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プログラム
ブルーエゴナク 『変身』
原作 フランツ・カフカ
翻訳 高橋義孝
作・演出 穴迫信一
【東京公演】
CREATION AT MORISHITA STUDIO 2
日時 2025年
1月17日(金)19:00
1月18日(土)14:00 / 19:00
1月19日(日)14:00
会場
森下スタジオ Cスタジオ
( 〒135-0004 東京都江東区森下3丁目5-6 )
都営新宿線、都営大江戸線「森下駅」 A6出口 徒歩5分
東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線「清澄白河駅」 A2出口 徒歩10分
料金
一般前売 3,500円
U30前売 2,500円
[ 一般・U30当日料金500円増 ]
U22一律 1,500円
出演者
小関鈴音 望月綾乃(ロロ) 青木裕基
みどころ
■あらすじ
グレーゴルは、ある朝目覚めると巨大な虫になっていた。仕事に行けなくなり、家族との関係もぎくしゃくし始める。最初は彼を助けようとする家族も、時間が経つにつれて彼を恐れ、避けるようになる。母は怯え、父は力で追い払い、妹も世話をあきらめてしまう。孤独に追い込まれたグレーゴルは、やがて静かに命を落とす。彼の死後、家族はその存在を忘れるように新しい生活へと歩み始める。フランツ・カフカによる不条理文学の名作。
■『変身』に寄せて
カフカのドライな文体に、自身の作品の特徴のひとつである「エモーショナルを過剰に扇動しないニュートラルな視点」との高い親和性を感じたのが本作を選んだ理由のひとつです。一方で、ドライさの中に苛烈なほど残酷な現実をありありとしたリアリティをもって書き込むのがカフカの手つきであり、本公演ではその効力と必然にも導かれることになりそうです。『変身』は不条理文学と呼ばれていますが不条理なのは-人間が虫になる-というその一点のみであり、それ以外のすべては至極現実的に描かれていきます。登場人物だれひとりとって不可解な言動はありません。陥るべくして陥る。しかし、そこに異様さがあります。その現実の在り方のひとつとして、家族たちはその巨大な虫に兄の人格は当然残っていないものと考えているが、実際はグレーゴルにはちゃんと意識がある、という認識のズレが描かれます。そのズレは双方の「怯え」によって生まれ、やがて家族が抱える他者への畏怖、排除性、暴力性を浮き彫りにします。本公演では大きな改変を加えずクラシックな上演を目指しながら、ザムザが“甲虫になる”のではなく“甲虫として扱われる”という視点から、極めて現実的な進行の中で誰しもが決して他人事ではない「異質なものへの怯え」を描きます。穴迫信一
お問い合わせ先
その他のお問い合わせ先:Mail egonaku@gmail.com
Tel 090-6299-5590
舞台監督:玉井秀和
舞台美術:岩本三玲
照明 :松田桂一
照明操作:荒井紫音
音響 :栗原カオス
衣装 :岡藤隆広
宣伝美術:岸本昌也
稽古撮影:出光真侑
制作 :黒澤健 ブルーエゴナク
協力 :ロロ
制作協力:宮古市民文化会館(NPO法人いわてアートサポートセンター)
主催・企画・製作:ブルーエゴナク
助成 :公益財団法人セゾン文化財団
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】
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