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プログラム
2021年12月21日(水) アートフォーラムあざみ野にておこなわれた公演の、アーカイブ配信です!
1.東インド古典舞踊オディッシー&音楽「シャンカラバラナン・パッラヴィ」
2.創作バリ舞踊 "Barong Naga"「龍舞」
3.北インド声楽トゥムリー「ナディヤ・キナレ・モラ・ガオン」
4.バリィンディア創作舞踊劇「ラーマーヤナ」からラーマと鹿の場面
出演者
< 舞踊 >
直原牧子(東インド古典舞踊オディッシー, from沖縄)
與那城常和子(バリ舞踊, from沖縄)
仲本久乃(バリ舞踊, from沖縄)
荒内琴江(バリ舞踊, from東京)
< 音楽 >
寺原太郎(バーンスリー, from東京)
山本英里(北インド古典声楽, from沖縄)
西沢信亮(サーランギ, from東京)
石田紫織(タブラ, from東京)
イ・プトゥ・グデ・スティアワン(ガムラン from東京)
イ・クトゥ・スアルダナ(ガムランfrom東京)
みどころ
Yatra! Yatra! BALINDIA !!
インドとバリの芸能を楽しむ旅に出よう。
沖縄と東京、それぞれで活動するアーティストが一体となって、バリィンディアの世界へと誘います。
「バリィンディア 」
インドとバリの古典芸能は、もともとヒンドゥー教の神様へと捧げる儀礼音楽・舞踊であることから、同じ主題を扱った演目も多く、共通点も多くみられます。
兼ねてから構想のあったインドとバリのコラボ創作公演が、今年8月沖縄で行われた「躍動するラーマーヤナの世界」(主催:まちかど倶楽部)で実現し、ラーマーヤナ(ヒンドゥーの大人気叙事詩)の「バリィンディア 版」創作舞踊劇シリーズがついに始動しました。お互いの受け継いできた伝統と、その先に広がる創造性を共有しながら、新たな視点での表現に挑み、今後の展望を描いていきます。首都圏での初公演、それぞれの伝統的な演目と併せて、是非お楽しみください。
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1.東インド古典舞踊オディッシー「Shankarabharanam Pallavi(シャンカラバラナン・パッラヴィ)」
踊り:直原牧子(オディッシー)、演奏:山本英里(ヴォーカル)、寺原太郎(バーンスリー)、西沢信亮(サーランギ)、石田紫織(タブラ)
東インド古典舞踊オディッシーは、東インドオリッサ州で神々への捧げ物として古くから寺院で継承されてきた踊りです。鈴を付けた足は複雑にステップを刻み、上半身は柔らかくうねるような曲線を描くことから、動く彫刻と称されています。
シャンカラバラナン・パッラヴィは、リズムとメロディが絡み合う様子を身体の動きのみで純粋に表現する踊りです。
2.創作バリ舞踊 "Barong Naga" 「龍舞」
舞踊:荒内琴江、與那城常和子、仲本久乃、 音楽:イ・プトゥ・グデ・スティアワン 、イ・クトゥ・スアルダナ
バロンは聖獣・獅子舞で、善の象徴であり不浄を払う仮面舞踊として人気の高い演目です。「バリィンディアの舞台で龍の舞を創作したい」という荒内琴江の強い想いから、獅子の頭を龍に変えた“バロン・ナーガ”が生まれました。バリと沖縄の神話や言い伝えの中では、龍は神の使い「龍神」と言われています。そのような龍神の姿、龍の物語を描いた作品です。
"人間は龍の導きの下、穏やかで幸せな日々を送っていました。ところが、二人に小さなことでいさかいが起こります。それは人間の愚かさ、不の感情からです。二人の仲を取り持とうとする龍神に対し、神の使いだと気づかない人間は龍神に敵意を向けてしまいます。龍神の怒りは、炎となって二人を襲いました。
