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プログラム
R.シューマン:ピアノ三重奏曲 第2番 ヘ長調 Op.80
L.van ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第4番 変ロ長調 Op.11「街の歌」
F.シューベルト:歌曲集「湖上の美人」第6曲「エレンの歌 第3番」(“Ave Maria”)
R.シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 Op.105
W.A.モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397
W.A.モーツァルト:ロンド ニ短調 K.485
※プログラムは一部変更となることがございます。予めご了承下さい。
出演者
Vn. 志磨健
Vc. 渡辺一騎
Pf. 市原敦
みどころ
音楽を聴くとき、「深刻さ」や「勇ましさ」が私たちの精神に力を与えてくれることもあれば、「明るさ」が私たちに活力やエネルギーを与えてくれることもあります。
数あるピアノ三重奏曲の中でも、ベートーヴェンの第4番「街の歌」は、若かりし楽聖による創作初期の独特で飾らない明るさに溢れています。当時のウィーンで流行していたアリア(歌)の一節を取り入れた部分があるなど、全体を通じて外向きな性格と清々しさに満たされた作品となっています。
一方、シューマンの第2番は、少し異なる明るさを醸し出します。当時、徐々に自身を蝕みつつあった心の病の苦しみから抜け出そうとするかのように、甘やかさの中にも、躊躇しつつまるで一歩一歩踏みしめながら進んでいくかのような、奥行きのある明るさを感じさせてくれます。シューマンの妻であったクララはこの作品について、「私の魂の深いところをあたたかく包み、最初から最後まで私を喜ばせる作品」であり、「大好きで何度も演奏したい」と述べています。
陽気で朗らかな明るさも、苦難に立ち向かう自らへの鼓舞としての芯ある明るさも、私たちは自分自身の経験に投影しながら、まるでベートーヴェンやシューマンからのエールであるかのように受け取ることができるような気がします。
これらの作品をご存知の方も、まだご存知でない方も、ぜひお楽しみ頂けたら幸いです。
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その他のお問い合わせ先:pfart.ichi@gmail.com