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プログラム
・G.P.da パレストリーナ 「Stabat Mater」
・J.S.バッハ 「Komm, Jesu, komm」
・J.ブラームス 「Fest- und Gedenksprüche」
・F.マルタン 「Messe pour double Choeur a cappella」
・K.ペンデレツキ 「Agnus Dei」
出演者
指揮:雨森文也
合唱:CANTUS ANIMAE
みどころ
私たちは、生まれた時からほぼ「平均律」の響きの中で生きてきました。
しかし、これは人間が作り出した固定音律楽器(ビアノ、オルガンなど)の為の歪んだ響き(人工的な響き)であると言ったら言い過ぎでしょうか。
一方、古代ギリシャ、ビタゴラスの時代から、響きとは「神から賜った美しきもの」、すなわち、1オクタープは振動比が1:2、完全5度は2:3、完全4度は3:4など、整数比で表され、かつ「美しく調和して響く音こそが神からの賜り物」、そして「それは人間の声でこそ実現可能なもの」とされ、その思想は特にキリスト教カトリックの典礼音楽の中で、進歩・発展してきました。
当初は、単旋律のグレゴリオ聖歌から中世のオルガヌムの時代を経て16世紀のルネサンス・ポリフォニーの時代までは、まさに美しき響きこそが神へ届けるに相応しい音楽とされ、17世紀以降、楽器が発明・改良・発展し音楽の主役は器楽へ移っても、作曲家たちは「純正な声の響きから生まれる祈りの音楽」を書き続けてきました。
今回は、繰り返される(ルフラン)祈りの中で作られ続けてきた「声の響演」とも言うべき無伴奏の宗教音楽を、ルネサンスからバロック、ロマン派、近代に至るまで集めてみました。
固定音律楽器にはない美しい響きをご堪能ください。
(音楽監督 雨森文也)
お問い合わせ先
メールアドレス:ticket001@cantus-animae.net
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