龍神によって焼かれたものは身体ではなく、人間の持つ「我欲」。龍神の教えに気づいた二人は、不の浄化と祈りの舞を踊ります。争うことで人や生き物を傷つけても得は一つも残らない。私たちの幸せのために龍神はいつも近くで見守っています。"
3.北インド声楽トゥムリー「Nadiya Kinare Mora Gawn(ナディヤ・キナレ・モラ・ガオン)」
演奏:山本英里(ヴォーカル)、西沢信亮(サーランギ)、石田紫織(タブラ)
現代ではトゥムリーは北インドの準古典声楽とされ、恋愛の叙事詩を歌ったものです。ヒンドゥー教の神々、特にクリシュナへの愛の物語が多く、短い言葉だけで、愛しく切ない思いを歌い綴ります。
"川岸の 私の村に 来て クリシュナ 来てください
川岸の 木の陰に 居る ラリタ 私の名前 ラリタ"
4.ラーマーヤナ創作音楽舞踊劇「ダンダカの森」より「ラーマ王子と黄金の鹿」
BALINDIA(バリィンディア)踊り:直原牧子、仲本久乃、演奏:與那城常和子、イ・プトゥ・グデ・スティアワン、イ・クトゥ・スアルダナ、山本英里、寺原太郎、西沢信亮、石田紫織
東南アジアを中心に語り継がれる一大叙事詩「ラーマーヤナ」を題材とした芸能は、インドには舞踊や舞踊劇(ramlila)、インドネシアには影絵人形芝居(wayang kulit)や舞踊劇(sendratari)があります。 インドとバリの音楽と舞踊を融合させた舞踊劇ラーマーヤナを創ったらどうなるだろうか。今年8月、沖縄在住の「インド音楽&舞踊グループ ハイサイ!インディア」と「バリガムラン&舞踊グループ マタハリ・トゥルビット」による合同グループ「バリィンディア沖縄」が結成され、ラーマーヤナの創作音楽舞踊劇の一幕「ダンダカの森」を沖縄(那覇)にて初上演いたしました(「躍動するラーマーヤナの世界」主催:まちかど倶楽部)。本日は、その一幕から「ラーマ王子と黄金の鹿」をお届け致します。東京のバリ・インド芸能家と共に再編したインドとバリの音楽と舞踊の融合をお楽しみください。
【あらすじ】
ダンダカの奥深い森の中、生き物たちは目覚め、森全体がうごめき出します。ラーマ王子は弓矢を引いて、猛獣や悪魔を退治します。そこへ、金色の鹿が跳ねてきます。めずらしい金色の鹿を捕まえようとするラーマ王子。黄金の鹿がほしい妻シータ姫のためにも、ラーマ王子は森の奥まで追いかけて行ってしまいます。
【今回の演目のあらすじ】
策略によってアヨーディヤの王都から追放されたラーマ王子は、シータ姫、弟のラクシュマナ王子とともにダンダカの森に小屋を建てて住み、森の静寂を脅かす悪魔たちを退治しながら日々を送っていました。ある日、ラーマ王子とシータ姫は金色の鹿に出会います。これを捕まえてほしいとシータ姫に頼まれたラーマ王子は、逃げる鹿を追いかけて森の奥まで行ってしまいます。しかし実はこの鹿はランカ国の魔王ラーヴァナの手下である悪魔マリーチャが姿を変えたものでした。マリーチャは、ラーマ王子の弓矢にしとめられるや否や、ラーマ王子の声を真似て「ラクシュマナ!たすけてくれ!」と叫びます。その声は小屋まで届き、驚いたシータ姫は、ラクシュマナ王子にラーマ王子を助けに行くように命じます。ラクシュマナ王子は、シータ姫に魔物が近寄ることができないようにと、小屋の周りにおまじない(結界)をして、ラーマ王子を助けに森の中に入っていくのでした…
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【主催】タールマンダリー
【共催】バリィンディア沖縄
【後援】ディスカバーインディアクラブ DIC
【助成】ARTS for the future! 2
お問い合わせ先
その他のお問い合わせ先:タールマンダリー info@taalmandali.com
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