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プログラム
第1部 コンサート
ヴァイオリン:崔 文洙
ピアノ:イリヤ・イーティン
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 Op.105
ショスタコーヴィチ: ヴァイオリン・ソナタ Op.134
第2部 公開講座
~本学学生を対象とした公開レッスン形式~
出演者
崔 文洙 Munsu CHOI
東京生まれ。3歳よりピアノ、6歳よりヴァイオリンを始め、篠崎功子、久保田良作、江藤俊哉の各に師事。桐朋学園子供のための音楽教室を経て、1983年桐朋学園大学ディプロマコース入学。在学中の翌年より1988年までの4年間、安田謙一郎弦楽四重奏団のメンバーとして活躍する。
1988年、ソビエト政府奨学金を受けチャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に留学。ダヴィド・オイストラフ門下で第一回チャイコフスキーコンクール優勝・ワレリー・クリモフ、ソビエト国立交響楽団第一コンサートマスターであるセルゲイ・ギルシェンコ両氏に師事し、P・ストリァルスキーからD・オイストラフと続くロシアの伝統的メソードを研究する。在学中よりショスタコーヴィチ弦楽四重奏団との共演やソビエト国立交響楽団に度々招かれ研鑽を積み、1994年同音学院を首席で卒業。数年に一度しか与えられない「ソリスト」の称号を外国人として初めて授与される。同時にヴァイオリン教授、室内楽アーティストの称号を取得。モスクワ音楽院ホール、ラフマニノフホール、レニングラード及びゴーリキーにてリサイタルを開催し高評を博す。1994年より、更に同音楽院の大学院にて研鑽を積み、教授のアシスタントを務める。同教授よりソビエト国立交響楽団のコンサートマスターに推薦されるが、9年間のモスクワ留学を終え1997年に日本に帰国。同年、小澤征爾氏に認められ新日本フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターに就任。2000年、ソロ・コンサートマスターに就任。指揮者からの信頼は厚く、 国内の他オーケストラからゲストとしての招聘や兼任の要請、またサイトウ・キネン・フェスティバルにおいても度々コンサートマスターを務める。新日本フィルハーモニー交響楽団においては楽団の更なる発展に向けて積極的に一役を担う一方で、ソリストとしても数々のコンチェルトを共演。世界的ヴィオラ奏者ユーリ・バシュメット氏とのブルッフ:「ドッペルコンチェルト」、小澤征爾指揮 ベートーヴェン:「ヴァイオリンコンチェルト」(2003年)、クリスティアン・アルミンク指揮 ブラームス:「ヴァイオリンコンチェルト」(2005年) 、世界的ヴァイオリン奏者イヴリー・ギトリス氏とバッハ:「二台ヴァイオリンの為のコンチェルト」(2007年)、NJP定期にてショスタコーヴィチ「ヴァイオリンコンチェルト第2番」(2008年)、小澤征爾指揮 ブラームス:「ヴァイオリンコンチェルト」(2009年)、また2012年12月の新日本フィル定期演奏会ではダニエル・ハーディング氏とショスタコーヴィチの「ヴァイオリンコンチェルト第1番」を共演し絶賛を博す。2013年6月の大阪フィル定期演奏会ではレオン・フライシャー氏とベートヴェンの「ヴァイオリンコンチェルト」の共演。2008年6月には意欲的なプログラムによる独自のリサイタルで各方面から注目を集めた。
これまでにソリストとしても小澤征爾、ゲルハルト・ボッセ、クリスティアン・アルミンク、ダニエル・ハーディング、小泉和裕、レオン・フライシャー、上岡敏之各氏等と度々共演。長年ロシアに伝わるヴァイオリン・メソードの日本における唯一の伝承者として、また、自発的な音楽表現から生み出される気品に満ちた芸術性は高く評価されている。世界的チェリスト・指揮者である芸術家 故ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ氏との度重なる共演では「素晴らしいヴァイオリニストにして芸術家である」と称賛される。
