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プログラム
『ともことサマーキャンプ』作・演出 畑澤聖悟
*新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、今回の公演は「20席限定・完全予約制」とさせていただきます。当日券の販売は行いませんので、ご注意ください。
出演者
山上由美子
音喜多咲子
松野えりか
渡邊望美
木村知子
工藤和嵯
三津谷友香
福嶋朋也
上野奏陽
みどころ
東京でなく青森で生活することを選び、同時に演劇を生活の中心に置く。それを可能にするのが渡辺源四郎商店の存在意義だと思っています。そのためには自立した社会人となり、仕事を持たねばなりません。そして、青森だけでなく東京やいろんな街で公演を打ち、作品のクオリティを証明し続けなければなりません。
そんな我々にとって、新型コロナウィルスは大打撃でした。夜の稽古に集まることもままならず、とても公演どころではない日々が続きました。「県外(首都圏)に出た者、もしくは県外(首都圏)から来た者と接触のあった者は1(2)週間の自宅待機」。そんなルールのある職場を持つ者もいます。飲食店店員、保育士、教員、市役所職員、看護師である私たちは、演劇人である前に、自分の職場を、お客様を、子供たちを、患者を守らなければなりません。
かくして2020年GWに予定されていた第33回公演『大きな鉞の下で』『コーラないんですけど』(東京・青森)は中止。2021年1月の第34回公演『洞爺丸ものがたり』(東京・三重・青森)は感染状況をにらみながら準備を進めていましたが、結局中止(三重公演は時期未定で延期)。青森のわが本拠地「しんまち本店」から無観客上演のLIVE配信を行うことで、かろうじて一矢報いることが出来ました。
2021年GWにお届けする第35回上演は「青森在住の劇団員が上京しない」ことが前提の企画とさせていただきました。劇団昂によって2008年から2015年に渡って上演され、韓国で映画化もされた『親の顔が見たい』を、なべげんに縁の深い在京の俳優で制作、上演します。zoomでの稽古や演出家(私)だけの移動を基本に準備を進めています。
そして、本作の高校生版である『ともことサマーキャンプ』を青森在住の渡辺源四郎商店の劇団員で上演(&LIVE配信)します。青森のしんまち本店のみの上演です。
『ともことサマーキャンプ』は青森中央高校演劇部によって初演され、2009年の第55回全国高等学校演劇大会(三重県四日市市)では優秀賞、文化庁長官賞を受賞。国立劇場での優秀校東京公演にも出演し、NHKBS「青春舞台2009」で全編放送された作品です。当時、高校劇児として全国大会の舞台を踏んだ木村知子と松野えりかが今回も出演し、特に木村知子はオリジナルで演じた「ともこ」に再び挑みます。オリジナルとはひと味もふた味も違う新演出でお送りする所存です。
渡辺源四郎商店第35回公演は『ともことサマーキャンプ』(青森公演のみ)、『親の顔が見たい』(東京公演のみ)、これに、やはり昨年中止となった『コーラないんですけど』(作・演出/工藤千夏、東京公演のみ)を加えた3本の布陣でお届けします。3本とも全力で演じさせて頂きます。どうかお楽しみ下さい。
お問い合わせ先
その他のお問い合わせ先:nabegen_yoyaku@nabegen.com
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