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プログラム
メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟
瀧廉太郎:荒磯
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」
指揮・呂景民[TASO音楽監督]
マルタ国際指揮者コンクール優勝のならびに、オーストリア政府芸術功績賞を受賞した指揮者・呂景民(リュ・ジンミン)は、
深い音楽的知性と内省的な芸術性、そして未来を見据えた音楽的リーダーシップにより、国際的に高い評価を受けている。
オーストリアの《ウィーン新聞》は、「呂氏は強い求心力をもってオーケストラの響きを情熱の頂点へと導きながら、終始楽団に対する確かな統率力を失うことがなかった」と評している。また、リトアニアの文化誌《七日芸術報》は、「異なる時代の音楽語法を鋭く洞察し、構造的論理を的確に把握しつつ、音楽の生命力を鮮やかに保つ指揮者であり、オーケストラの響きを格別に卓越した、芸術的に非の打ちどころのない次元へと昇華させる存在である」と絶賛している。
これまでにウィーン放送交響楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、リトアニア国立交響楽団など、世界的に著名なオーケストラを指揮。活動はヨーロッパ、アジア、アメリカ、アフリカに及び、その演奏はオーストリア、フランス、リトアニア、メキシコ、韓国、台湾など各国のテレビおよびラジオで放送されてきた。2004〜2005年にはブダペスト祝祭管弦楽団の副指揮者を務め、同団創設以来唯一のアジア出身指揮者なった。2005年にはフランス国立放送管弦楽団の副指揮者候補にも選出された。2006〜2008年には奇美フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務め、台湾および各地でツアー公演を行った。2008年以降は、オーストラリア、オーストリア、カナダ、フランス、リトアニア、韓国、台湾などで演奏活動を行っている。
2009年、TASO 台湾芸術家交響楽団(Taiwan Artists Symphony Orchestra)を創設し、音楽監督兼首席指揮者に就任。「探索(TASOの語呂)」を理念に掲げ、これまでに500回以上の公演を開催。革新的なプログラム構成と、舞踊、書道、映像芸術、テクノロジー、サイトスペシフィック・シアターなどを融合した分野横断的な試みで知られ、台湾でもっとも活発なプロフェッショナル
•オーケストラの一つとして確固たる地位を築いている。2012年にはフランスの音楽祭ミュジック・アン ・レ(Festival Musique en Ré)のレジデント・オーケストラとして招聘され、ヴァイオリニストのローラン・コルシア、レジス・パスキエ、チェリストのローラン・ピドゥ、パトリス・フォンタナローサ、マルク・コッペイら国際的名演奏家と共に14公演を行った。2024〜2025年にはリトアニアのキンタイ国際音楽祭およびジョゼフ・アクロン国際音楽祭のオープニング・コンサートに招かれ、リトアニア国立音楽院にて指揮マスタークラスを開催した。2026年にはTASOを率いて、オーストリア、リトアニア、日本、香港などでの国際音楽祭への出演が予定されている。
2006年にスロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団と録音したワーグナー管弦楽作品集(奇美レーベル)は、音楽評論家およびオーディオ界から高く評価され、その解釈の深さと音楽的センスを確立するものとなった。
指揮者としてのみならず、作曲家としても活躍しており、その作品はオーストリア、イタリア、スウェーデン、台湾などで演奏されている。代表作《破壊と救済(Zerstörung und Erlösung)》は、2012年のEU芸術年会で初演され、2013年にはヴェネツィア・フェニーチェ劇場にてイタリア初演を迎え、ヨーロッパ芸術界から高い評価を受けた。近年の作品には《府城二部曲》(2018)、《阿里山幻想曲》(2020)、《私たちと愛の距離》(2020)、《ウクライナ民謡組曲》(2022)などがあり、西洋古典音楽にジャズ、ポップス、台湾の文化を融合させた独自のスタイルを示している。1997年よりヨーロッパに渡り研鑽を積み、ウィーン国立音楽大学にて指揮を専攻(師:ウロシュ・ラヨヴィチ)。最優秀成績で第1ディプロマ(1999)および第2ディプロマ(2004)を取得し、指揮、オペラリハーサル、作曲の三専攻を修了。その後、スウェーデン王立音楽院にて世界的指揮教育者ヨルマ・パヌラに師事し、指揮上級ディプロマ(2005)を取得。さらにリトアニア音楽院およびシベリウス音楽院にて、ユオザス・ドマルカス、レイフ・セーゲルスタムのもとで研鑽を積んだ。
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