現在、新日本フィルハーモニー交響楽団ソロ・コンサートマスター、大阪フィルハーモニー交響楽団首席客演コンサートマスター、トリオ・エドアルテ主宰、アンサンブル・コントラスツ・コアメンバー、他ソリスト、室内楽奏者として多忙を極める。2016年第17回ホテル・オークラ音楽賞受賞。桐朋学園大学講師。本年度より武蔵野音楽大学客員教授。
イリヤ・イーティン Ilya Itin
突出した才能と卓越した技法を持つピアニスト。
ロシアのエカテリンブルグ生まれ。モスクワ音楽院を最優秀で卒業。L.ナウモフ氏に師事。 リーズ国際ピアノコンクール審査員全員一致の第1位受賞、並びに近現代音楽部門 第1位、BBC放送聴衆賞受賞。ラフマニノフ国際コンクール第2位。ウィリアム・カペル国際ピアノコンクール第2位、クリーブランド国際コンクール第1位、並びにショパン賞受賞。アールトゥール・ルービンシュタイン国際コンクール第3位。ジーナ・バッカウァーコンクール第3位、並びにモーツァルト賞、プロコフィエフ賞受賞。クリーブランド管弦楽団、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、他多数共演。S.ラトル、N.ヤルヴィ、V.シナイスキー、C.ドホナニー、Y.クライツヴェルク、M.プレトニョフ、井上道義 他著名な指揮者とも共演。2012年~2013年、ピューリッツァー賞作曲部門受賞者 Y.ワイナー氏が、彼のために書いたピアノソロ曲が、世界初演をすることになった。リンカーンセンターにてモーツァルトフェスティバル(ニューヨーク)、アルデベルグフェスティバル(イギリス)、バス フェスティバル(イギリス)、トゥールーズにてジャコビンズピアノフェスティバル(フランス)、サンクトペテルブルクにて、ゲルギエフ監修 マリンスキー劇場フェスティバル(ロシア)、ウルムにて、ヨーロッパ音楽プロジェクトフェスティバル(ドイツ)、ヘルシンキ・ピアノフェスティバル(フィンランド)、ラビにて、ミケランジェリフェスティバル(イタリア)他多数のフェスティバルに招聘され演奏会を行う。ヴァイオリニスト イダ・ヘンデルとの共演のDVDをはじめ、室内楽 ベートーベン/ヴァイオリンソナタ第5番、ピアソラ/春・秋、ブラームス/ヴァイオリンソナタ第1番他、ソロでは、ムソルグスキー/展覧会の絵、プロコフィエフ/ソナタ第6番、ラフマニノフ/
プレリュード全曲演奏 他。また、CDにおいては、ムソルグスキー/展覧会の絵、プロコフィエフ/ソナタ第6番、ベートーベン/協奏曲第2番 他多数リリースされている。年間数多く世界で、演奏会をこなす。銀座王子ホール、紀尾井ホール、東京文化会館などでリサイタル開催。フィリアホール、王子ホールなどで、N響コンサートマスター篠崎“マロ”史紀とのデュオリサイタルを開催し話題を呼ぶ。篠崎氏を第一回目のゲストとして、イリヤ・イーティンと仲間達(室内楽)、イリヤ・イーティンとN響の仲間たちを開催。ブラームスヴァイオリンソナタやN響の仲間たちによる室内楽の夕べなど、室内楽を精力的にこなす。
ピアノをどう弾くかは、芸術であり科学であると語るイリヤ・イーティン。多くの日本の批評家は、
イリヤ・イーティンの演奏は、かぐわしく詩的で、ロマンあふれる伝統的ロシア・ピアニズムに根差している~ (伊能よし子)
円熟したテクニック、飽くなき探求心と鮮烈なイマジネーションに接するとき、居住まいを正さざるをえない、まことに、稀有なるアーティストといえよう~ (藤巻暢子)
と絶賛。
プリンストン大学・ゴランスキー・インスティテュートクラスに毎年招かれ、マスタークラスを、またジュリアード音楽院、UCLAでマスタークラスに招かれている。2017年からウラル大学に招聘され、2018年ウラル国際音楽コンクールピアノ部門の審査委員長を務める。日本音楽コンクール、及び仙台国際コンクール、石川国際コンクールの審査員を務める。武蔵野音楽大学客員教授。
お問い合わせ先
その他のお問い合わせ先:主 催:武蔵野音楽大学
問合せ:武蔵野音楽大学演奏部 03-3992-1120
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