお問い合わせ先:za@pole2.co.jp