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プログラム
豊岡演劇祭2025フリンジショーケース【第1クール】
<上演作品>
くによし組『失神のテツコ〜血管迷走神経反射の女〜』
作・演出 國吉咲貴
よた『終わりの見えない一日の始めに』
作・演出 上村陽太郎
演劇ユニット多々ら『駈込み訴えver.ウチら♡』
原作:太宰治/構成テキスト・演出:新垣七奈
※上演順は会場にて発表予定です。
<チケット料金>
【3演目セット券】
前売一般:2,500円
当日一般:3,000円
前売U25・学生・障害者割引:1,500円*
当日U25・学生・障害者割引:2,000円*
前売当日共に18歳以下:無料*(要事前予約)
うずまくパス:無料(要事前予約)
出演者
くによし組『失神のテツコ〜血管迷走神経反射の女〜』
國吉咲貴、タナカエミ、七星束子(青年団/劇団サカナデ)
よた『終わりの見えない一日の始めに』
佐藤希洸、津田祐樹 、穂高
演劇ユニット多々ら『駈込み訴えver.ウチら♡』
上地 広季、新垣 七奈
みどころ
くによし組『失神のテツコ〜血管迷走神経反射の女〜』
採血中に失神したテツコは、失神中の夢で、世界の秘密を教えてくるケンタウロス風の生き物と出会う。
彼はテツコが欲しい情報、欲しい言葉をくれる。
それ以降、採血嫌いだったテツコは、世界の秘密のために自ら献血に出向くように。
ケンタウロス風の生き物は、失神したテツコに様々なことを話し、テツコの理解者になっていく。
テツコには、大嫌いなパチンカスの父と、動物嫌いの母の血が流れている。
自分の血と、誰かの血と、世界の秘密と、取るに足らないこと。
血管迷走神経反射体質のテツコが、色んな血のことを考える話。
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よた『終わりの見えない一日の始めに』
新築の一軒家、賑わう商店街、放置された雑居ビル、在ったはずのパン屋、元パチンコ屋。例えば、豊岡で暮らしている人がいる。例えば、新たに生活を始める人がいる。例えば、別の地へ流れる人がいる。戦争、大震災、未曾有のパンデミック、世の中は悲劇の連続なのに「わたし」の眼前にはその一切が起こってはいないかのような感覚の矛盾が、社会の中心に流れ込んでは大きな渦となる2025年。そんな時代にあって「わたし」は、「あなた」は、どこで生きるべきだろうか。どう生きるべきだろうか。誰と生きるべきだろうか。
人生を長い一日とするなら、今の「わたし」がいるのはまだ朝が始まったばかり。
彼女の知らない場所/時間の中で、生きている/生きていた世界に目を向けながら、これからも続く新しい生活と向き合っていく。
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演劇ユニット多々ら『駈込み訴えver.ウチら♡』
私の信仰や執着は私の皮膚の中にあるのかなって思ってて、いつかニキビみたいにぷくっと膨れて吹き出してくるって思ってた。
でも、いつまでもそんなものは出てこなくって、もう皮膚の中を探すしかないなって。
爪を少しだけ立てて、皮膚をゆっくりとなぞっていく。耳のうしろ、首の血管、お腹の横、膝のうら、もものつけ根。体が少しだけ震えて、皮膚の中で何かがパチパチって音を立ててる。
もっと皮膚の中に、内臓に、もっと奥の私の中に。
私の信仰と執着は私の皮膚の中にあるはずだから。
=====団体プロフィール くによし組=====
2015年、國吉咲貴が優しい人を集めて作る演劇ユニットとして活動を始める。
ものすごい老け顔で悩む大学生の話や、睾丸が青いことがコンプレックスのサバンナモンキーの話など、「異常で、日常で、シュール」をコンセプトにした作品を発表している。
関西演劇祭2020脚本賞・演出賞、佐藤佐吉賞最優秀作品賞、脚本賞、若手演出家コンクール優秀賞、劇王2024優勝、シアタートラム・ネクストジェネレーションvol.16選出など。
=====団体プロフィール よた=====
「よた」は、2023年11月より上村陽太郎の主宰する創作カンパニー。
⼀人の身に起こる事と世界で起こる事を広角的に描くことによって、人間の生命活動や生命維持の為の生活、それらの同時多発性を表現することを一つの指針としている。
これまでに、4作のオリジナル作品の他、『キックバック』(作・小野晃太朗)、『再生数』(作・松原俊太郎)などを上演。
第15回せんがわ劇場演劇コンクールファイナリスト選出。
=====団体プロフィール 演劇ユニット多々ら=====
演劇ユニット多々らは、2016年から新垣七奈の演劇プロジェクトとして活動を開始。
不定期に行う本公演を中心に、高校生と共に演劇を創る企画『寄りみち公演』やコロナ禍をきっかけに始動した『白昼夢』など。演劇人コンクール2024にて奨励賞を受賞。
『駈込み訴えver.ウチら♡』では、ジェンダーやセクシャリティな話題(性体験や性趣向に対する批判や非難なども含め)、それに関連する発言が登場します。ご観劇の際はご自身の体調やお気持ちに合わせてご判断ください。
さまざまなコンクールにて高い評価をあつめる3団体が
豊岡ミリオン座に集結します!
是非、お見逃しなく!!
豊岡演劇祭2025フリンジショーケース スタッフ
舞台監督:脇田 友
音響:森永恭代
照明:門 志亜紀(CLOUD9)
制作:若旦那家康(コトリ会議)
お問い合わせ先
メールアドレス:ttf.fringe.2025@gmail.com
電話番号:0796-34-9515
お問い合わせフォームURL:https://toyooka-theaterfestival.jp/contact/
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