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プログラム
岡山に生まれ25歳という若さでこの世を去った俳人・住宅顕信(すみたく・けんしん)。
5・7・5の字数にとらわれない自由律俳句を詠み、生涯に残した俳句はわずか281句。22歳の時に得度し浄土真宗本願寺派の僧侶となった。空前の俳句ブームと言われる現在、その死後に日常をテーマとした俳句と生き様が脚光を浴びている。
その俳句と共にいきた稀有な人生を、生きづらさを感じながら生きる現代の中学生と重ね合わせて描いた『ずぶぬれて犬ころ』。
ドキュメンタリー映画『船、山にのぼる』『モバイルハウスのつくりかた』の本田孝義監督が初の劇映画に挑む。同郷の住宅の俳句と人生から「生きろ」というメッセージを感じ、オール岡山ロケと地元の熱い協力で本作を完成させた。
出演者
木口健太(住宅顕信役)
1988年茨城県生まれ。主な出演作に『おんなのこきらい』(加藤綾佳監督)、『SHARING』(篠崎誠監督)、『なりゆきな魂、』(瀬々敬久監督)、『傀儡』(松本千晶監督)がある。2019年には『赤い雪』(甲斐さやか監督)『21世紀の女の子』内『セフレとセックスレス』(ふくだももこ監督)『疑惑とダンス』(二宮健監督)が公開される。
森安奏太(小堀明彦役)
2002年岡山県生まれ。幼少期より地元岡山で活動を始める。テレビせとうち開局30周年記念ドラマ『がんばれ!ホワイトピーチーズ』やCMなどで活躍。昨年、高校進学と共に活動の拠点を東京に移し現在活動中。
仁科貴 (住宅勝元役)
1970年京都府生まれ。明治大学文学部中退。家族親類に映画関係者が多く、特に父川谷拓三の影響を強く受け、映画好きに育つ。18歳で『座頭市』の福山ロケに参加。元々は裏方志望だったが、父の逝去を期に96年俳優デビュー。主な出演作に、映画『呉清源 極みの棋譜』『劔岳 点の記』『アウトレイジ 最終章』ドラマ『刑事ゆがみ』等がある。
八木景子(住宅恵美子役)
岡山県生まれ。1990年上京し、役者として活動。2005年以降、岡山を拠点とし、様々な映画・ドラマ・舞台に出演するだけでなく、企画・演出・衣装等も手掛ける。テアトルアカデミー岡山校講師。最近の主な出演作には、『ういらぶ。』(佐藤祐市監督)『BD~明智探偵事務所』(名倉良祐監督)『ハルカの陶』(末次成人監督)『かみいさん!』(桑田浩一監督)がある。
原田夏帆(住宅恵子役)
1998年広島県生まれ。出演作に舞台『アリスと不思議な世界』、NHK朝ドラ『べっぴんさん』、映画『菊とギロチン』(瀬々敬久監督)がある。
田中美里(特別出演)(小堀茜役)
1977年石川県生まれ。1997年、NHK連続テレビ小説『あぐり』のヒロインに抜擢されデビュー。その後、映画・ドラマ・舞台に多数出演。主な出演作に映画『みすゞ』『ゴジラxメガギラス G消滅作戦』『能登の花ヨメ』、テレビドラマ『WITH LOVE』大河ドラマ『利家とまつ~加賀百万石物語~』、舞台では『かもめ』『梅咲きぬ』『高き彼物』『熱血!ブラバン少女。』などに出演。また韓流ドラマ『冬のソナタ』でチェ・ジウ演じるヒロイン、チョン・ユジンの吹き替えを務めたほか、柔らかく印象的な声を生かしてナレーターやラジオのパーソナリティーとしても活躍している。2019年公開の映画作品に、『二宮金次郎』(五十嵐匠監督)『山中静夫氏の尊厳死』(村橋明郎監督)などがある。
みどころ
2017年、小堀明彦は中学校でいじめにあっていた。教頭の諸岡は、掃除用具に閉じ込められていた明彦を見つける。教室に落ちていた張り紙「予定は決定ではなく未定である」を書いたのは、住宅春美という、かつて諸岡が関わった生徒だったことを語り始める。
1980年前後、住宅春美が働いていた食堂で彼女を紹介されたこと、商店街で再会したこと、春美が得度し「顕信」という法名になり「無量寿庵」という仏間を作ったこと。そして25歳の若さで亡くなったこと。
小堀は、諸岡から借りた住宅顕信の句集「未完成」を読み始め、その俳句と住宅顕信の生涯に徐々にのめり込んでいく。1984年、22歳の住宅顕信は急性骨髄性白血病を発症。家族の献身的な介護に支えられながら、句作に没頭していく。しかし病状が悪化し句集「未完成」の原稿を握り締めながら1987年、25歳の若さで亡くなるのだった。小堀は住宅の句と生き方に感銘を受け少しずつ変わっていく……。
お問い合わせ先
メールアドレス:toiawase@tamashima-cec.jp
その他のお問い合わせ先:倉敷市玉島市民交流センター
(岡山県倉敷市玉島阿賀崎1-10-1)
TEL:086-526-1400 FAX:086-526-1407
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