プログラム
『賭博者』の邦題で親しまれてきたドストエフスキーの中編小説を、空間現代の音楽により舞台化します。救いがたい愚かさのなかにドストエフスキー流の人間観察と文化論がちりばめられ、不思議な高揚感と爽快さがたまらない魅力の作品。「勝負に出る」ことさえ躊躇われる世相にあって、どこかノスタルジックにさえ思われる欲望渦巻く空間とタガの外れた時間を創出します。
2022年1月の本公演に先立ち、ワークインプログレス公演を行います。発表は60分間ほどを予定しており、劇場空間での3日間の実験の成果をご覧いただきます。クリエイションのプロセスを覗くことのできる機会でもあります。皆様のご来場、お待ちしております。
出演者
安部聡子 石田大 小河原康二 窪田史恵 小林洋平 田中祐気 相生翠
みどころ
2018年の『グッド・バイ』以来3年ぶりとなる空間現代の生演奏による新作。『カラマーゾフの兄弟』の新訳が話題になった亀山郁夫の翻訳でおおくりします。
販売期間
2021/9/25(土) 10:00 〜
2021/10/22(金) 17:00
お問い合わせ先
地点 075-888-5343 info@chiten.org
主催者団体情報

地点
多様なテキストを独自の手法で再構成・コラージュして上演する。俳優の声と身体を通して劇空間を創出。言葉の抑揚やリズムをずらす独特の発語は「地点語」とも言われ、意味…
多様なテキストを独自の手法で再構成・コラージュして上演する。俳優の声と身体を通して劇空間を創出。言葉の抑揚やリズムをずらす独特の発語は「地点語」とも言われ、意味から自由になることでかえって言葉そのものを剥き出しにする手法はしばしば音楽劇とも評される。代表は演出の三浦基。所属俳優は現在6名おり、すべての作品に出演している。 2005年、東京から京都へ移転。2013年、本拠地・京都に廃墟状態の元ライブハウスをリノベーションしたアトリエ「アンダースロー」を開場。レパートリーの上演と新作の制作をコンスタントに行う。2006年に『るつぼ』でカイロ国際実験演劇祭ベスト・セノグラフィー賞を受賞。チェーホフ2本立て作品をモスクワ・メイエルホリドセンターで上演、また、2012年にはロンドン・グローブ座からの招聘で初のシェイクスピア作品『コリオレイナス』を上演するなど、海外公演も行う。2017年、イプセン作『ヘッダ・ガブラー』で読売演劇大賞作品賞受賞。(法人名:合同会社地点)
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