開場/開演情報・チケット販売期間
チケットの種類・料金帯
全-料金帯
0円 ~ 0円
-
ご利用可能支払方法
-
- 購入方法について
プログラム
市井を生きる名もなき人々の人生の哀歓を、ユーモアを交えて描いてきた千歳市民ミュージカル。郷土の歴史や空気感を舞台で醸し出し、世の中のひずみへの鋭いまなざしもまた、見る人の心に深い印象を残してきた。
一人の女性の生涯に、千歳と空港との関わりを重ねた第1回公演「あやの見た空」(2020年1月)、22年11月の同作再演、戦後の千歳の中心街でたくましく生きる人々の涙と希望を描いた「君住むまちで」(23年11月)に続き、「それぞれの朝」は、3作目にして初の現代劇となる。
ある家族のそれぞれの生き方を軸に、まちと空港でひたむきに生き、汗を流す人々を描き出した今作。作中では登場人物たちが生きることのほろ苦さや迷い、思い通りにならない人生へのいらだちをにじませながら、そんな人々を優しく、温かいまなざしとユーモアで包み込むのが印象的だ。
生きることの喜びと悲しみ、甘い希望とほろ苦さ。誰もが共感するであろう人生の機微を描き、最後には希望をちりばめる―。そんな任泰峰氏(作・演出)が描く人間賛歌の本領は、今作「それぞれの朝」にもいかんなく発揮されている。
千歳市民ミュージカルの新たな舞台が幕を開ける。
応援コメント(1)