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プログラム
プログラム
愛する神よ、私はいつ死ぬのですか
“Liebster Gott, wenn werd ich sterben?“ BWV 8
もろびとよ、歓呼して神を迎えよ [昼公演のみ]
“Jauchzet Gott in allen Landen!“ BWV 51
わたしは満ち足りている [夜公演のみ]
“Ich habe genug“ BWV 82
あなた方は泣き叫び
“Ihr werdet weinen und heulen” BWV 103
心と口と行いと生活で
“Herz und Mund und Tat und Leben“ BWV 147
出演者
指揮/リコーダー 濱田芳通
アントネッロ:
ソプラノ 中山美紀 アルト 中嶋俊晴 テノール 中嶋克彦 バス 松井永太郎
トランペット 斎藤秀範 オーボエ 小花恭佳・小野智子 ヴァイオリン 天野寿彦・阪永珠水
ヴィオラ 高岸卓人 チェロ 武澤秀平 ヴィオローネ 布施砂丘彦 リュート 高本一郎 オルガン 上羽剛史
みどころ
バッハのカンタータ、その命の躍動にふれる
バッハのカンタータというと、厳粛な教会音楽を思い浮かべる人が多いだろう。でも、その音楽に耳を澄ませると、そこには神への信頼や祈りとともに、揺れ動く人間の心が息づいている。聖書の言葉を通して、ひとりの人間の心が問い、嘆き、祈り、やがて希望へと向かう。その心の動きを、バッハは声と器楽の様々な響きに託した。
濱田芳通&アントネッロのバッハの魅力は、こうした響きを生かしながら、楽譜に閉じ込められた音楽を、今まさに生まれつつある音楽のように蘇らせるところにある。歌手たちや器楽奏者たちの任意な装飾音や自在なフレージング、リズムの愉悦や躍動感がもたらす、身体と魂に直接届くような生命力だ。また時にはバロック時代の慣例に従って新たな試みを行なう。昨年の公演でも、「これまで聴いたことのないバッハのカンタータ」を感じさせる演奏となった。
今回取り上げるのは、死の問題を扱いながらも晴れやかな喜びに満ちた第8番や、ソプラノの独唱がトランペットとともに神を讃える独唱カンタータ第51番、「私が去るのはあなたがたのためになること」というイエスの言葉とともに聖霊の到来を予言する第108番、神殿で幼子キリストを一目見たシメオン翁の感動を歌う独唱カンタータの名作第82番、「主よ、人の望の喜びを」のコラールで知られる第147番の5曲。第8番は通常のフルートではなくリコーダーを配し、第82番では通常のバスまたはソプラノに代えてテノールが独唱を歌い、オブリガートにヴォイスフルートを用いる新たな試みも。哀惜、恐れ、信頼、祈り、歓喜、安らぎ、希望。これらのカンタータに息づく多彩な情感が、どのような響きとなって立ち現われるのかにも注目したい。古い時代の音楽を再現するのではなく、そこに宿る命を現代の聴衆に鮮やかに立ち上がらせる、濱田芳通&アントネッロの「Bach Cantatas with Recorder!vol.2」。豊かな色彩と躍動に満ちた、もう一つのバッハのカンタータに出会えることだろう。
那須田務(音楽評論)
このイベントに関するお問い合わせ先
メールアドレス:info@anthonello.com
お問い合わせフォームURL:https://www.anthonello.com/
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