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プログラム
【イラク戦争が奪ったのは、メッシに憧れる少年の左脚と夢。 それでも彼は、明日を諦めない。 荒廃した現実から生まれた、一筋の光のような物語。】
2009年、戦争下のバグダッドで、メッシに憧れる11歳の少年ハムディは、泥にまみれたボールを仲間と追いかかけていた。だがある日、突然の爆撃が日常を断ち切る。目を覚ましたとき、彼は片足を失っていた。
夢も自由も奪われた一家にさらに悲劇が襲う。アメリカの警備会社で通訳を務める父を憎む者たちの手によって、家を焼かれてしまう。逃れた先の辺境の村では、片足を理由に地元のサッカーチームからも拒まれしまう。ハムディは心を閉ざしていく。
それでも、ハムディ少年の心を動かしたのは、両親の変わらぬ愛だった。一本の足でもう一度立ち上がり、再び夢を見ようとするハムディに戦争が再び迫っていく。
【解説】
本作の原点は、19分間の短編映画『バグダッド・メッシ』にある。2015年のアカデミー賞短編実写部門で最終候補に選ばれたこの作品を長編映画に仕立て上げたのが本編になる。
主演アフマド・モハメド・アブドラ自身の人生が主人公ハムディと重なる。5歳のとき、テロによって片脚と最愛の父を奪われた彼は、ハムディと同じくメッシへの憧れを胸に、不屈の精神で歩んできた。その姿は演技の枠を超えていく。
戦争、宗派対立、貧困、差別——巨大な暴力は、幾度となく人間の尊厳を踏みにじる。それでも生きることを諦めず、ボールを蹴り続ける少年と家族。極限の状況のなかで人が希望を手放さずに生き抜く姿を示している。
イラクは、今回のW杯にも出場した国であり、日本では「ドーハの悲劇」の相方としても知られるアジアを代表するフットボールネーションである。そして、映画にもあるように戦争に苦しんでいる国でもある。今回、yfffでは全国上映を前にお披露目上映をする機会を与えてきただき、改めてフットボールと戦争、そしてイラクについて知ってもらいたいと思っている。
上映後には、アンプティサッカー日本代表エンヒッキ・松茂良・ジアス選手のトークを開催します。
"Baghdad Messi"
1時間24分 2023年 アラビア語、クルド語 日本語字幕
監督:サヒム・オマール・カリファ
出演:アフマド・モハメド・アブドラ
ザフラー・ガンドゥール
アセール・アデル
字幕翻訳:長夏実
・第97回アカデミー賞の国際長編映画賞部門のイラク代表作品
・2023年の上海国際映画祭(ベルト&ロード映画週間)観客賞(Audience Choice Award)とメディア賞(Media Choice Award)
・2023〜2024年のオーステンデ映画祭(Film Festival Oostende) 最優秀監督賞(Ensor賞)、最優秀作品賞・最優秀撮影賞にあたるLook Prizeを受賞
など
A Team Productions | Column Film | 10.80 Films | Macgyver
出演者
<トークゲスト>
エンヒッキ・松茂良・ジアス(アンプティサッカー日本代表)
動画
お問い合わせ先
お問い合わせフォームURL:https://forms.gle/zG9r89N4UxQvE8eQ7
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